詩空間

down#連歌デモ

※投稿規定はhttp://reliance.blog.eonet.jp/default/2012/07/post-9dcf.htmlをご覧下さい。

*スタンディングバージョン(一人で五七五七七)

1君の“声”聴きしとき君は海を越え北の大地で時に鬱む

2闇深く“声”を灯して君はいた破壊された言葉の荒野に

3 40年歌い続ける勇造が背負いし旗はそう「NO NUKES!」

4歌う歌の歌う“声”の届かぬ相手に我らまた歌う。幾度も

5時に鬱み 身いたづきて 幼な子の 遠き声あり 信夫文字摺り(注:福島文字摺観音近くの友人は、妻子を避難させて一人奔走していましたが、身体を壊して入院したそうです)

6言の葉の葉をいつくしむ人たちとともに歩まん命あるなら

7葉は“青”“蒼き”心ふたたびふるい「NO!」を突き付ける“蒼さ”

8くひしばる唇さびし音もなくよごれた故郷を遠く凝視めて 

9故郷汚れるところあり汚ぬところあり君の〈空〉汚さんためにも

10背伸びしてふき出す憤怒に空たゝく雲のつり鐘いずこへ響く

11金曜日勤めの疲れを脱ぎもせずプラカードもつ声はいずこへ 

12生きる為集い声を衝く者を無法と呼ぶは哀れなりしが

13声の中に白骨がいる声となり今夜あなたも怒れる白骨  

14紫陽花のはなびらのごときひとびとを踏み散らす者許されざるを

15ダンスがしたいほんとうに“舞う”ように手をつないだ人も“舞える”ような

16響く歌心問うまい心なき人に心ない君に“ハラワタ”ありや?

17官邸を取り巻く人らの一途なる思いをこそ 雨よ降らずもあらなん

18福一の磯もとどろに寄する波原子炉砕けて裂けて散るかも

19許してはならぬ敵の正体は守る相手を見誤る構造(くに)

20文庫本読み耽りたる君の背に吾が外れたるレットイットビー

21叛乱のきざしの夏の群集の砦のうえの我等が世界

22夜空より見れば命の天の河歴史の闇を切り裂くごとく

23言の葉を単なる音と吐き捨てる言霊知らぬ愚かな宰相

24シュプレヒコールにかき消されしも繰り返す「再稼働反対」幼子の声

25幼子を抱きし母のプラカード「いのちを守れ」「未来を守れ」

26見えぬもの相手にすること息苦し「放射能」声に文字にあらはす

27動く心“動かされる“心が今“見えぬ敵“前に手を結ばせん

28とこしえにけがれなきこそ祈りけれ赤子だきつつ涙する母

29愛けやし子らのまなこに映る空海山汚す者ぞ絶ゆべし

30恐れずも愛とはならじ故郷の変わらぬ山の遠き知る 

31涙して滲む故郷呼び声に変わらぬ景色いのち拒みて

32変わり果て変わらぬ想い故郷の住みし跡の風に花揺れ

33行く末の帰れぬ想い故郷のとわに忘れぬつれづれ夢に

34酒涙雨なき七夕に酌みつつおもう前夜の人を(注:「酒涙雨」とは「さいるいう」と読む七夕の日の雨)

35墨空の晴れる事なき人ごころせめて相馬の追い風とならん

36〈歌〉に“資格”なし“力”あり“力”雨を〈川〉に〈声〉が〈天(あま)〉を揺るがせ

37霞む〈天(あま)〉いっそ〈川〉になり“流れ”呼び「溺れるな!」の民の声運び流れよ

38〈不〉に向き合える者いまだ少なし〈歌〉におおのくや〈不〉なる者は

39風と水もっと風もっと水を〈歌〉にして我ら『反対!』叫ぶ

40足が踏む踏むたびに〈苦〉を撒く足に〈逢瀬の夜〉はまた汚されり

41引き裂きて行かばやと思う人々の集いの叫び(私は仕事)

42名なきひと歌詠むときに世の中の新しき歌大いに興る

43しょうもないテレビを消して脱原発あんじょう歌でもつくりまひょか

44北国の嵐来たって身を運べ未練ばかりの京の闇夜へ

45“はじまり”をくれし君の声我ら待てり天を正さん

46拙き言葉よりつむぎ北の君に届け!届け!今『〈歌〉で世を変えん』に拡がりし

47いつもくやしいずっとくやしいそして悲しい・・・『ずぶ濡れの 肩震わせる君がいて 悔し泪のシュプレヒコール』

48“悔しさ”に濡れた君に『……でも、さ』の傘と『オレたち、まだ諦めてないみたい』

49背負い子に守り守られ声高に君の明日が天に届かず

50黄金(くがね)もて購ふ事の能はざれば 魂(たま)をもて無辜なる子らの明日をこそ想へ

51濡れる靴染み入る湿り垂れる髪傘の重みに負けぬ声鳴る ‬

52「旗折り畳む」そのときのために旗畳み“旗無用”で紫陽花かざし

53生きる為集い声を聴く君は「音」と呼ぶは愚かなりしが 

54関電を囲む人の声『反対!』は〈空(くう)〉に非ず空(そら)にも非ず

55ともに“歌う”“手をつなぐ”勇気を持つ君の「歌いたい歌」を聴こうじゃないか

56“心なき人”に向き合うときぼくも心をなくし「そこに電車がある」なら乗ってデモに行ってみたい

57“見えない何か”に向き合う君が横にいるなら〈歌〉は続き響く

58紫陽花の花に込めし祈りをそっと歌に乗せてみる

59つらなりも鋏もひとつの線ゆえに身にふるもののひとしき致死量

60心に咲く無垢な白い紫陽花よいつの日にか優しき色に染められる日がくるように

61核のゴミ生み続けたる原発に固執する愚をカネがあざける

62大飯へ福島へ思いは千里を駆けるともわが身は日常に忙殺さるるせめて「反対」の声あげばや

63降り積もる桜島の灰でさえ苦しきものを死の灰おもえ

64No Nukesと横文字にして間口広げ真の痛み届けと放つ

65国策で引き上げられし「3割」が「ゼロ」でも困らぬこれが現実

66言霊の力を信じる『連歌デモ』「善意」のくびき(絆)を笑い飛ばさむ

67「灰色の花」は目には見えないと何度も何度も言い聞かせてる

68紫陽花の思いは庭からあふれ出て銀河のように連なり流る

69ネット越し小さな窓越し見守ってるそれしかできないけど見守ってる

70日常はそれでも続くふと思い立って口ずさめばほら !♯連歌デモ(笑)

71いつまでと知らざる長き抗いはおもえば口に歌があるなり 

72西の街でふと聞く北の言葉遣いにあなたももしや?とつい思い馳せ

73凪いでいるその湖は白鳥湖母の涙か誰の涙か   

74平和主義主権在民基本的人権尊重泣いてる憲法が

75守られた国民こそが殺めるかあはれ憲法は声もなく泣き

76ああ文月官邸前で同士討ち君も日本語われもニホンゴ

77民の“気”と“力”そぐこと仕事虚しき営み〈虚〉知るまで続くや

78ふつつかなゆめのつづきにふるさとのきせつのあめになみだとまらず

79放射能違い分からず同じ夢たがう想いの内部被曝におもいしに

80ひとつせかいのたがうゆめすえひろがりのおそれひらかれ

81いのちきていのちのわかれいのりしてあすはなきやとただおもいして

82『聴かぬ』『聴こえぬ』糞野郎が時奪い“何か”浴び『否』言う我ら軽んじ

83『知らぬ』『そういうつもりでは……』は大和のオトコの常套句〈嘘〉よく学べ

84言霊の力を信じる人たちとともに詠みたる「原発要らない」

85毒物と言わば分かり良きものを放射能とはいかなる能力

86反る野ら藪に便悪し羽霧る声は伝い鳴きつつ花誘う

87「関電わけ言うてもわけ言うても電力の山」

88数万の『反対!』が〈歌〉になり〈歌〉で愚行とどめんと今日も歌えり

89行きたくとも遠く故郷を思って見守るしかない 

90標語でもなんでもいいから 出してみよう #連歌デモ ってタグ忘れずに♫

91君が北に渡りしとき〈歌〉生まれ〈歌〉今やまず愚挙たださん

92みづからを神と思ふらし殺人鬼の心持ちたる受験勝者は

93福島の暑い夏思い出す官邸前の熱い夏

94眠る君に北の夏やわらぐ夏が心やわらげんと我ら歌う

95「あ。これ、いい歌だな。……待てよ。これ、ひょっとしてぼくが詠んだの?ま。細けえことはいいんだよ」

96神の火に焼かれ滅びゆく大八洲民は逝くとも赤心は残る

97ネット越し小さな窓越し見守ってるモニターを消しさあ街へ出よう

98NHKしか映らぬTV 被災地に援助物資か洗脳兵器か

99白いバルンに取り囲まれし議事堂の厳しく聳ゆ暗い夜空に

100デモ隊の声に窓閉めるお役人! 民の声聞くのがお役目ですだよ

101澄みわたるかの蒼穹のもと深呼吸させじものにいきおどろしと 

102日常の中でふと口ずさむ時思いもひとつ深まっていく

103被災地に生涯初の一人旅心細さも初めてのもの

104みつばちが雀が消えた空のした野に焼きつくは人のまぼろし

105黙示録第九章を読めば分かるこの国はみずからを刺した狂い蠍

106ごめんなさいとなぜあなたたちはいえないの汚れた蝗の口で黙して

107アフガンにイラクにリビア日本国アメリカ様の掌の上

108夜更けて立ち現るる巨神兵〝火の七日間〟は果つることなく 

109世界中の核廃棄物を抱き抱え地殻に沈むや日本列島

110幾枚も雲崩れゆく夜に声雨が静かに顔を彫り上げ

111簡単に逢えぬ距離ゆえSkypeの画面が繋ぐ家族団欒

112紫陽花の花に託したこの想い梅雨明けまでに革命成就

113船橋の駅前二度と歩かせぬ市民の怒り千葉四区

114自民に民主みんなの党そして遂には橋下維新昔おこった順繰りゲーム

115四千人 一万五千 四万人 ついに十万二十万官邸包囲で革命成就

116堅川の無宿者排除江東区スカイツリーに住居奪われ

117官邸前13日の金曜日災い転じて福となす庶民のチカラ思い知れ

118黙示録ヨハネの預言裁きの日こんな日本に誰がした

119原発消費増税 TPP 庶民の暮らし壊滅寸前

120『責、任う』嘆き。『責、任う』ため息がやがて〈歌〉を生み君の〈責〉を問う

121やりきれぬ思いの丈をぶちまけて直後に気づく「ただの遠吠え」

122目覚むるに事故は夢よとなりしかばいかに生きたる心地こそせめ

123世の中に絶えて原発なかりせば夏の夜はのどけからまし 

124玉の緒の絶え絶えに見ゆ4号機永らえばひと弱りもぞする

125春過ぎて夏も過ぎて秋も過ぎ再度の春も収束はせず

126言の葉の重きを知りて口つぐむ然りとて我にも志有り

127口開き〈虚〉まくことが“政(まつりごと)”歌い舞う我らの歌に〈実(じつ)〉あり」

128言いたくも黙して良しと思わねど想いを果たせぬ振る舞い虚し

129テレビよりあふれつつもふと消ゆる笑いあぶくも原子のにおひ 

130君の笑顔を失わないようにぎゅと手を繋いで向日葵の中にヒマリ(希望)を見るんだ

131カタカナで表記することに怒る人その原因に怒るべきかも

132煩悶し煩悶し煩悶している会って話せばきっとわかるのに

133一人きり煩悶している窓の中紫陽花の群れに飛び込みたくなる

134こころからふるさとおもい祈りしてたましいかえるながきとしつき

135除染してなお溜息の世界には息吹き掛けて余る夢には

136はなれしにこどものたよりなみだしてこのよのゆめに抱きしめたくて

137あいひとつたましいわかれゆめすがらともにやさしき祈りかわして

138夏雲の力みなぎり湧く空の北なる福島忘れめやも

139誰も住まぬ岩をあらそふ男らは武士(もののふ)ならぬ暗き物の怪(もののけ)

140燕雀の胸中なれど小志ありゆらぐ炎夏に負けじと啼かん

141自らをノアになさんと思いつつソドムに住むとは君は知らずか

142ピイけふもピイばうごピイふくをピイつけてピイいそぐピイあついピイ

143ガアますくガアきついガアいきがガアつまるガアあたまガアいたいガア

144紫陽花の乱れ咲く花ずれ耳にして音のすなると官邸のなか

145大き音かく聞くひとに開きゆく紫陽花の花の願いぞ届けよ疾くに

146使はねば江戸の時代に戻ると云ふ戻してみせよ汚染なき日に

147今更に戻りたくとも/叶わずを命賭しても抗う我たれ

148臨界の川の岸辺を飛ぶ蛍蒼き光を黄泉の緒と知れ

149見えぬ毒人が斃れて現れる見えぬがうちに封を印せよ  

150このたびは誰ととりあえずタワケごと事故の問責(せき)神のまにまに <官家> 
151汗だくでかき揚げ揚げし夏の夕難逃れし君の夕餉は

152滅ぼすも救うも同じ人なれば智慧と命とその手繋いで

153光る馬浜より跳ねて天駆けるその道行きを人に許さず

154“道行き”は死出の旅路に非ざりし『ダンス、しない?』で愚を諌めんと

155愚を諫む熱き首筋のびやかに屈せるこころを抱きしめて

156おいらもう倒れちゃうぞと4号機日本の明日は夢のまた夢   

157やみくもにカネのかけたるしがらみは津波も敢へぬつくりなりけり(注:発電の列樹) 

158心(しん)は〈色(しき:仏教でいう物質)〉と異なれり『届け!』叫べし〈歌〉うたう『歌う』が心(しん)

159歌こそは心(しん)心(しん)こそは歌なれ色(しき)奪はれし果ての真実

160除染とは移染のことと知りつつもなほ恨めしき放射能かな 

161ちはやぶる神にあらねば守れざる夢まだ覚めぬ4号の夢

162夢は夢悪夢なれども覚めやらで揺らさば覚めよ人の地なれば

163子に勝る宝ぞあるやなかりしも天上人の言になやむる
(元歌:しらたまもくがね(黄金)も珠もなにせむにまされるたから子にしかめやも)

164いましら(汝ら)はすでに罷らむ残さるる我等はいかに生きよといふや

1654号の死出の水貯めあやしくも蛍火のごと蒼く燃ゆらむ

166初めてのことにてはなし金のため海山捨つるも民を捨つるも

167捨てぬれば捨つらるべしと知りてなほ止まぬ夢見の果てにあるもの

168原発が嫌なら電気は回さぬと下劣に脅す「計画停電」

169空言を連ねて民を謀れり金も電気も余りてあるに

170昨年の3月11日の後徐々に薄れる冷笑主義

171かの日より空虚はふいに重くなり言葉一つ逃れられない

172大飯原発を再稼動せんと出かけるもデモで封鎖だ船で漕ぎつけな(経済産業副大臣 牧野聖修朝臣)

173隠しても色に出にけり欠陥は廃炉いつかとみなの問うまで

174かつて言う昔陸軍今東電無茶がとおり道理引つ込む

175やるも憂し止めるも難し再稼働世を思いつつ保身をも思えば 

176鬼火てふチェレンコフにも美は宿り官邸前に我を責めつつ

177原発は絶えなば絶えねながらえば民の我慢もぶち切れぞする 

178哀れかな安全などと喧伝す気の毒越してご愁傷様

179金のない国が金出すその裏に隠れ利権のなきを祈らむ 

180臨界と言う語の燦よかく我が酒飲む夜も激しかるらん

181わが心なぐさめかねつ情けなや再稼働の決定を受け

182原発は司法の良心捨てどころ安全神話後押しをする 

183かくとだに迷惑なこと再稼働さしもしらじな怖い思いを 

184もろともに燃やして混ぜて瓦礫処理金より他に要るものは無し(細野朝臣)

185原型もとどめておらぬ科学の粋ひとの叡智の愚かなりしが

186傾いて倒れることがありえども主おそれて近寄りがたし 

187世の終わり平和と嘯く愚民かな主は下りて蓄財し

188原発が止まつてても動く新幹線これ何kW?と不思議に思へる

189誰かなにかが劇的に変えてくれない今走り出せ

190被災者とデモ参加者に非国民含めよそれが「普通」なり

191聞けひとよ崩れゆくのだにんげんが遺伝子記す螺旋ばらばら

192[のう胞]や[しこり]のどこが良好かひとの躯にあるまじきもの

193配らるる線量計首に下げ遊ぶ子等の声透き通り

194二昼夜のドラム大飯の男梅雨(をとこづゆ)女結びにつなぐスクラム(注:あまり降らずに、降るときはどっと降るのが「男梅雨」)  

195父と子と聖霊とを投げ捨てて山下の撒く毒は地に満つ

196密やかに深夜の宴連歌デモ歌で繋がる人と人の輪

197操縦が難し過ぎるオスプレイ死ぬ覚悟して乗り込む哀しみ

198あれもダメこれもダメでは痩せ死うむ何も知らないことにして食う

199金がなきゃ安全な物買えないの餓死するよりマシだから目を瞑って買い物するよ

200官邸に突っ込みたい気持ちはよくわかる蜂の巣にされるだけだけど

201ひっそりと咲いて散り永き帰りをまつさくらいわきのさくらの花に双葉の面影を追う

202赤出汁を薦めし君の難逃がれし君の朝餉の夏の今朝は

203國民(くにたみ)を ヒトとおもわず 捨てたるは 瓦礫散らして 目を逸らし 安全とのみ 繰り言を 重ね重ねて わたつみの 怒り忘れて なしたるや わすれたるとて 災いの 無きがごとくに 言いけるを ああ國民よ わするるな 國民がこそ あるじたるなり

204予想さる癌発生率3%増加 原発で人は死なぬと誰か言いしか

205一町村に白血病多発 原発で人は死なぬと誰か言いしか

206“写す君”あり歌う我ら〈情〉信じ立てぬ者も毎夜歌えり

207小学生算数の先生に質問す 年20ミリは時間でいくつ

208口ごもり固く結ばれし師の口から幼子は〈嘘〉を学べり

209孫のため春の野に出でて若菜つむ内部被曝は考えもせず

210さいたまの祭壇のまえ説くふくしまの背負う十字架風評被害 

211ストーブをあつめあやまる松下と無主物だよとのたまう正気

212ガスマスクしてもあと何年生きられる? 帝都に撒かれし猛毒の粉

213ジャスミンは「市民革命」紫陽花は「抗議活動」日本のメディア

214なにが見えた?永劫の時が。核汚染と強奪された故郷の山河。

215原発壊れて山河汚染ガイガー鳴りて濃度高し 被曝を感じては花にも涙をこぼし避難で疲れては政治不信も極まる劫火収束もせず再稼働万死に抵る 電力不足の嘘も暴かれ民の怒りは官邸を包囲す

216憩うべしベクレル許容団欒のただちの影の響きなきして

217ひさかたの光のどけき春の日にしず心なくセシウムが降る 

218青空の美はもう逝きたり東北忌波の彼方に星のまたたく

219いわずとも わかりあえると くるしさの きょうのかせぎに せかいはせまく ひとおもい いのちのおもい 夢かくれ あいはなにかと といとわれずと放射能 科学は心 無し崩し 労力辛苦 証しに成らずいまもなお そこにありしか 夢みごろ ここにありしか 夢おいはなれ

220六弦を奏でる君よ福島の痛み悲しみを優しく奏でておくれ永久にいつまでも

221テレビでやったよおめでとうと言ってくれた常連缶バッチ受け取る笑顔

222官邸包囲しようとも首相は声を音と騒音扱い民の声は潰されて他国に金をむしられる誇り高き国にいつ戻るのか

223目の端にTEPCO社員の豪華飯俺は刑務所めいたこの飯

224邪神(あしきかみ)鎮める夜の床に〈不信〉ささやく声のみ満ちて(意:[京女になった積もりで]野田総理。あんた、祇園祭の意義も、貴船神社の奥の宮がどういう場所かも知らんやろ)

225『水は?』『水は?』そう、あの日から〈水〉求め我らさまよい抗い、〈歌〉に

226〈そうめん〉の『素』と『産めん』に抱きし不安が川床の我が心占め(意:放射能逃れて京都に越したのに、大飯原発再稼働でまた不安になっちゃったじゃないの[祇園祭&貴船神社ネタ])

227もうひとつ木立の下の桟敷で食べた[にしん蕎麦]或いは夢の命の続きに 

228水の湧き水の流れて川となり霞たつ永田大河流れ

229流れ込む太平洋の汚染地図染めて拡がるこの赤あかは

230大河を『音』と“見えぬ何か” を『ただの霞』といいつのる者らに響かせ

231震災後雨の降り方までおかしいような気になる神経過敏

232消息を抱きしめ生きる日々の背をしずかな手たちがいつも包んで

233大雨で放射性物質も何もかも流れてほしいと思い詰め

234わかってる移染でしかないことぐらいそれでも洗い流したくなる

235手強さは人類想像不可能と思う敵(かたき)に向かって叫ぶ

236『買っちゃダメ!』と言われし〈林檎飴〉はじめて口にする祭の夜が(意:親から『林檎飴、買っちゃダメ!』と言われ、大人になって漸く「こんな味なんだ……」と知った人、結構いるんだぜ。でも、そのとき「放射能は……?」と不安になってしまう)

237地をかえせ水をかえせよ東電さまにんげんをかえせ福島をかえせ(注:峠三吉氏の詩を思い出しながら) 

238文月のけふは亡き愛しきひとの月命日ゆきさきすらわからぬ人へ海に向かひて名を叫ぶ子ら

239迅雷にまぎれ大天使の羽音いえ四号機くづほるる音

240安心と不安が心渦巻いてひとり被害とデマ取り巻いてシーベルト同じ数値と安心の心納めて内部被曝にベクレルの旅路は遥か命より累々及ぶ舞する悪夢とてもなくひとくるしみのゆめあくむおなじおもいとたちどまりしか

241死者はなお眼(まなこ)をかっと見開きて海の底からわれらを見つむ(注:月命日)

242死者だけが海の底にて聴きつづく迫れる危機のみしみしいう音

243死者だけが海の底から仰ぎ見る妖しき鬼火のマリンスノー

244原発よ作業する人被曝させ核のゴミ生み何故に続ける

245紫陽花の季節はやがて過ぎゆけど花の思いは褪せることなし!

246夜明け前まんじりともせず思い馳す北の同胞(とも)らはいかに過ごせる

247経済と安全とのせめぎあい続く「迅速に」は危険な言葉

248俳人の『我に隙あり隙が〈歌〉羽ばたかせり』の意が届かぬか

249みすてた君ふるさとの山に向かいてどしたらええんじゃいと吠え

250身果てる祖国に向き合いし『なぜ?』を『こうしたらいいんじゃない』の歌に

251一人の手に余りし物を中身だに知らざりしまま動かさんとは

252身ひとつで逃れ櫃に余れし飯[いい]前に惑う君にかけし声今皆の歌(意:避難先で「御飯はお釜に残ってるけど、卵ないし、どうしよう?」のツイートに「醤油あれば、焼き飯に出来るじゃん」が、もう『再稼働、反対!』になったよ)

253南風に乗って舞い来る焼却灰桜橋の上0.2マイクロ

254再検査ほったらかしてる甲状腺 TSHが5.4もあり

255町じゅうの壁をおおいつくす落書き占領宣言と人は知るべし

256無人化の果てに跳梁するオスプレイ日本の島はカホラウェとなりぬ

257ツイッターに心臓痛いと沸く叫びベクレル食品流通せし愚

258「ダイイチ」と名乗るは「フクシマ」刻みしか気づかなんだかもう忘れたか

259東海のジャパノブイリといふ島のパンダが死んだ馬が生まれた

260ひと夜明けPC過ぎぬる帚星煌めくあまたの思いに驚く

261国破れ山河汚れどわれらなお造らんやうた幸う新国   

262いまもなおこころのふかくうつくしき山河のゆめよみがえたくて国おもう いのちささやき山河ありいのるいのちとゆめともにして

263海山に宿れる神々忘れたる国はなどか滅ばざらん 

264敗戦を終戦と言い変えて今属国の矜持は廃れぬ鉄炉は壊れぬ

265人らしく学ぶことさえ放棄してただ闇雲に再稼働とは

266ひそりと咲き散る桜に必ず帰ると約束を託して永久に君の色を焼き付けよう君が待ち続けるかぎり約束しよう

267スコップで山削りきる貝殻で海掬いきる祈る人たち 

268やばいことをやばいと騒ぐ奴のゐて俺の利権に邪魔だそこどけ

269おさなごを連れ来し母の叫びきけ集いし声を音と呼ぶ君

270いつの世も 桃花のかおり 肌誘う 息寄せまがう 時を造らむ知る知らず 甘い夢にて とわ知らせ 感応忘れて 夢語れずにきらめきに 蒼い海にて 願い来て ときめき夢の 大空晴れてあわいから みつなるゆめの とわきたる むつむあいにて せかいかわりて

271大飯原発再稼動財界の利益が第一と国民を恐怖に陥れそれでも恥じぬ野田首相

272マスクにガラスバッジ長袖の服対放射能の通学姿(せつない)

273天地(あめつち)を動かすという言の葉を繁らせ止めよ原発の火を

274福島の痛恨のなみだ紫陽花を繁らせ止めよ原発の火を

275紫陽花は向日葵となり咲き誇る声届くまで官邸前に(274へ返歌)

276向日葵が秋桜となり咲き誇る声届くまで霞ヶ関に(275へ返歌)

277夏草の茂れるままに花畑去年(こぞ)の種なる向日葵伸びて(275へ返歌)

278鉄柵の決壊するや胸中の柵を倒した顔顔顔顔

279植え替えし茎の芯と葉の脈を毘盧遮那仏はまた咲かせんと(275へ返歌)

280チェルノブィリの悲劇さえ無視して滅亡の歯車を回そうと狙っている

281十重二十重(とえはたえ) くがね(黄金)を搾る知恵(ちえ)長(た)けて國民(くにたみ)痩(や)せて夷人(えびすびと)の富む

282川の畔歌へる我を呼ぶ人の励ましの声に胸つまりつつ

283川端で歌へる我に拍手喝采する波しぶきは何Bqか

284川端で独り歌へる我を見て「ひとりデモ」とぞ呼べる人あり

285 阿武隈の川の畔(ほと)にてひとり歌ふ湛ふる水は何Bqか

【引用・番外】生きている子供たちが生きて走りまわる土をあなたに残しておいてやれるだろうか父さんは(笠木透・作詞『私の子供たちへ』より)

286赤きカリーナの実よお前は美しき癒しの実まるで福島に咲く花の如くに

287今週もまた金曜日がやってくる大切なものを守り忘れず

288金曜日どこからともなく現れて官邸前に咲き乱れる花

289そうなんだ本当の敵は君らじゃない目にも見えない臭いもない敵

290その蘂(しべ)を激しく曝(さ)れて咲くらむは三途の川の白き死に貌(注:ライブカメラに夏の花らしきものが映っている)

291何もなくただただ広き夏の野を白く汚れた川のひとすぢ

292祷るともなき沈黙の乗客に人身事故と今日も電光

293紫陽花の溢れる花は天の川望み叶えと集い求める

294鉄柵におのれ閉ぢ込め立てこもる激しき雨よその中に降れ

295原子炉を内蔵の馬軍港を内蔵の馬並び駆け行く

296丼にそえられし三種の香の物で諍いし者らも『停めよ!』」(意:「親子丼には3種類の漬け物が要りますよね」「その意見には賛成だが、その組合せは?どうやら、君には食文化が判っていないようだ」で醜い宗教戦争してる人も再稼働反対は同じ)

297『星よ、やさしい光を』と夜歌う我ら〈金(きん)〉を〈カネ〉と訓めず〈紫陽花〉と(意:みんな、利権なんてないの。貧乏だったり家庭内の問題抱えてたり病気持ちだったり仕事が忙しかったり。でも、『金曜日に紫陽花を枯らしたら、死ぬほど後悔するかも』で参加してるの)

298スーパーの陳列台を前にして昔はモノを思わざりけり

299○○産並ぶ野菜を前にして嘆息しつつしばしたたずむ

300吾子のため惜しからざりし命さえ政府無策で死んでたまるか

301セシウムにストロンチウムベクレルが話題になる日来ると思わず

302責任をとれる大人になり給えたらい回しし出世する君

303あじさいの色は虹に変われども雨に光に挿してまた咲く

304避難して『包む』『返す』にようやく慣れし広島流も“憂い”の味が(意:避難先で〈広島流お好み焼き〉を教わった。でも、焼いてるとき、『包む』『返す』の意味知らない為政者のこと思うと、鬱になる)

305光る風緑の襲(かさね)金の海人は自然(じねん)に許されざるか

306いちめんのふるさと映す水鏡魂たちの静寂の国

307金曜日を休みにして貯金降ろして新幹線に飛び乗っちゃう“すっとこどっこい”

308科学者被爆者の墓標あまた指し示す基準値守るが供養

309あんたはトンデモというレッテルを貼っていく趣味のあるトンデモ

310東電破綻処理せぬがためその悪辣極まりを増すばかりか

311生命を危うくする核えねるぎい電気などない時代もあった

312鉄の柵にふちどられし民の群れ空より見おろすガクアジサイデモ

313いつまでも羊の民と侮るな一揆打ち壊し先祖に持つ民

314十万人異なる思想を持ち寄りて和して唱える原発いらぬ

315伝統を方針立場で否定する原発さえも独裁者の手

316おさなごの翼ひめたる細い肩背負わせまいぞ汚れた遺産

317天に地にまこと言葉が咲きわうが富士をいただく日の本のくに 

318官邸のあるじは聞かぬひとびとの声のなか立つ若き警官

319いにしえの呪文のごとく相和して官邸どよもす抵抗の声

320声声が礫となりて投げらるる官邸前の思いは一つ

321時の向こうプロメテウスが滂沱するひとよ我を裏切りたもうな

322エゴイズムは闇にはあらず一点の闇さえ許さぬ狂いし光 

323傍らの見知らぬ人を思いやる真の絆官邸前に

324涼やかに議員会館の窓辺にて民を見下ろす気持ちは如何

325歌詠みの 心は夢の 明けしけし 続く夢へと 泣き狂うやもいのちきて いのちのわかれてんいのち わからぬいのち いのちうばわれ祈りして おもいはあいの よろこびの へいわはいつか 戦うゆめのただよいて なすすべきかと かかりくる ふりはらならん いのちとうとき

326夕暮れの官邸前にこだまする「再稼働反対」幾万の声

327住民の安全よりも低コスト原発稼働で火力を停止(注:鬼畜関電へ)

328夕闇にシュプレヒコール響けども壁の中から応えは有らず

329俺たちの真の国歌は「ふるさと」だデモから湧く歌声を聞きつ

330さすが歌を詠む余裕さへなかつたが怪我ひとつ無く帰るしあはせ

331二時間の抗議の後の並木道尽くせぬ思い尽くせぬ言葉

332戦前の轍をたどるNHK民の歩むは新しき道

333はにかみて会釈を交わす地下鉄内プラカード持つ見知らぬ人と

334ふるさとを無くせし友がプラカード官邸前で真(まこと) を語れ!

335濁流も祈りをウタに手に花を光さす波未来へ未来へ 

336鉄柵のよそよそしさに声嗄らすもう戻らない隷属の日々

337柵だらけだけど思ったよりチャチだ幾十万寄せくる波のこの渚鉄の柵もて止まるものかは

338仕事中なれど心はひとつにて低くつぶやく「さいかっどう、はっんたい」

339鉄柵で囲いし怒れる民の「声」うるさき「音」 と違えるなかれ!

340茨城産エリンギ手に取りしばらくはためらいて後包丁入れぬ

341民の声を「音」と流せしロバの耳されど叫ばん原発いらない!

342暑き世の暗き闇より萌えいずる紫陽花の芽吹く北に南に  

343謳い踊り拍子うちうちことば紡ぐ誰が名づけた#紫陽花革命    

344内密に船からつけし驕りの火うつくしまの悲しみ無視して

345弔いの襤褸(らんる)の旗に結びませ彼方の言葉よ此方の言葉よ

346奪われし渚の淵に佇めば怒れる先祖やがて帰還す

347福島と福井沖縄ニッポンの縮図ニッポンすべて福島

348福島の人いがみあふそのごとくニッポンの人みないがみあふ

349シロアリに寄生してゐるおまへらよ拭いてもゐないケツをまくるな

350たはむれに野田を担ぎてそのあまり軽きに泣きて国政進まず 

351電気があればああ暮らせるならば辛くはないわこの東京汚染地帯 

352核という字を百あまり砂に書き死ぬことをやめて帰り来れり

353猶起き出でぬ児の癖は被曝の疑い母よ咎むな

354官邸前(かんてまえ)のにぎはひにまぎれ入りまぎれ出で来しさびしき心目さまして

355デモに行けなかつた人も無事帰り来たれる人もソレ連歌デモ

356紫陽花の季節はいずれ過ぎゆくも人民の「音」とどろきやまず (注:原子力村公認・野田佳彦総理大臣)

357散らさうと思へばもつと厄介になるを知らぬか瓦礫もデモも

358再稼働反対とだけ繰り返す祈りのやうな呪いのやうな

359ヨウ素吸いセシウム喰らいこの島で死にゆく我ら愚かな我ら(読人不知)

360「ニコニコと笑っていればだいじょうぶ」 疫学の為君死にたまふことなかれ (与謝野晶子リスペクト風)

361奇蹟の星を嘲笑うように今日もまた降る汚れた雨よお前もまた何も知らずに汚された犠牲者

362梅雨曇り雨にぬかるむ泥沼でどぜう探せどぬるりと逃げて

363核というつくりものの太陽がこの世を闇で閉ざさんとしも

364仕切られた柵が伸びるはそこかしこ囲いしものは声かどぜうか

365原発再稼働の金の音 諸行卑情の響きあり 支持政党の下落率 盛者必衰の理を表す 賛成する者久しからず 只春の世の夢の如く 推進する者遂には滅びぬ 単に風の前の塵に同じ

366みちのくの信夫文字摺り観音に多宝塔あり若き朋有り

367夜半(よわ)過ぎてあやかしと化すフクイチの内なる人等の叫びもきこえず

368万年のちヤマトの形(かた)は如何なるぞ国旗あらそひ給ふまじ

369 チェルノブイリの数年後ソ連が崩壊した事をわが国の為政者たちはまったく教訓とせざるなり

370『故郷』は遠く離れた地から故郷を思いいつか帰ろうと決意する歌

371こころざしをはたしていつの日にか帰らん山はあおき故郷水は清き故郷(;_;)

372『ふるさと』の唄に決意を新たにすいつかこの国を取り戻す!

373せっせと悪魔の箱でせっせと勤しむものにただただ敬意を

374一夜明け四十首が花ひらくPC画面も紫陽花革命(by管理人)

375虫けらが官邸前に蝟集して花金なのに飲みにも行けず (by 裸の宰相) 

376鉄柵のよそよそしさに声嗄らす怒り届けよふるさとかえせ

377島じまの道をたどりて言の葉を朝臣(あそみ)の胸へ君の胸にも

378偏微分方程式解く者募る怪しき男学舎を廻る

379押さば引け引かば押せとの毛思想官邸だめなら霞ヶ関へ

380敵はここぞ人で埋め尽くせ霞む関経産財務文科省前

381福島を返してくれと君は言ふいま反魂のドラム響いて

382打ち上げる花火の色に紫陽花の思いを託して今日もどこかで彩が飛び散るかな

383抱きとめしおさなごの背に淡い汗命のふるえが私を決めた

384抱きとめて懸命の息眼に受ける熱きのあまり涙止まらず

385ヤポネシアをジャパノブイリにした奴らいえ私もその一人です

386ダイナマイト身に巻き付けて身をさらすそれ防衛かそれが原発

387核弾頭六千発分溜め込んで余るプルトを飲めといふやつ

388おもいしに われきょうらくの ゆめまいに あとはまんねん おくりしかざるいきあがる あわいはいつも かわらずと ひとついのちの あつまりしなお放射線 爆進の夢 抗わず 祈りの愛に 消え止めならずや

389戦世の果てに大和の欲悪命ちながする仇どなゆる イクサユヌハテニ ヤマトヌユクアク イヌチチナガスル アダトナユル((注:デモとは少し違いますが…掟破りの琉歌デモです)

390かの日よりこの国覆う膜はがれ軽さと薄さは重くて厚い

391北見れば放射能西振り向けば豪雨で大被害どうすりゃいいの

392みりみりと空を撓めて静けさの張り詰むる街危険区域は

393世界一高い電気を生み出せり核と欲との錬金術か

394互いの違う鼓動が僕の心を締め付ける抱き締めた君の体の温もりの切ない何かに祈りにも似た想い(愛)を知るんだ

395天災と諦めきれぬ東北の民人ともに我もあれかし

396金属の柵に隔てる民人の彼もひとなり有らねばならぬ

397国益と経済のみを声高に言いて去りしも民人散りぬ

398金曜日飲みに行けぬと嘆く主官邸(やかた)迫るは民の静嵐

399嵯峨野に“邦(くに)”に幸あれと渡月橋歩みし君の京の風が(意:嵐山の脱原発デモ、素晴らしい。風吹いてなかったとしたら、暑かったでしょうに。でも、京の風、届いたよ)

400あれこれとなんとか段取りつけたれば嬉し月曜代々木のデモに

401悔しさにせめて色さえあればこそ一つ残らず清めてやると

402この土地が背負いし重さ底知れず歩き渡れば声ぞ失う 

403ふくいちのライブ画像を背景に今宵の討論聴かまほしけり(注:今夜のNHKエネルギー討論)

404沈黙に沈黙が重なるこの場所にあるものは悪魔と交わした契約の代償と重き十字架
405次の町二度と降らせぬ放射能死の町を見よだれが望むか

406〝ショーヒセヨショーヒセヨ〟かの声にいつより追い立てられるやこの断崖まで

407世界一高い電力は核兵器を作るといういにしえの悪魔の計画の研究費 まだ悪い夢から覚めぬのならこの国を中から潰しなさい民のために何もしない政治家、官僚たちから

408火力止め供給減で足りないといつまで続くウソの宣伝(注:関電の「でんき予報」はインチキ。大飯原発3号機を再稼動した途端火力発電所を止めたが、供給量を勝手に減らして「電気利用率90%」以上の数字を)

409安全と電力会社言い募る宣撫のためと思い知るなり 

410独占の電力会社広告は目的一つマスコミ封じ

411群衆の路上に充つる美の意味をいま反芻と発酵の刻

412世直しの物音でない市民たちしゃべる力で人間の国を   

413ひたすらに夜明けを待てど短夜のタイムラインに訃報流るる 

414パソコンの無事動くてふ倖せの電気を汚す一機また二機 

415ひとびとの声もとどかぬか四度目のメルトダウンの音すらとどかぬ

416再考する気はない野田さん出ておいでみんな表で待ってるよ

417断層を隠して速し再稼働安全なんぞ念頭になし 

418東電も政府も無策無責任関電だけが違うわけなし 

419再稼働地球滅ぼす無責任月にかわってお仕置きよ (セーラームーン)

420瓦礫にも利権のにおいかぎつけぬ首長(おさ)は喜び民はイヤがる 

421原発のあまたの利権核疑惑民の疑念はさらに深まり

422代々木発 #連歌デモのプラカード付けて明日歩かん我は

423狭き国に雷神風神地震(なゐ)の神そのうへ核の神はいらない

424『〈神の火〉よ』と崇めし者らも〈邪神(あしきかみ)〉鎮めんとともに歌えり

425いつもどおりの今日未来の深呼吸ひたすらに祈りゆれる紫陽花

426紫陽花と向日葵が咲く夜空どうか天よ沢山の人の命を守りたまえ

427言霊と仲間を信じつぶやかん原発要らないそのひとことを

428「死んだけど いつもいますよ 私とね わかりますかね」「はい わかります」
429水携えし我に〈塩飴〉くれた人と『再稼働』問う夏の道(意:ペットボトルの水を携えてデモに参加したら『熱中症対策には塩分も必要』と塩飴くれた人がいて、『再稼働反対!』叫びながら、何とか歩き切ったお)

430傾がない傾ぎて傾ぐ傾ぐとき傾げば傾ぐなかれ四号機 (注:度重なる四号機の閃光の正体は何なのだろう)

431戦時下の軍事政府さえ実施せり疎開を拒む吝嗇ゆえに 

432となりの子も奈良美智のプラカードのど飴あげたらちょっと笑った

433宝前で昔聞いたの蓮の花根は泥の中人の世もまた(注:この前代未聞の?!苦難をそれぞれの自己選択、自己意識をもって乗り越えましょう。泥沼だってしっかり根を張って清らかな花を咲かせる蓮のように。)

434いつか君が抱きし愛し子に原発廃棄の知らせを渡したい

435パソコンもいつか壊れる原発も機械てふもののさだめにてあり

436ばら赤く木々ははみどりの夏になりぬ磐梯あおぎて涙あふるる

437血塗られた未来を選んだ覚えなしたかが電気に誰か額ずく 

438身に伝う是是非非なるや是非なるや永らくを来し天地(あめつち)を源(もと)

439節電や停電計画言うならば明確にせよ経営計画

440警官はどちらの味方か知りもせずやさし笑顔のデモの人々 

441日本の滅びに立ち会う日のあるや嘘で固むる傾ぐ原発 

442町町に尽きぬ暮らしが灯の如し心根の温さ凝らし贅なし

443目覚めの一首 食後の一首 授業もサボって喫茶店で一首 風呂入って一首 クソして一首 そんでまたベッドで一首 

444岸辺には寄する波あり砂のあり跡とも残らぬ人が砕きぬ

445目指すのは国の流れの惰性をば食い止め新たな道へ送ること

446長期戦。笑って貫く長期戦。言うは手易く行うは難し。

447「がんばれ」とそれは言うまい方々に「がんばってますね」そう言おう 

448福島の悲劇からこれこの国はあらゆる災い難民を生み 

449紫陽花の季は過ぎ行きみも向日葵のような熱き想いを込めた季がくる ムグンファ(むくげ)の強き逞しき白 その色の如く何にも染まらず意思を伝えたい

450交付金雇用対策箱物と飴をしゃぶれば事故は他所事 

451瞳孔は解けぬ不思議に光ってるまやかし騙りいかに重ねど 

452原子力未来の為と言いながら目先の金にヨダレたらたら

453黄と白が鉄柵の内で歌えし夜過ぎて道にまだ咲く青が(意:黄色のシンボルカラーと白い風船が舞う7.13抗議行動から帰るとき道端に青い紫陽花が。「私たち、まだまだやれる」)。

454なけなしの寄付の行方はいずこまで?君は質せよ赤十字まで 

455神様の敗北宣言涙して今日は笑顔で赤丸を振る 

456りんご飴買わぬ約束有りし日に教えられたる原発反対 (意:子供の頃から、危ない物はダメと教えられたのに、まだ終わらない原発稼働です。)

457後輩が微笑みながら指し示す名前彫りたる平和の礎(いしじ) 

458知らぬこと恥ずかしげもなくアジる君敵の手先か問われて嗤う 

459授かりしいのちはいまや我意が枷風来の有無体躯軋めり

460一読の価値あり秀歌続出強い思いは強い歌を呼ぶ

461「歌心がない」とためらう君こそ参加して五七五に委ねていけばおのずと生まれ思いは強まる

462爆発を知らず吾子らと並びしを逃れし京で慟哭する母

463足りないは電気じゃない愛だから公益理念なき社潰れろ

464こちらにはノーベル賞がついってると元気が出てくる大江!代々木ナウ

465この言葉すべてそのまま返します足りぬ足りぬは工夫が足りぬ 

466安達太良のふるさとの空思へども「ほんとの空」は奪われしまま

467夏の日のピクニックの如き光景も思いは一つ反原発デモ

468荒れたまま森は原始に帰るらんいつか命の揺籃の場に 

469燃えあがる夏に灼かれし無人の村を草音切って防護服 

470水田にきらきら輝く硝子片誰も抜けないあの日の証拠

471歌一首詠むのみほどの微力なるわれとりあえず洗濯へ行く

472これがあのあの表参道かと思うまで反対の旗反対の声

473「足りないのは電気じゃなくて愛だろう」ロッカーの叫び心を撃つ

474手作りの旗手作りのプラカードうぶなシュプレヒコール代々木

475号外の写真に見ている人の数確かに何かが始まっている

476十七万分の一の確かさに赤旗号外握りしめたり

477旗・旗・旗 紫陽花咲かそと集い来るいのちいとおし職も七色

478千葉行きに乗ったら私の日常がまた始まるなんて歌ありきたり

479集まりし人々の声鳴神になって空を響き渡らん

480国民のかくも命の軽ろきこと何も変わらぬ戦前戦後 

481昨日今日歌を詠わぬ身なれども禁原発を忘れてはあらず

482人はいさこころも知らず原発の夢幻は砂上虚しく 

483組合員原発稼働でボーナスをエコカーで遊ぶ三連休(電事連)

484脱原発福島の悲しみ抱きつつ日本の民は初めてひとつに

485会議中机の下で指を折る心は連歌デモに参加 

486いつの日か1000万でうめ尽くせ反原発のたたかいの夏(注:全国が燃えたべらぼうにアツイ熱い暑い7月16日・・・17万+全国∞、全世界∞)  

487災いも鬼神とともに祓われよ古えの清らに鉾は輝き(注:今日は祇園祭)  

488死者ゼロと胸はる社員よならば聞く何故難民は帰られないのか

489金曜日官邸缶詰めそれならば月火水木金金金

490この音が大きいねと君が言つたから7月6日はNOノダ記念日

491エダノNOデモは直ちに影響はありませんからご心配なく

492「船橋のノダNOデモへ行つたかい」「へい、生活がアチチチでやす」

493顔もなきのっぺらぼうの名無しどもはりせんぼんの核でも喰らえ

494アメーバの仮足の延びてゆくやうに十七万の反核の意志(注:7月16日代々木公園の空撮映像すごい!)

495権力の歯止めの役務放棄せしテレビ新聞知らぬや自死を 

496喜びの予兆を満たせ帰途にこそ穏やかな眼の未来のために 

497「デモもまた無意味ではないけれど」とうそぶくひとは言葉より死せり

498声高くデモを罵る人びとは 3.11を見ようともせず

499繋いでく歌が笑顔が青空が打ち抜く悲劇共に振り切れ

500捨てられぬゴミ出し続け生きていく?答えはすべてみんなの中に

501薄めても拡散しても隠しても体に入る原子の炎

502「金、金、金!」資本主義では命より経済優先?「やられるもんか!!」

503全電源喪失津波活断層対策とらず燃ゆる原子炉

504美しをうつくしとこそ言いたけれ目で触れ手で触れ心に触れ(注:多くは望まない。「うつくしい」という自然な言葉だけは奪わないで。)

505時を経て水俣の悲劇再来か政官財の棄民の構図

506棄てらるる民の歎きの声届け怒号の大河世を破らむや

507棄民またより巧妙に再来すされど数十万人過去を知りて立つ

508汝らが人であるなら我は人にあらず我が人ならば汝らは人にあらず (注:「もしあなたが人間であるなら、私は人間ではない。もし私が人間であるなら、あなたは人間ではない。」(シベリア強制収容所での取り調べで、ある日本人はこう言って抵抗。石原吉郎「日常の強制」より)

509欧米の極右が垂涎日本の施策いつ目覚めるか普通の人らは

510核ミサイルなどてかほどに持ちたばや一億総玉砕願うがごとく

511核ミサイル持ちたる果てに何やあるらん狂(た)ぶれ荒ぶる欲望の核分裂

512炎熱の陽炎に揺れる4号機悪魔の斜塔と人の言うらん

5134号機核燃料の取り出しへゆらり吊られし日本の未来   

514電気にて世界はひとつ灯り点き愛の夢にて自然の力 怖さとは知るとも夢の知らず往く淡い渦の強さ分からず 公表も判断のなき私来て知らずや知るやいのちの深さ 疑いの真実愛の事実とはあなたと私繋ぐ絆と

515あぢさゐが散っては無窮花(むくげ)が咲き続け花は継がれるやがてひまはり 

516もう風も光も届かぬ澱みの森離れて涼しみどりの風よ  

517原発が活断層の上に建つ悪夢のような現実を見よ 

518電力を使つて電気作りつつ汚す環境汚す経済

519ウラニウム使つてプルト作りつつ汚す身体汚すたましひ

520生き物は降りそそぐ毒を声もなくただ遺伝子の傷で受けとめ

521原発はダーティーマネープロセッサ、ダーティーパワープロセッサです

522ざらざらと毎日の過ぐ東京にならば生きよと差し出すマスク  

523炎熱のピークの終はる午後三時電力危機のかけらさへなし

524デモの人に「お水いりませんか」と問いかける道路沿いの家から出て来たおばさん

525目立つとこ置くなと子の言う乳酸菌放射能可視化ツールなりしか

526身の内と外の攻撃かいくぐり正しく繋がれ螺旋の鎖 

527くちづけも恋うる想いも知るさきに吾子ら子宮を憂うやかなしき

528愛したる男の子の胸に抱かれしも被爆を憂う吾子のかなしさ(527へ返歌)

529青い火に魅せられたまま死ぬなんて真っ平御免絶えぬ炎で

530牛の眼をそっと見詰むる牧場の同じくいきものこの地を去らむ

531あらためてヒロシマ想うこれからはあらゆる「ノート」読まねばならぬ 

532錠前に閉じられ土地を置いていく五年の時よ毒を殺せよ  

533「一人も死んでいない」と嘯く者は自ら死者の呪いを招くと知れ(注:怒りがはみ出て極端な字余りに…)

534うそ隠蔽ヤラセ改竄ゼニ脅しデンキの国の平和のために

535信頼を未来永劫失いて強権発動狂犬は集う 

536をみなごはみどりの風の中に立つしなやかな闘いのはじまり(注: 祝!新会派)

537今すぐにフクイチにも刻みこめ「過ちはけっして繰り返しません」と

538糞メディアなれど時々せいじぶにしやかいぶ逆らふこともあり

539車中にて没頭したる連歌デモあつといふ間に目的地はや

540官邸の隣無料のビルを占め記者クラブメディアいつもだんまり

541送電の鉄塔の辺にたたずめば廃炉はいろとかぜの鳴るなり

542病みに病み地獄の底へとひた走る国民道連れムラの主(ぬし)たち 

543風死すやシニフィエのなきシニフィアン安全平和民主平等

544高学歴の優生学すでに破綻せり畜鬼の心のみぞ遺伝す

545移住先の民と親しむ心なくば焼き討ちにあわむ新日本村

546民の声音と聞こゆる官邸に引きこもりたる独善の君

547「原発反対デモ:首相、外出できぬ金曜夜」

548晴れわたるかの蒼穹に吸われし声藍より青き空にまぎれる

549なんでまだ立ってられるの? 崩れずに奇跡の4号燃料プール

550汚染など風評だよと君が言ったから今日も明日も被曝記念日

551反原発声ふりしぼる心には自責の念が込められている #

552泡沫の繁栄のために太古からの輝かしい遺産を汚しどこへゆく

553繁栄はひととき毒は末代の末の末まで地と血を汚す

554地に沁みた血から緑の草が生え葉擦れの歌に昔日の夢

555夏草や企業戦士(つはものども)が残せしは汚染地域といふ夢の跡

556原発が嫌いだと言うわたくしを嫌いだと言うあなたも嫌い  

557「祈祷師を政府、大飯に派遣す」の冗談笑えぬ再稼働の愚 

558持つものにも持たざるものにもその信者にさえも毒は忍びよる

559洪水よわが亡き後に来たれかし無責任なる原発の火よ 

560半減期二万四千年といふプルトニウムをだれが守(も)るらむ

561耳の無き小兎語れり「君知るや取り返しつくことつかぬこと」

562「辻詩集」と評するお方はご勝手にわれら残さん今のこころを

563燃料棒溶けて流れていまいずこしかるに大飯で再稼働の愚

564警官の示す道すじ繋がりて落暉の中の議事堂は此処

565闇空に光散らべる閃光音原発破裂の音かと間違う

566こんちきち こんこんちきち こんちきち 原発いらない コンチクショー 

567炎天にゆらぐ遺物をいつの日か遺跡と為して見遣る日やはや

568炎天下引き出さらるる黒き棒玉の緒のごとく見上ぐらんか    

569名も顔も分かぬ君らの立つそこは世にあるまじき真闇にやあらん  

570ひともとの燃料棒を引き出せば未来の闇なほまさりけり

571火の箸の帰る所は黄泉の国たかが電気に命削らる(570へ返歌)

572土地追われ先祖に詫びる人がいた慟哭止まずただ手をあわせ 

573打楽器のやうにボイスを鳴らすひと強く激しく火炎瓶テツ  

574水こそが必須の資源そのほかはどうとでもなる水を汚すな

575よき水に恵まれ世界有数の資源国なる日本てふ国

576「原子力明るい未来のエネルギー」標語作りし少年の後悔 

577ガラガラと世界崩れる音がする息一つさえためらう日々に

578屁理屈で仕切る愚かな御仁とは雲泥の差のわが「編集長」よ

579「プロパー」とかそんな分類意味ないやん?詠めよ詠め詠めこころのままに

580大臣の妻子離陸す風下に無辜の民は毒を吸いおり

581わけしりでのたもう御仁に申したい理屈こねんとアンタも詠んだら?

582「連歌」でも「連詩」でもえーやん「分類」は原発にNO!それでええやん

583自死したり原発さえと書き置きし収束もせず新盆迎え 

584かの日よりこの国覆う膜はがれ饒舌だった者たちの失語と錯乱目に余る

585防衛隊がいつも頼みの「赤い人」いまや最終章地球をシュワッチ

586原発を被害者と詠むうたびとはうたのこころを既に捨てたり(注:「原発はむしろ被害者、ではないか小さな声で弁護してみた」という変節せる「宮廷歌人」に与える歌〉

587光る空そよ吹く風に草いきれ日本の夏の風情を返せ! 

588その気なら活断層もお構いなし列島を刺す数多の墓碑銘

589放射性物質ばらまくこの国は僕らの諦め想定してる 

590酷暑の日代々木に集いし民民の思いは一つ原発いらない

591故郷出で故郷を思う母と子は関電前に今日も立つ

592物言はず痩せさらばへし動物の眼差し鋭く何を射貫かむ

593見えもせずにおいもせずに放射能人に知られず被爆させると 

594「メルトスルー」?わからん言葉でスルーすな放射性物質ダダ漏れダダ漏れ 

595一線の作業員を被曝させ核のゴミ生む「クリーン原発」

596色もなく無味無臭の悔しさよ民惑わせる収束したかと 

597汗ダクの熱い身体を説き伏せてぶれずに向かう金曜の夜 (注:ずっと続く金曜の夜…明日も熱い)

598気にせずと紫陽花夢の花盛りこれからも夢見たしとわにかかりて あなたゆめわたしのゆめのすれちがいかぜとひかりのおもいわすれて 容赦せず防護の夢の恐れ来て招く未来の夢壊れざるや ひといきのよのながれのはかなきにとわにおそれのながさきて

599原発は一触即発核積んだオスプレイが飛びまわるごと

600死亡率百パーセントの身の程を頬ひきつらせ何ぞ嘘言ふ

【引用・番外】
「胸さきを突きあげてくるぎりぎりのところを歌え/たたかれることによって弾ねかえる歌を/恥辱の底から勇気を汲みくる歌を/(略)咽喉をふくらまして厳しい韻律に歌いあげよ」(中野重治「歌」より)

601雨降らば雨の喜びしかれども死の灰の降る何ぞ嬉しき

602「小さな声」でしか弁護できないなら弁護などするな!歌など詠うな!

【引用・番外】
「ひとつの花でしか/ありえぬ日々をこえて/花でしかついにありえぬために/花の周辺は適確にめざめ/花の輪郭は/鋼鉄のようでなければならぬ」(石原吉郎「花であること」)(注:紫陽花の花も、向日葵の花も、花であること(存在)が宣言であり、抵抗であること。)

603時々はテレビを消して考える見なくていいもの見えてくるもの

604恨みなくまっすぐに立つ生活に疑問と怖れ真(まこと)知りたや

605未来より吹きつけやまぬ爆風につねにあふらるる歌の翼

606爆風は過去と未来のいづ方へも歴史の天使を引き千切りたり

607名残花また来年と整枝するいとなみ消えて人家ぽつぽつ  

608参政権排除されたる人々を無視して「日本」をさけぶ醜さ(注:「私たちは日本の民主主義を信じています」などという、虫唾の走ることばはさておき)

609ためらわず「吾(あ)は国民」とな叫びそまずは汝(な)は人まつろわぬ人(608へ返歌)

【引用・番外】「五七五七七という短歌形式には、言霊を発揮させるための装置という側面があった。言語のアニミズムである。」(佐々木幸綱『万葉集の〈われ〉』 

610我が国の神国なるも今は昔小さき人の握る神の火 

611己が手の小さきことを顧みず神々の火を弄べる子(610へ返歌)

612夢といい理想といいし神の火の弓形の島穿つは明日か (611へ返歌) 

613美しき海山川を棄ておきて尖閣諸島ほしがる子ども

614福島の野山海川見棄てつつ小さき岩に誇り託すや

615原発も核もいらない親ならば命大事に理由はつかない

616つくられた分断はいつか破られる私は言いたい心を使え

617未来へとつなぐ命の責任にいのちかけろよ首相なら

618愛って言ってくれよの叫び原発ノーの心にささる

619美しき国に住みたや屈原のさ迷い果てて飲む水もなし 

620福島のめぐみ雪の美しさ清らかさを見せたかったあなたに

621今ありしは悲しき思い出と放射能という見えぬ雪(620へ返歌) 

622東海の粟散辺地(ぞくさんへんち)の国なれば民を見棄てて立つる術なし

623外国の大切な友へ ここへ来るなとしか言えぬ私を許してほしい ここは猛毒の遺伝子を狂わす毒が撒き散らされた国 来るならば食べ物に気をつけてとしか言えない なぜならばこの国にくれば誰もがベクレルーレットの参加者

624誰もがこの国に棲む限り 悲しき声と叫びに耳を傾けらむ 若き母の手に抱かれし子に 何を遺せる何を教える この国の美しき景色すら欲にまみれて 

625ひらかれえぬ海の波音――たえまなき悲しみ、祈り、原子崩壊 

626放射性廃棄物とし厳重に管理されたる作業員見ゆ 

627島々の神々の子のその裔(すゑ)のわたしは子らの祖国そのもの 

628破壊さる原子炉の上真夜中に高く笑いつ悪魔は踊る

629崩れゆく汝(な)が見し最後の光あり昴のごときチェレンコフ光

630光りあれ昴の如き人の意思青き光を拒むこそ意志

631おやすみと交はす言葉のぬくもりは明日といふ日を信じゐたれば 

632悲しみの深みに立ちて悲しみの流れをとどむる術を知らざり 

633ぬばたまの闇よりの声故郷を捨てて逃ぐるも美しからむと

634生まれ来る子らの眼差し我々はしかと受け止む能はざらむや

635杖つきて転(まろ)びて見やる斜め空これ我が皮下の青黒き血よ 

636答弁のこゑはすれどもいみはなくほんにそーりはへのやうなもの

637闇に似て心の揺らぎ見えざるを声に上せよ我々は聴く 

638彼の地にて息するものよ我々はただ涙して唇噛むを

639ふるさとのきずなを断ちきる原発事故マスコミ掲げる「絆」の空しさ

640おしきせの「絆」を拒みしうたびとがつづる「連歌」をわれは信じる

641明日はまた花のきんかんキンコンカン霞ヶ関を埋め尽さん (注:金曜日の官邸前集会に行くことを「キンカン」と言うのだそうです。)

642原発の事故はおぞまし厭うれど人のつながる機縁ともなり(注:Sさん、#連歌デモでつながっていたのがオフラインでもつながり、不思議な感じの世の中ですね)

643英雄も寵児もいない紫陽花は素朴な祈りいのち尊し

644十四にして六絃片手に核の存在をお菓子で問いし歌を歌いし君は亡きあとも色鮮やかに今を写し出す歌詞を歌い続けるかな(注: 尾崎豊さんによせて) 

645集う人思いさまざま紫陽花の一輪なくして美は描けまじ

646悪夢より来たる風より渉たる怖れよりたる世界依りたる うつくしくゆめのはてまであいのそのそのゆめはてにあいおいだされ 果てしなく苦しみ哀の思わしく為れるや去らず想い通して 行き着きの怖れ出来事生き付きの息つきとても行き着きなきや

647冷笑も揶揄も世の常覚悟して進む道のり愚者か武者か

648丁寧に生きて毎日慎ましくレジスタンスの金曜日来る

649ぬばたまの闇へ打ち込む八拍子ひとつに溶けてゆくドラムデモ 

650こころざしはたしていつか取り戻さん青き山の美し故郷

651ヘーイ野田ドンドコメルトダウンだぜドンドコドンドコドンドコドンドコ 

652ふるさとは遠くにありて思ふものこころも遠し生きるも遠し

653この国に嘆くひとあり寄り添えぬ首相と言う名の彼の人うとし

654曇天に魂のごと浮かびあぐましろき風船風の間に間に

655ふるさとの土を奪われしあの日からまだ二年も経たずに大飯に灯された毒の火よ いずれその火で土を奪われることを悟れ大飯よ 

656まっすぐに自信の言葉で反対を説く十有五の少年の眩しき 

657小さきもひとつとつとつあつめては花も力にアノニバス行く

658我が国のひとつは消ゆれ消えてのち成層圏に生くものありや 

659原発の重荷背負いて尖閣にいくさのぞむか破れた身体で

660これからも原発稼動を止めぬなら使用済み核燃料皇居の地下に埋めればと

661再稼働オスプレイまでさくさくと余計なことは早くやる国

662放射能目にはさやかに見えねどもガイガー鳴りておどろかれぬる  

663味はよし見栄えも色もなにもかも売るに売れない買うに買えない

664この国の首長もいづれ傀儡の糸を断ち民の爪弾く三味の音にあはせともに踊る日よきたれ 

665このつちのいのち顯(た)つ戀 火がいまだいのりでありし日の如く告(の)る 

666この世をば問いつめるかに雨が降る洗い清めてあらためんとや

667金曜の雨乞ひをする官邸に負けるなてるてる坊主がんばれ

668この国の総理は傀儡(くぐつ)糸のままに踊りつづけるダンスマカブル(死の舞踏) 
669金曜のジャパノブイリといふ島の言霊集へ官邸の前 

670長歌/東海のジャパノブイリの砂浜に寄せては返す白波の響きにも似て終はりなき廃炉廃炉のコールこそ己が命を縮めたる数多の人を鎮魂の祈りにてありかつはまた未だ生まれぬ子供らに幸ひあれと言挙げの祈りにてあり聞き漏らすことの夢ゆめあるなかれうまし国へといつか返さん

671反歌/売国と排外表裏貼り合はせ死の灰まぶすジャパノブイリは

672「一緒やで」シニカルよそおう弱きひと弱きわれらと一緒に詠まへん?

673メルトスルー何年月日が流れどもあの日の思いな忘れそ

674おとしめて坂本龍一を言う人のフォローを外しぬいかり込めつつ  

675ゆく春の淡き哀しみふるさとの原子炉建屋の破裂せし音

676原子力未だ止めぬやかく問ひしわが古き民の嘲りの色

677今にして福島更になつかしやかへり見するに町うつくしき

678公園のベンチにもたれ哀しみて遠き建屋の煙を眺む

679昔日の科学に似たるあこがれが鞭もて死をば追ひ行くごとし

680炉より今うまれける水汚濁して途方に暮れなば神もあはれめ

681金曜の雨に打たれて立ち尽す愚かも敢へて君ゆゑにする

682幼き日あぜ道照らす街燈の原子炉標語いまも忘れず

683向日葵の雄々しき花も刈り取られ燃え上がる火はセシウムの青

684夢ざめや涙の痕におどろきぬ3.11は夢じゃ無くして

685命つなぐ誇りを持ちて母たちは官邸前に集まりて来る

686父もなほ吾子の手を引き集ひ来る子らが未来を守らんがため (685へ返歌)

687科学には少しは長けてる私でも買うと思わずガイガーカウンター 

688原発の始まりて早や半世紀乳癌死亡四倍となる

689ケアもする早期発見奨励すされど止まらぬ乳癌死亡 

690偽りの善意で人を縛りつけ目当ての物は測定データ

691旧い炉の方が儲かる再稼動事故のリスク?知ったこっちゃねえ 

692山河濃きみどり命のほとばしる半減期とは繰り返す夢

693山を穿つ一掬の水飲みほして夢のつづきをなお眠るべし     

694今日もやるめげずぶれずにずっとやるこの切なさが地を割る日まで

695作業者の枯渇の穴を埋めるため鉛のカバーでそっと蓋をし

696白い風船膨らませるひと渡すひとそれを手に持ち歩くひとの輪

697核飛ばし世界を汚染の渦に巻き何もできぬも収束宣言 

698周囲から土を運びてそっと置くモニタリングの機能回復

699はじめ嘘あれこれ嘘でそれも嘘不義に馴れたる原発業界

700エネルギー政策変わる希望持ちデモで検索すべてリツィート 

701きみたちは明日への希望大人びてテレビに映る福島の子ら 

702とりどりのちひさな花が集まりて一つに咲けば紫陽花革命 

703夏来たる蝉採り少年思いしか白装束の汚染除りしか おもいしてすべてのいのちとおりゆくこわれなきしてこわしてこわし 福一の夏陽炎に想いして祈りの行方汚染留めざるや 行かざるや行方の知らず想いして未来の姿留めざりしに

704千早振る神の火なれば恐ろしき敵を小さきものとは思わじ

705神の火を人が盗まば忽ちに毒吐く魔の火となりにけり(704へ返歌)

706天の火を求めて落ちしプロメテウス寓話と笑いし科学の時代(705へ返歌)

707原子核融合の火の恵み満つこの惑星の太陽光に(705へ返歌))

708太陽を地上に産まむと欲したるその日に人や立ち返るべし(706へ返歌)

709生命さえ核の神殿の供物にて線量計に鉛覆う愚 

710言(げん)やよし10年のちの卒原発けふ直ちにとなぜに言へぬか

711南相馬の庭に独り九十三年の生涯閉じけり「あしでまとい」「おはかにひなん」

712かく野田に枝野・細野の三大臣さしもしらじな民の思ひを

713破綻した経済モデルに縋りつき失業でるぞと制御棒抜き

714怒濤のごと声を合わせる原点は福島を救え福島を返せ

715SFもかくやと思う世の中に平和の戦士素手で闘う

716神の火で金まみれの邦盛んよりは民の声こそ聞いて滅びよ

717目をこらし霞むかなたに建屋二つ『瘴気とどめん』と『瘴気発せん』と(意:近付けずに霞んで見える4号機と近付いても霞む省庁と、毒を放ってるのはどっちなんだろうね。片方は懸命に毒を押しとどめようと働いてる人がいるんだが)

718並ばせて遠ざけるのか見よあれはお代理石のアパルトヘイト 

719連歌デモ一かつ多なりここにくる分かち合う声うばいかえせと

720駅前が人で賑わう郡山線量計が現実突き刺す

721よく聞くよ見えぬものこそ大事だと見えぬ悪魔に目をこらそう 

722どこからも火の手があがる悪政に「連歌デモ」なる宴(うたげ)も参じ

723ニツポンを諦めむかなニンゲンを諦めむかな問はれてをりぬ 

724プロメテウス死して求めし大きな火人は小さき火を賜りぬ

725陸奥の故郷追われし人の声げに聖人の心届かむ 

726アンテナを核事故に向け暮らしゆく響きあう人声を交わして

727郡山の生活語る五十嵐君に全校生徒皆涙す 

728福島に帰る生徒の肩を抱き反原発の教育を誓う  

729険しき厳しき道もまた必ず越えられると信じればこそ試練を与えられし証 平和の道具としてこの国を遣わしたもうかな

730千早ぶる神の火などと大仰な所詮はでかい湯沸かし器なれ

731山師たちニコニコしてろと言ったから引きつる笑顔増すを懸念す

732岩州(がんしゅう)の元は宿場の街駅前に紫陽花と音(ね)と浜風踊り(意:郡山市駅前抗議行動。参加者22名でも、いいってことよ。紫陽花抱えた人やサックス吹く人やいわき市から参加した人で、踊ったぜ)

733一歩先脚の行く末見つめれど険しき道にため息ぞつく

734関西の電力不足は解消と殺戮凶器の暴走止まず

735わずかにも小首傾げし鳩の目の虚ろに見つむ虚ろの世界

736風見鳩普天間に寄す言葉もて脱原発を語るもをかし

737私はあなたに生きて欲しいから!反原発は生きる為の行動! 

738利権なく邪心なく『停めろ』歌う人びとを受け止める“力[りき]”無き者よ(意:出来もしないのに〈収束〉〈責任〉言うあなたのせいで、みんな不幸になってるの)

739“声”聞かぬ聞こえても聞かぬ聞く芝居も板につかぬ君の地元で

740炎昼に汗したたらせおもうのは傾く建屋で作業する人

741「愚行」という言葉の範囲とうに超え万年単位消せぬ禍根は

742小さな声ひとつひとつはちいさくともきょうめいすればたいがのながれ

743不遜なる評論家の言辞にて核の傘ゆえに原発止めず

744大国の冷戦が生んだ核兵器否定こそすれ恩義などなし

745本邦の新聞史上に残る恥サンケイキタナキ個人攻撃 

746環境の政治によりて滅ぶとも残し記さん美しきもの

747小さき声押し黙らせりそれこそは犠牲を見棄てしいつか来た道

748原発も被害者と言う小さき声掬い上げてん歌の力で 

749兄妹で避難の日々もはや一年我ら大人の無責任を恥ず

750初めての運動会は中止され原発は子どもの夢をも砕きけり

751名にし負わばいざこと問はむマスメディア情報操作のありやなしやと

752生きる水生きる場すべて汚されて人は種としてどう生きるのか 

753心だけ残して来たよ故郷に呟く小声耳元去らず

754母と子の暮らしは続く明け暮れの他郷の風柔らかく吹け

755火を盗み恩恵と悲劇を与えしプロメテウスよ絶望に満つ福島を嘲笑うがごとく燃える青き死に火を天に返したまえ 

756地下鉄の階段途中で外したマスク懐かしいのは銅の擦れか

757ウラニウム漂う空気防がむと二重のマスク効果ありと信ず

758仕事抜け代々木公園顔を出す夏空に沢山中継ヘリコプター

759金曜の夜は官邸前抗議警察の分断逆手に分散だ

760夏の夜シュプレヒコールこだまするこの次は国会包囲日曜日

761おやすみを見知らぬ人と交わし合ふつかの間のその静寂や佳し

762けつ断のできるせい治をほこりつつたみをみち連れぢ獄へのみち

763再稼働させつつ火力8基停め電気足りぬと関西電力

764民主党自民公明同じ穴いつまで国民騙す気か

765国民を恨みませんと野田総理どこまで続く民意無視 
 
766かの日より国の仕組みが疑われ言葉の軽い者たちが憲法に触手を延ばす

767耳鳴りに紛れて元気のないセミの声が聞こえてくる今年もおは

768原発を外から止めるハッキング海の向こうのアノニマスらも

769作業員目にして晶子詠みにしかきみ死にたもうなかれと歌を 

770欲しいのは原発じゃなくお金だけならば地元に廃炉手当を

771ニッポンに哲学は無し理念なし汚れた空気腐るほどある

772原発と闘うための傭兵はドヤの街から徴収されり

773透明にすれば利権が溶けて行く炉心の融ける前にいますぐ

774難しいことをやさしく解きほぐすほどに利権の溶け廃炉へと

775はてしなくつづくいのちのひびきありこのよのおわりいのちさけびて このいのちつづけいのちといのりしてうつくしきゆめまさゆめなりゆ たまゆらにとわのわたしのいのちきてたましいつたうあいをうたいて 終末期原発爆発悪夢到来不捨生命不成最期

776死の覚悟抱えて赴く労働者雇い主はわれらでもあり 

777ニッポンの阿片ヘロイン原発の禁断症状いまがたけなは

778簡単なことをわざわざ難しく歪ませるほど利権殖えゆく

779障害を人質に取る恫喝の嘘と卑怯と侮辱冒涜 

780明日からの仕事憂いてサザエさん見てた昔はもう戻らない 

781『土でなく人を救え』と「呟き」に腕組み黙す土は死ぬのか 

782傀儡のメディアが覆ふ植民地原発倒れオスプレー落つ

783いくつ恋壊れ夫婦の破れしか避難区域と言ふは一言 

784草に寢て背に福島と同じ島あをぞらもまた同じ空なる 

785マスコミの「世論操作」のたくらみもデモの民にはもはや効せず

786凪の香り仕事帰りに求めし干し杏の想い出汚す君(意:あのねえ、野田総理。私も船橋に住んでたことあるの。凪のときの噎せ返るような空気や露店で買った干し杏で職場の女の子と親しくなった想い出とか、みんな、あなたがぶち壊してくれちゃった。)

787ヒロシマとナガサキの夏原爆忌フクシマの忌の昨日今日明日  

788罪深き「食べて応援」キャンペーン病みて死ぬるが「応援」なりや

789いちめんの黄の花悲し放射能禍の耕作放棄地にひまわりの咲く

790原発もそを生みし人の心もとどめをさすは言の葉のまこと

791真緑に浮かぶ白亜の不吉さは忘れられたる遺骨にも似て

792海に眠り山に眠れる白骨は降り積む毒に朽ちて崩れむ (791へ返歌)

793身の上をくらげと語るされかうべ奇しき微光を身にまとひつつ (791へ返歌、注:私の叔父は今も軍艦とともに南海の底。そこに放射能が加わればこんな感じか。)

794原発のわきを飛び過ぎ兵士らは何を思うらん衝撃波残し

795君と体かさねし夜に思いしや狂いはじめた螺旋の歯車

796わたくしのからだにきざみしみえぬきずらせんをくだくひばくというきず

797目に見えぬ燐光放ち梅雨茸はびこつてゐる原発の島 

798またあると決して思ふな東京が3.15に助かつた運 

799東京を逃げた外国大使館やはり彼らが正しかつたね

800精神と気合ひ絆で放射能消えるめでたさいつか来た道

801鎧にも槍にもなろうこの子らのまなこの先の輝けるまで

802西へ逃げ戸惑い苦しむ無関心涙こらえて語る福島 

803戦(いくさ)経ず山河失う愚かさを顧みずして再稼働せり 

804足りぬとて必要なりと報じたる何を今更再稼働反対 

805原発は食い荒らされた砂糖菓子軍隊蟻はなお憲法をも目指し 

806たわやすく倒れてしまい冷や奴終戦のことうやむやにして 

807再稼働も規制人事もなしくずしゾンビも驚くムラ大復活

808倒しても倒しても起き上がって来るゾンビの群れ(807へ返歌)

809原発の本質は「コレ」作業員の線量計に鉛のカバー

810きみの笑顔ずっとみたいからずっと話すよ福島の出来事

811戦いに骨の歌うという詩人あり毒回りては歌いもならず

812皆人のあの輝きは何ならん中一日まだ言の端を出ず 

813しろかねもたからもゆめもうばわれて加害者にやさしい国はコチラです 

814反抗の狼煙を上げし民草の想いは一つ子等に未来を

815敗戦を終戦と言い代えてより欺瞞のことば民総被曝なり

816紫陽花の一輪一輪小さくも茎強ければ逞しく咲く 

817核無くば山河清らな福の島神話崩れて脱殻の街

818子を守り疎開をせむとする母に十重二十重なる妨害の壁 

819官邸へ向ける心の叫びさえ雑音と聞く総理持つ国

820それは海に沈んで滅びる運命の国ジャポン(819へ返歌)

821死してなお放射能の煉獄で受難に灼かれ家路は遙かに(注:20キロ圏内に遺体となって取り残された皆さまへ)

822独立を果たしたりとの幻想よ核の鎖で囚われの身

823美しく降りつむ雪を想う汚れなき無垢なお前の体を抱くたびに 

824殺害される恐怖感小泉政権の頃から胚胎し野田政権にて頂点に

825レイガン サンダーガン ベイビーガン で応戦( ̄^ ̄)ゞ ヌーク…再稼動反対‼

826ゲットーを作りし鬼は安穏と高給を食み薄ら笑いす 

827マンネ(末っ子)ヒョンジュンへ 被曝にはケンチャナ(大丈夫)精神ないんだよ ケンチャナ精神も五秒でぶっ飛ぶ福島の現実とベクレルフード 事故ったら俳優たちにベクレルフード食べさせて病気にさせても大丈夫と言うのがテレビ局

828甲状腺病んだ子どもの立ち姿恐れる4年はさらに近づく 

829沈黙の線路の上に緑ふり時雨もふりつむ夜ノ森駅か 

830土変えて鉄板敷いて除染してモニタリングの低線量

831わたくしのからだをみえないひかりがつきぬけてしそんのからだまであばれるそれがひばくというげんじつ 

832行方すら判らぬ友の亡骸に今だ会えず花を手向けし二度目の夏

833骨壺のなかは素木の位牌にて振れば虚しくからからと鳴る(注:政府から届いたとき、中を見て祖父が激怒したのを思い出した。だが末の叔母によれば祖父は戦中は息子の出征を誇っていたとのこと。轍を踏むまいと思います。)

834北へ来てココに逃げてとまだソコにいる幼い甥たち待つ私

835君が生まれし意味は 世界の記念碑よりも記念日よりも意味があると歌いしあなたは チェルノブィリの悲劇すら力強き歌にして 

836福島の友が教えくれし飯館はうめももさくら花明かりの村 

837ブラジルに行きたしと思えどブラジルは遠いし。。。せめてestarの活用覚えむ

838KIMOBIG 負けてられない最近の友の上達著しきに 

839燃え盛る阿武隈ぶくぶくメルトもの知事は白河勿来佐藤だ

840こわれてもつなみのせいだよ文句なし地震のせいなら文句いわれむ

841弱きもの貧しきものこそばかをみる加害者にやさしい国はコチラです

842声にならぬ悲しみ抱えし一年か集会に来し福島の友

843毎年の花吹雪待ち咲く桜福島ありて桜変わらん

844夢にしか今はありなん故郷のいのちの続き途絶えさすやと

845太陽と大地の香り水透る風の知らせに命祈りて

846賄いの命運びて饗宴の儚く歌い続く世界は

847あとの世になんと伝えるこの悲劇突き止めなければ一言もない

848人の世の儚きことを知ればこそされば求めん核のない日を 

849しるほどに浮き世の享楽なげきつつ希望の種を今日も蒔かん(848へ返歌)

850種を蒔き育つみどりの勢いに一粒万倍の摂理うなずき(849へ返歌)

851蒔く種の育つ緑の咲く花の実を結ばんこのかけがえなき世に(850へ返歌)

852ただひとつの命は虫も地球にも人が奪っていい命などなし(851へ返歌)

853怒りもて命奪いし核を持ち弄ばんとしたる者らを(852へ返歌)

854見えずとも数年後には結果出るだからこそ今しかないのに気づいてよ  

855どこ逃げて何を食べても被爆するもうこれ以上原発やめてよ

856爪汚れ叱られ遊ぶ泥団子珠は浄土の光照らして(意:〈泥団子〉というものを知ったとき、私は〈西方[関西]〉に避難していた。友だち出来て、みんなで遊んだ)

857我が灰に二萬四阡百年の半減期抱く墓に入りしも

858恥といふもののすっぽり抜け堕ちて夏草に朽ちる九相図のごと

859傷ついた命の姿来ならば命のままに抱きとめんとや

860夜もすがら夢は野山を駈けぬけつなおも離れぬ真昼の悪夢(注:「旅に病んで夢は枯野をかけ廻(めぐ)る」芭蕉)

861弱きもの貧しきものよ吾が友よひるまず進め絶望砕け

862何故だろうたった一年四ヶ月以前の事なのに遠い昔の

863当たり前だった事がもう当たり前では無いあらゆる事がもう戻らない

864何もかも昔夢見たように実現する日がきっと来ると信じよう

865文月に詠み寄せられし千の葉とどけよ彼にいかにたどれど .

866而して大人と呼ばるる吾々はこどもの眼差し受くる能はず

867深々と首をたれて罪を知る小さき子らは我と同じと言う方の福音を前にして

868「孫のためこれ以上の汚染は止めたい」と初めて参加のおじいが語る

869世の中に楽しきことは多けれど原発ありて損なわれけり
 
870汚染水汚染物質まきちらし「先進国」とは笑止千万

871平成の世まで息づく悪法はその名も高き治安維持法   

872ああ恐れ多きは見えぬ敵でなくそれにしがみつく人らでないか

873お祭でつい『再稼働/反対!』を叫びし我の『鎮めよ』の想い

874放射能にどれほど耐えるか実験場人の創るか次世代人種

875絶滅を心配すべきは人のほうハマナデシコは陸前高田に

876使用済みならば丸太と等しからんかく思い違うもむべなるかな

877「失われけり」と嘆くは大人なればこそ今原子野に生まれ来る子は

878な起こしそ民はようよう寝ねぬるを対策という安からぬ語で 

879仇が道濯ぐ波濤となりて往け脱原発を唄(うと)う吾等よ 

880若い兵士を被曝させ食べて応援までやるならば 私は何度も問うなり福島を 日本に生まれ育ちし大統領ならば 福島の悲劇を悲しみを民に味あわせるな 民族相殺だけは先の戦争で止めてくれ 孫子七代の螺旋の中で暴れる毒をあなたには知っていてほしいのだ

881目を閉じて一首詠まんと友を思いこのひと時が祈りにも似て 

882昔見し南相馬の小川を今見ればいよよさやけくなりにけるかも

883李明博大統領さま 事故った時に東海も日本海もあるかいな あるのは若い兵士の被曝と慟哭そして古里喪う悲しみだけ 俳優がベクレフード食べしとき世界に流れる脳内メルトダウンの嘲り

884これ以上地球汚さず次の世に手渡すために母たちは立つ

885我ら立つ黒い牙城の門前に向けるは銃口でなく愛の声(884へ返歌)

886我ら立つ武器を持たずに愛の声世界に響き満たすときまで(885へ返歌)

887放射能は移りにけりないたづらに我関せずとながめせしまに

888電力も原子力も何せむにまされる宝子にしかめやも

889原発は熱の七割海に捨てその愚かさにクラゲも怒る

890手は空に脚は果てなく折れたとて肩が歩みし君を救けん 

891国境を越えて旅ゆく鳥、魚、いのちつらぬき放射能燃ゆ 

892引き際が肝心恋も博打も原子力も 

893後の世にあなたの名前はどう残る?「想定外」で子孫泣かすな

894弱いもの泣かせて作った電気です選べるものなら原発いらない

895豊かさは選ぶ自由のある社会押し付けないで共犯者の道

896スピーディー効果あるのは知ってたと今頃言うなよ造反議員

897絶望を希望にかえす歌ならば詠んで聞かせよ子にも孫にも

898どんな気持ちで故郷を離れ子を心配し悲しみくれる毎日を知らせたい伝えたい

899「原子力平和」畏みあはあはと醜の御楯の島に育ちぬ 

900振り返り夢となりにし我が命せめて残さん未来への夢

901緩やかなアウシュビッツか福島は「人類の財産」とていのち捧げて

902言の葉の夢にしか見ゆ疼く舞い淡いから冴ゆ光満たして

903海に咲く煌めき夢の光して捨てざりし愛今もなお見て

904置きざりし夢の跡追い探し往く命の響き魂住処

905誰がに聞く故郷夢の戻れずも招く灯火愛は有りやと

906すごい名ね事故の相次ぐアメリカでオスプレイのあだ名は「寡婦製造機」 

907従順な犬のようにあの頃は計画停電に従いていし 

908夕闇に原爆ドームとふと紛う廃墟のごとく時雨れてゆくか 

909原発の直下を走る活断層指摘する人らの声も高まる 

910青い夏空にアメリカミサゴの影堕つる涙に拳突き上げん

911この白雨どこから来たか知りたくて放射線粒子飛散予想 

912東京にひびが少しく入りはじむセピアカラーの写真みたいに

913この国はもはや壊れる暴走装置ナンバー外しどこまで堕つるか(注:沖縄・高江オスプレイ砂利搬入ダンプ)  

914十四の君が歌詞に込めし歌が今心に染みいて鮮やかになりしかな(注:尾崎豊さんによせて)

915やるんだむーんなしくずしでもごりおしでもふてぶてし顔やるのだむーん 

916ぶっとびて後の線量くらぶれば昔はものをおいしくくえた

917関電前集う人らの願わんはただひとえに平らけく安らけく

918人心地平安未来巻き込みつ再稼働はフルに無慈悲に

919なにゆえに停めぬか炉の灯フル稼働躍りて嘲笑う新聞の字は(918へ返歌) 

920故郷汚れ北に逃れし滝桜ひと歳経ちて凛と根をはる

921雇用を産むと言う実態をたずぬれば消費せらるる被曝作業員なり 

922無視できぬ力もち始めた #連歌デモ 工作員も短歌でディスる

923関係者の保身のためか無能力か情報出さず民棄てる国 

924最近はTLのかわりに #連歌デモ 検索結果をいつも出してる

925規制とは使うこと前提さりとても笑って放射能撒き散らす人とは 

926放射能笑っていれば大丈夫流すマスコミSFドラマ 

927目覚めゐて朝の気配の静けさに日本全土がさあれと願ふ 

928帰りたい幾とせ暮らすあの場所ぞとわの想い出爆発で消え 

929安全と言われてもなお不快なりストロンチウム90の降る 
 
930地図見ればだれもがそれと認識す断層上になぜ原発が

931不条理は世の常なのか常ならむ利権求めて義がほふらるる(930へ返歌)

932誰がために我は生まれて朽ちるのか原発の名の宿命に泣く(930へ返歌)

933理不尽な世に理不尽とひたすらに声をあげつつ生きるほかなし(932へ返歌)

934せめて今生きてくれろと言われたい愛の形を感じていたい(933へ返歌)

935激流に小石をひとつ置く如き一人一人が流れを変える(931へ返歌)

936幾山河超えて顔なき科学の怪(け)ほんとうの空まで汚し都はありや(935へ返歌)

937永田町わがなは無しにたちにけり人途切れずこそおもいそめしか(935へ返歌)

938ある者は鉛で覆われ業火に、ある者は停電恐喝の人質に、我ら原子力弱者の声は届かず(936へ返歌)

939再稼働本当の意味福島に伝えて東電教えて野田さん

940ヒトといふ絶滅危惧種なればこそこゑを励まし歌へ夜すがら 

941明日といふぬくもりのため眠りといふひとときの死の揺らぎに惑ふ

942保養とか避難なる語手届かじとうなだるるひともあらむか彼の地

943ヒトといふ容の仕組みあまりにも複雑にして思ひも乱る 

944呪ふとふおどろおどろし言葉持て幾度呟くこの明け暮れは

945聖ら(きよら)なるこころに恵まれしかの人が編めるうたには命宿らん 

946たまきはるいのちの鼓動ドラムスよ再稼働反対再稼働犯罪

947霊(ち)の声はいのちのちから千父乳血徴(ちちちちち)ストロン「チ」ウムそれはちがうぞ

948マレーシアから安全嘯く工作員命ながらえねば工作し得ず

949反反原発のねじくれ者らな絡みそ推進をこそ高らかに歌いてみよ 

95020年前のブルハの旅人という歌に驚きを隠せず私の国はプルトニウムの風に吹かれし国となりぬる 

951弱ったら唄を持ちませラジオでも目の縁にある強ばりとれて (注:石巻で被災されたクミコさんや大槌町在住の臼崎みさきさんの唄は広く受け入れられているようですね)

952無知の罪無知の快楽放射能愛を封鎖して何を留めん

953やわらかなこもれびあびてうたうゆめいまもみらいもつづけたしやも

954うとまれずてをひくゆめのほうしゃせんあいのひびにとおるときして

955ヒロシマナガサキ福竜丸スリーマイルにチェルノブィリだが失われしうつくしまフクシマ 

956焼肉屋逮捕倒産東電は告発不受理租税注入

957十万年失くした世界悟る声どこか似ている通夜の語らい 

958青白き雨の夜明けに戸惑いぬチェレンコフの光彷彿とさせ

959故郷の社稷の杜を廃したる薩長政権断末魔の声あぐ

960姦計におとしいらるる神職の命を賭してはふりの島護らんとす 

961インディオの聖地醜く刻みたり簒奪者たちの頭目の顔 

962福島の民極限状況強いられし遠く離れた私の心をなぜか揺さぶるツェランの詩

963言の葉のふくよかなそして繋がってしまう我らの〈力〉はここに(上へ返歌)

964幾光年の隣の星のまたたきに応え歌い連なり〈力〉に(意:〈連歌デモ〉は伝統的な連歌とは違うの。数日前の歌に返歌してもいいの。心は皆『再稼働、反対』!)

965聴くことも手で触るることも見ることもかなはぬ絶望この夜も満てり

966夜に満てる絶望さえも籏に替え路上に立てるその身その身を(965へ返歌) 

967くちごもり吐く息が繋がれ歌になりまた囲みまた集う夜(←高倉健サンの声で“脳内再生”して。怒って黙ると「……それが“通る”のは、健サン『だけ』だぞ」と言われた男は、手を挙げて!)

968穏やかな漁港に人と風と陽と見えない傷は乾いていない

969雨の下風の中にも人は立つ我が身一つを籏として立つ

970籏に替えよ赤裸の籏とそこに立て「代表されぬ」ただ人として

971少しずつ小出しにされる真実に慣らされてゆく壊されてゆく 

972助けたい唯この想い届かない子どもを守る唯それさえも(上へ返歌)

973もし明日が来ぬものとして今といふ連続如何に断ち切られむや 

974密やかに囁かれきておもむろにそれは嘘だと突きつけられてをり 

975影響はわからないよというだけで不安煽ると袋だたきに 

976日本がまづまつさきにその形喪なひゆくと思ひし夕べ 

977ややすぎて雪崩を打ちて形あるものが消えゆくその日を想ふ 

978鳥一羽樹木一本虫一匹消ゆれど誰が兆しといふか 

979使用済み振る未使用もきかぬ燃料棒水くぐらなかったらどっちもヤバイZE! 

980君がひとの子の父親になりしときどうかその手で体で知恵で被曝から妻と愛し子を守る人であれ

981虫が消ゆ木々が消えゆく鳥が消ゆやがて虚空に人のみがゐて 

982大地消ゆその兆候を感じしは何時であつたか何時であつたか 

983大地消ゆある日突如とその事実突きつけられて初めて気付く 

984あんたたちうまれたときにおもったのおやじゃないけどまもってやるって 
 
985何もかも喪はれゆく心地して明日の目覚めを恐れ眠れず 

986こめらには びょうぎさなんか しだぐねぇ んだがらはやぐ こっちにきんせ(【子供たちには 病気になんか したくありません だからはやく こっちにおいで】福島なまりぜんかーい!)

987たいせつなひとのためにもたちあがるつよさがほしいもっとことばを!

988福のしまが遺せしものは悲しみと引き換えにした平和を願う凛とした声 

989再稼働本当の意味福島に伝えて東電教えて野田さん

990身のうちに五分の魂荒ぶりて欲りて止まざり破邪の剣

991炎熱に灼かれゐつつも原発に働けるひと忘るなひとよ

992大海の護岸に集う子らの霊 安らかならむ脱原発祈る 

993生き残りて苦しむ人に寄り添いし賢治の心今に伝えん

994苦しみを知らず与える昏き人に心伝うるも生きてからこそ(993へ返歌)

995猛夏の夜集まり来たる人々と共苦の心分かち果てても(994へ返歌)

996邸内の昏き人らも必ずやその魂はまことを聴くなり(995へ返歌))

997声を音と聞く人の目にも歌の文字黒き染みとは映らざらまし(996へ返歌)

998フルサトニ タシカニツヅク ソノソラヲ イマゲンパツノ チリガミタシテ(注:生まれ、幼時を過ごした北海道を、六月に訪ねて)

999避難して たくさん たくさん たくさん たくさん 支えてくれた あの人に 思いよ届け ありがとう 

1000海峡を超えた君の勇気が衆(しゅ)の歌集め〈向日葵〉を今咲かせんと(意:函館と京都、〈歌〉で繋がっちゃったね。999へ返歌) 

1001いなと言へど強ふる大飯の再稼動野田いは申させこれでいいのだ

1002ありし日に新しき命の存在とその喜びを力強い音とともにうたいしあなたは 今という時代を天でどう思うのか知りたき今日この頃 (注:尾崎豊さんによせて)

1003陽炎に時も融けよと眼をみはりあの人の背が視えてこぬかと 

1004君が抱きし生命(いのち)の行く末守るため ありったけの声で原発反対叫びたし

1005ひよひよと線香花火の穂のやうにストロンチウムからベータ線(ベータ線の見える拡散型霧箱の作り方)

1006草陰に流れの底にわが骨にひよひよ光るベータ崩壊

1007大海の護岸に集う子らの霊安らかならむ脱原発祈る 

1008帰ったの?小さな影が家の中それが蝉でも鳥の影でも 

1009子の声を遠く電話で聞く父は笑い声にも涙溢るる

1010 時計を見ながら時間よ止まれと願いたき 電話からでも笑い声をずっと父は聞きたし(1009へ返歌)

1011函館で吐息と呟き繰り返す君が千首の歌を呼び関電前に我ら(意:新幹線代が工面出来ないので、福島県内での抗議行動に参加します)

1013鳥声は河原鶸とも思いつつ瓦礫受け入れ断固反対     

1014「原発さえなければ」と書き逝きし人思い木霊し炉鎮めさせよ

1015深き叫びに耳を澄ませば沢山の木霊が声となりて とこしえに愚かさと悲しみを歌いしかな(1014へ返歌)  

1016もし明日の訪れとふが約束をされてゐないと疑ふ気持ち 

1017日曜は連歌デモより貰いたる勇気と力で京都関電リアル包囲 

1018ぎゅっとしてと電話でせがみし子を心の中で抱き締めたし笑い声が泣き声に変わるとき この子の心にある重き傷と淋しさをどう埋めようか

1019「無理心中日本の夏」相継ぐ原発再稼働大島渚監督の映画が脳裏をよぎる

1020浅ましき欲にまみれた人の心を露にせしひっそりと今も体の中を射抜きし放射能という見えぬ悪魔

1021歩く度大飯原発再稼働反対反対足進めゆく

1022声高に節電謳うテレビジョン触りてみれば君発熱し

1023幼らも老いも若きも集い来し蓮のうてな安らけくあれ

1024歌ヨメバ猶唇ハ寒クトモヤムニヤマレズ今日モ歌ヨム  

1025四十年来デモ行かぬ我に責ありと孫に詫びし人官邸前におり

1026毒ある地知りて住むこそ矜持なれ胸深く沈め言葉にはせず

1027見つめる目映す景色はいづこでも心象の影いまだ晴れなし

1028ふと見れば亡きひと愛し花咲ける忌むべきものと避けておりしを

1029花の香りが 鮮やかに よみがえさせし 亡き人の面影(1028へ返歌)

1030亡き人の花にうつりて語りけむ忌まず求めよ時間よ動け(1028へ返歌)

1031コンパスの円弧のように拡がらぬ較べてみようか請戸と江東 

1032憲法がこれだけ蔑ろにされながら尚も玩具のように弄ぶ精神の劣化した政治家や知識人たち 

1033ここにたつわが身の丈はどれ程ぞ無理でもむかえ絶望の明日

1034絶望の淵には立てど生活の機微に喜びひと日を送る(1033へ返歌)

1035星くずも一千万の夢をみるここにあふれよ熱きいのちよ

1036わが誠足らざるを知る荒事に想いを残す岐路の紫陽花

1037昨日あり明日ありと説くひとありて今日の一日は越えがたくあり

1038逝き逝きて弔う声の大きさに負けじと張りぬ野田は虚勢を

1039労働者の被ばくで成り立つ原発と知りて進める人の大罪 

1040轟き響く祈りして、事の舞いが言に揺れ、渦巻く夢の小さな葉がいのちになり、変遷の世の纏う愛へと謳う。内なる夢の真実が明かされ、地と天の開闢なる想い、命の豊饒に寄与する。千余の和歌の海から。(注:連歌デモに寄せて)

1041納屋の戸をあけては人の恋しくて死者のみ集う2回めの盆

1042放射能水蜜桃の甘さにて我を責めぬる過ぎ去らぬ過去

1043首都高の光の渦に耐へかねて瞳閉じれば故郷の闇

1044教え子を残し南に移住せし教師の家の庭の朝顔

1045強面のコラムニストがふうはりと風船配る民と触れ合ふ(注:「コラムニスト」は勝谷誠彦さん)

1046さざ波のごとき怨嗟よ官邸前民草つひに狂を発する

1047再稼動反対の声雨の中さざなみのごと響く金曜

1048セシウムの荒野となりし遊び場に虚ろに聞こゆエートスの声

1049真っ直ぐにただ真っ直ぐに咲こうとする向日葵はしっかりと無人になりし町を見つめる証し人

1050福島に平安はいつ訪(おとな)うや瘴気已まぬ炎天の屍(かばね)

1051全機即廃炉以外に出口なし地震(なゐ)の巣に乗る火山列島

1052夏草の茂れるままに花畑 去年(こぞ)の種なる向日葵伸びて

1053陽を仰ぎ突っ立っていよ向日葵等原発の空 睨み続けよ(1052へ返歌)

1054拝金のカルトとなりし政官業洗脳解ける日の何時なるや

1055そうなんだ本当の敵は君らじゃない目にも見えない臭いもない敵

1056おほかたは必要悪の人の所為とはおもへどもさりとてもなほ

1057炎天下シュプレヒコール上ぐ人の想いよ届け厚き壁越し

1058国会前の100万人の皆さんへという書き出しでふいにアジビラを切りたくなりぬ 

1059ゆくデモの流れを何にたとえてもたとえきれない歴史の奔流 

1060横溢するデモにはデモの理由あり無視すりゃいいってもんじゃないよと

1061大人ではなく人間として返事する君にあじさい革命起こす 

1062いま何を考えているの野田総理ひとびとの声に気づかないほど

1063安全です安全じゃありません花びらの数だけ真実があればいいのに

1064ふるさとの訛りなくせしわが耳に原発のニュースはかくまでにがし

1065再稼動ちから込め語る弟の手に赤子ありわが手に言葉のみあり

1066ツイートに「福島をかえせ」と綴りたるわが育ちしは福島県いわき市平上荒川某

1067ツイートに「福島をかえせ」と綴りたる転校生の30年後の夏

1068利権くさき東電職員が言うときに安全という語はもっともかなし

1069野田総理あなたに会えない一日を怒りの民のひとりと過ごせり 

1070「夏の海 入れないわね」と歩きだす君のあとを追いかける僕

1071きょう原発がすべて止まったというようなことを話していたい毎日

1072「オレおまえに 言いたいことがある」決め付けられてそんな気になった

1073国会をデモしながらの口づけを樺美智子の霊が見ている

1074この時間民意の不在を告げるベルどこへ逃げてるだれと決めてる

1075京都でも関電包囲の抗議デモ連歌で繋ぐ明日へのいのち

1076舞い上がる歌の翼に乗せて跳べこの夜の闇と絶望の空へ(注:連歌デモ1000種越えを記念し、いっそうの拡散と拡大を祈念して)

1077紫陽花の花が今日もまたそれぞれ違う優しき色に染められて

1078ペットボトル三本の水空にして羊のやうに帰るデモあと

1079この記事に「いいね!」を君がつけたから7・29は紫陽花記念日

1080緋袴と見紛う裾をひるがえし郷(さと)を汚せし者らを問えり(意:緋色の長いスカートを履いた女性のアピールは、失われた土地とそこの神に替わって原発の非を訴える巫女が語っているようだった) 

1081幻視せよ原子の火より原始の火灯火かざす緋袴乙女を(1080へ返歌)

1082ひとの波あじさいの花咲き初め咲き終わりなにもなかったような街角 

1083旗と人の波に埋もれた議事堂の暗く黙つて立ち尽くしをり 

1084体重の減つた分だけ声になり議事堂上の空に消えゆく 

1085このたびは大きい音も声もある車線すべてを占めるデモ隊 

1086国会の前を埋めて搾り出す声と汗とで止めよ原発

1087大人ではなく人間として返事する君があじさい革命起こす 

1088車道にもやむにやまれぬ声溢るこの声をこそ為政者よ聴け(昼間のデモの時から、経産省や東電前などではややフランスデモに近い状態も何度か…。民の怒りは深いのです。)

1089自らの声を民意と嘯けば民意の票裏切られ(1088へ返歌。山口県の選挙を見て詠める)

1090ちゅらうみのうつくしきいろはむかしのかなしいことおしえしかな ぬちどうたからといいしひとたちがいたことを 

1091大地震もし今再びあるならば人住み得るはこの地のみかも(注:沖縄にて詠める)

1092基地もあり地上戦の傷今もありされど原発なきが希望か(注:沖縄にて詠める)

1093美しき海を望めど胸に響く悲しき雑音今まつるごと

1094海山を遠く隔ててこの島でチェルノブイリと福島つなぐ(明日明後日とこの地のキジムナーフェスタで私が演じるのは、チェルノブイリの人々の思いを届けるキエフの栗の木の精です。)

1095灯火を手に手に思いあつめてる議事堂かこむ祈りの渦潮

1096潮退かず灯消えず手離さず祈りやめず『囲め!』『囲め!』『囲め!』と(上へ返歌)

1097灯火を手に手に思いあつめてる議事堂かこむ祈りの渦潮(注:iwakamiyasumiの番組を見ています)

1098沢山の手と手の繋がりは祈りにも似てあの日生きたいと願いし亡き人の思いと 未来を夢見し子らの願いと重なって 

1099蝉時雨吾(あ)も声あはせ鳴かむとて議事堂へ急ぐ汗流るままに

1100それぞれに音色違えど願えるは原発停めよ声はどよめく 

1101何もせぬ無能のほうがましだった野田佳彦よ決断は止せ 

1102愛国のデモ規制する機動隊君の家族の涙見たるや 

1103華やかな五輪の陰で視えないものがますます視えず焦燥感が募るのみ

1104ドブネズミのような優しさを歌ったあなたは チェルノブィリの悲劇を身近な恋人に重ねて歌いし

1105プルトニウムの風に吹かれしこの国でふと思いし旅人という歌(注:ブルーハーツによせて。1106、1107も同)

1106力強き歌にのせてあなたは生きることの意味を問いかけしや

1107生きることはカッコいいと太き声で歌いあげしあなたは原発すらも皮肉りし

1108炎天下蝉もなきやむ昼下がり子らと雑魚寝のふるさとこいし

1109核のゴミためる・ふやす・さじなげる最後のひとつが「解決策」です(キリッ)

1110核のゴミためる・ふやす・武器にする人類滅亡が解決策なのか(1109へ返歌)

1111ギロチンの刃を研ぎ居つつ出来るならギリギリまでは仲良くしよう

1112三千度・二百立米毎秒を1ミリで分かつカミヒトエのワザ

1113紙一重御せると信じ「技」と言う偏に神を騙る人の業

1114国会の議事堂ぐらりと傾いてああそういえばフクシマ原発 

1115なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもない日々からデモが始まる 

1116あじさいの花咲くようなしつこさであなたを囲め国会議事堂

1117民主主義には手続きがあるということのだからなんなのと言いたい怒り(注:代表民主制とデモの関係について)

1118さりげなく原発のことは省かれて語られてゆく震災復興 

1119「です・ます」で話し続けている君の背景にある原発ムラ官僚天国 

1120この国の民を無視して軽やかに口にする答弁を失言と呼ぶ 

1121原子の炎そこに光を見る人と闇を見る人いて向かい立ち

1122テレビ新聞を見ない暮らしを始めれば見ない人また多しと気づく

1123我が歌は君惜しむ歌この国のこの有様を良しとせぬ歌(注:一昨年八月、四十代の若さで早世した写友の才能を惜しむ心と、国会包囲は私の中では等価。1124も同)

1124君よ聴け君の愛せしその空を満たせる悪意吹き払う歌

1125思い切り叫びたくなって翔けてゆく七月国会あじさいの夏 

1126干されても脱原発と叫ぶ役者がいて言ってくれるじゃないのと思う 

1127あなたにはあなたの立場があるものね見て見ぬふりの官邸の夏 

1128財布から盗んだカネは返す腐った〈今〉の今改めてのち(←尾崎豊モードだ(笑)。でも、貧乏人のぼくは、親の財布から2万円盗まないと、国会前に行けないお。)

1129政治家はあはれならずや人形の使い手も見えず声聞き分けず 

1130百(もも)に千(ち)に連歌のデモの言の葉の積もりよろづの集となるまで

1131夜の二時の窓を染めたる火事の色デモするひとのこころに似たり 

1132ゆきたしとおもへど遠し官邸は頼むたのむと念ず携帯 

1133血まみれの旗を掲げてあなたらはなにとたたかいなに目指すのか 

1134紅月の今照らすらん議事堂は強欲者らの白骨めくか

1135風に鳴るかららからから白い骨聞こえているか夜の議事堂(1134へ返歌)

1136デモ前夜ふたたび前夜いついつ明けるそれはわれらの魂が決める

1137眠れずにひとり起きゐる苦しみの夜明け前なる闇深くあり(1136へ返歌)

1138直の逢ひは逢ひかつましじフクシマに雲立ち渡れ見つつ偲はむ

1139五輪見てたくまし姿見習って眠き目こすりデモへと向かう

1140何故にこの地を選びしかと聖なる御文を綴りし本に問うてみる 答えなど無きことを知りつつも

1141神木にも手は触るといふをうつたへに原発といへば触れぬものかも

1142信仰も希望も遠くただ愛の自愛を慈愛へたどる細道 

1143掻き抱く飢え知る世代であらばこそ知る上(かみ)が捨てこし萬(よろず)の命

1144官邸に酷暑厭わず集う民を目下に報ず殿様メディア 

1145考える葦とて生まれ故郷(ふるさと)の祈り蹴散らす除染論争 

1146盆ちかし大きな花束海ちかくもっともっとともっと重ねて

1147原子力悪魔の力知りながら操らんとすそれも悪魔ぞ 

1148国会へ津波の如く押し寄せる民の力を今ぞしるべし

1149「原発止めて」の無数の祈り背負い来て国会前はキャンドルの海

1150週末の志士の瞳に宿れりしジョンレノンの遺伝子a peaceful war

1151原発を十進法で語る愚よ生き死に振るう二進法もて

1152安全な汚染などあるまじ故郷の奪われし春を旗に染め来し

1153やるせなく世界は傾(かし)いで転がる石山上へ負う何度も何度も

1154いつの世も驕れるものは久しからずと原発稼働しこの世如何なり   

1156原発など持ち続けむとする世ならいつそひとたび滅びてむや(注:辺見庸風?)

1157滅びる覚悟も滅ぼす意もなく紅(くれない)に照り映えて笛の音の先を(1156へ返歌)

1158緋が翳り横笛が風送り声と歩みを励まして声増して(意:7.29京都デモ(←ぼくは、参加してないお))

1159橙(だいだい)や熟れた桃の実や緋の色や“あの日”の夕陽に染まりて立ちて(意:関西地域での脱原発抗議デモに参加された皆様、お疲れ様でした。大飯原発再稼働の犯罪性は、緋色の夕焼けの翌日の“あの日”を経験した皆様なら御存知ですものね)

1160わが京都関電追い込む抗議デモ首都圏ほどの注目なくとも民の意識は同じなり

1161この街の坂の上なる石社 民を懼れて夜を眠れず

1162石飛礫手には持たねどこの胸の歌の飛礫は連なりて飛ぶ

1163民の声民の叫びと民の歌降魔の祈り辻々に満つ

1164人とあれば心に届く詩の飛礫木石なれば聞く耳も無し

1165「絆」てふ手枷打ち棄て泣き惑ふ母を獲へる「倫理(エートス)」の足枷

1166おぼつかぬ手で子を抱きしあなたに手渡したい未来への約束をしたためし歌にのせた祈り

1167終わらない悲しみを次世代に遺すのはもうやめない?カッコ悪いから

1168蛍火の波押し寄せる永田には耳目融通人ありやなしや

1169紫陽花の花も花火か蛍火か議事堂寄せるいのちの祈り 

1170電力も閣僚も官僚もみんな仮面で嘘の毒吐く

1171「はら・こりき?」「はらこ・つとむ?」と子らが問う核無き世代夢みほほえむ(注:猿の惑星ラスト、猿と人が共存している世代のシーンからの連想)

1172いま一度核の凶獣放つなら難民となりて世界を彷徨(さすら)う  

1173不可視なる深紅の雪の降り積もる曠野に出でて遊ぶ児の見ゆ

1174日常に埋もるなかれと師の謂ひを守らんと泳ぐ見えぬ火の海 

1175〈較べる〉が〈尊ぶ〉の謂いとの師の言の葉を噛む官邸前で(意:民衆の『それ、おかしくない?』という言葉を真面目に受け止められない学問や技術なんて、滅びろ!)
1176音曲(おんぎょく)に舞う乙女らの眩しければ健やかなれとスクリーン滲む

1177己が撒きし毒を静かに噛み締めてをり踏みしだかれた蟷螂(とうろう)のごと

1178論に論で応える我のたわむれから〈風〉入り論も澄みたり

1179薫風に憂きこと暫し飛ばされて我に返ればつのるかなしみ

1180〈憂き〉狙い鈍を装い風に叛きて〈憂き〉頼む者らこそ『浮け!』(1179へ返歌)

1181そういえばオール電化の勧誘のコールセンター廃止されたの?

1182花重ね火を線香にその〈香(こう)〉をともに楽しまんとマスク外し(1146「盆ちかし大きな花束海ちかくもっともっとともっと重ねて」へ返歌)

1183テレビよりあふれつつもふと消ゆる笑ひあぶくも原子のにほひ

1184つきぬけしハヌルのような空に祈るはわらべたちの笑顔と福島の悲劇からの学びしこと

1185反原発の言葉探してタグつけて五七五たらぬこれって「流行」?

1186葦すだれ通る風にさらす肌汗ばむ我慢になにをや言わん 

1187利権ムラ電力ムラに除染ムラ命救うムラあらずや燕よ

1188おもしろうてやがて哀しき連歌デモ幼子は知る哉母の悲しみ

1189蠢いてもがき苦しむ誘蛾燈利権に群がる末の姿か 

1190漆黒の雨に絶命せし妻に哭(な)き目醒めめれば寝息寧(やすら)に

1191怒りに臥し怒りに起くる空蝉(うつせみ)を電光貫く吾(あ)も亦(また)罪(とが)人

1192花粉にしては不自然な色に首をかしげる父と叔母メルトダウンと掲示板に書かれし言葉に チェルノブイリの悪夢が脳裏に走る(注:昨年3月のこと)

1193糖尿病の交換表を覚えるようにツイで知った食品のベクレル数を覚えしかな

1194茨城も福島同様アウシュビッツの民のひとりかな 県境300米先の二つの漁港に二つの地獄ありけるを

1195委員会幾つ作ればいいんかいちゃんと機能はしているんかい

1196委員長招致しないでいいんかい次の選挙は捨てちゃったかい 

1197揺れが先津波が先のその前に地震起きなば津波も来ずと 

1198ガガガガガ瓦礫持ち去る闇重機被曝地出るは命が先ぞ

1199いつの日か音のない森街だけはまだ人だけでわからぬままに 

1200母の真似してダーリンと父を呼びし子の 可愛らしい声をいつまでも聞きたくて

1201夢の核 政・財・官・民 依存止まず減らすと誓う廃人の眼をして

1202国民をなべて「パブロフの犬」にせんとする者こそは犬に戻れよ

1203ICRPエートスの声聴く細野子らを救えフクシマでなく(1202へ返歌)

1204倫敦の花の式典欠場し日本はすでに何処にもない国 

1205吹けよ風無数の野辺の民連れて戻れぬ土地の陽だまりに舞え

1206蝉はどう 全滅してる? 鳴いている? ネットでつくる「生存」マップ

1207ふるさとをみえないばくだんからまもるためここにあつまるたくさんのわたしたち

1208故郷を穢して恥じぬ総理野田にこの国委ねし我らの不幸(1207へ返歌)

1209人とあれば心に届く詩の飛礫木石なれば聞く耳も無し(注:吉永小百合も心動かされた原発難民の詩)

1210木も石もやがては滅ぶこの星に人と生まれて人と死にたし(1209へ返歌)

1211長期戦この戦いは長く続く笑顔で乗り切る歌で乗り切る!

1212国会を君と僕とがじっとみるどうか変われと穴があくほど

1213忘るるな核で終わった戦争を核から始まる戦争なら悪夢

1214忘るるな核で汚した福島を金で汚れた面々も(1213へ返歌)

1215陽に灼くる碑の下眠る友我に寄り添い詠え反歌を

1216若く逝きし友を思えばその骨の今を詠いてからからと笑う(1215へ返歌)

1217人も声もまた我が歌も水の如街を流れる夜を幻視す

1218先つ祖の声も思いも星の如明るき夜に届かざりしか(1217へ返歌)

1219灼熱の夏の陽差しも我が糧と芙蓉は咲いてセシウムの空

1220立葵重き放射に咲き誇る人病む夏に変わらざりしか(1219へ返歌)

1221被害者の特定阻み無差別の殺戮どこが違う戦争と

1222終戦は偽りなれば変容し見えぬ鎌もて我らを刈れり(1221へ返歌)

1223巡りくる終戦の夏抜ける碧(あお)美し島の終戦はいつ

1224命の音に刻みし半減期2万4000年の刻印

1225見えぬ毒と荒ぶる力に脅えし我ら〈慈雨〉を忘れて久しき

1226どんな日も希望を探し進みたいもらったいのち生きぬくために

1227歌詞に怒りと悲しみ載せて今もシャウトし続けるブルーハーツのチェルノブイリ

1228トンボ採りスイカ頬張り魚釣り夏のひかりを奪いし原発 

1229さみしさは海の深くの石のよう時のほかには削るものなし 

1230さみしさを語る声こそ集い寄れ避難の場所はそこに生まれる 

1231三十路過ぎ始めて味わう〈りんご飴〉。同じ人と繋がり・抗う(456「りんご飴買わぬ約束有りし日に教えられたる原発反対」へ返歌)

1232地から見る地の人にこゑあるゆへに空からよりも地から見よ美(は)し

1233飲食を断ちて抗う僧さえも誘致聞く日までは危ぶまざりけり(注:小浜・明通寺の中嶌哲演さん)

1234「月夜の晩ばかりでは」と電話切りたる死神は原発暗黒ドラマの主役なりけり

1235ぬばたまの闇引き裂くるヘッドライト辛くも飛びのき地主救われり(注:小浜原発阻止運動の中で起こった事件)

1236オスカルのあの日を思うベルばらを読みて育ちし団塊ジュニア

1237近衛隊が王から市民の側に立つベルばら屈指の感動場面(1236へ返歌)

1238浴衣着て官邸前に集まろうとネットの友のメール嬉しく

1239カタカタと髑髏の泣きて訴ふる還りし土も核塗(まみ)れぞと 

1240除染とは賽の河原の石積みかやらぬよりましと子を思う悲痛

1241子を思う心が疼くたびに賽の河原の鬼を我は殴りたくなる(1240へ返歌)

1242乳色の霞の向こうに声は届かず聞こゆるは関銭の音のみ(1241へ返歌)

1243愛だろぉ、足りないぜおお、 我(われ)を捨て、思うがままに、やっとけぇ〜〜。

1244賽の河原の鬼に捕まらぬように子を抱いて逃げたきや除染など気休めにすぎぬ戯言よ

1245除染とは言葉のぺてん放射性核種はどこに吹き溜まるのか 

1246かの谷の恵みを露も知らずしてひとつ位と言い放つ罪

1247菅がこね野田もつきたる大嘘を嘲りて食う維新橋下

1248アトムにもウランちゃんにも罪はない罪深き者それは人間

1249「賊軍」と蹂躙されし北の地を核でふたたび汚す大罪

1250我が命ま幸くあらばまたも見む福島の桃に寄する人波

1251福島の蒼き空を心で懐かしむ幼き日に聞いたあの浜辺の波の音とともに

1252いさかいは「人」を忘れて渦を巻く暗黒マグマにとも倒れかな

1253再稼動すすめるための夏芝居お岩さんさえ背筋凍らし 

1254燃料棒一本二本三本と夜な夜な数え足りるはずなく(1253へ返歌)

1255原発のごとく文化根こそぐ市長ありてああ彼こそは複製人間(注:原発+文楽軽視批判+ベンヤミン)

1256「ただ希望なき人々のために、希望は僕らに与えられている」この表現に逆説をまるで感じぬ我に驚く

1257先立ちし友を思ひて口ずさむ祈りにも似て歌湧き出ずる(881「目を閉じて一首詠まんと友を思いこのひと時が祈りにも似て」へ返歌)

1258“借り物”の言葉とうろおぼえの義太夫混じえ関電囲む〈声〉〈声〉(意:野田総理、橋下大阪市長。あんたら、〈お祭〉の意味も〈パサージュ〉の意味も知らんやろ)

1259金のため再稼動ゆるす推進派身捨つるほどの祖国はありや 

1260ヒューズとんでも高飛車稼動何をユメ見る?電気山羊

1261無策無能がコクサクわめきゃ『國』がどんどん軽くなる

1262隣国の戦争により復興すつぐないの情なしまた終戦も

1263小粒でも集えば超える臨界点かくも偉大なり核エネルギーとは

1264生き辛い真夏の日には思い出の日焼けの笑顔わたしを生かす 

1265カタカナを有難がるのはもうやめた。エートスってのはアウシュビッツの鍵だよ

1266白き骨カタカタと音たてて我らの過ち嘲笑いたり

1267までい(ゆっくり丁寧に)に生きよと教えし村は今深き眠りにつき(注:飯舘村によせて)

1268犬の散歩ゴミステーションでの立ち話原発の危険をまずは語ろう

1269静まれる池に投じる石一つ口コミは主婦の強力な武器(1268へ返歌)

1270小さきいのちの鼓動をつまとともに聞きし今 重き十字架共に背負わん希望の歌を六絃にのせて奏でし君は いのちの重さを知りしひとなり

1271廃墟から恋人たちよ歩み出せあなたたちこそ希望であって

1272恋びとよひごとに愛をかさねゆくあなたたちこそひさいちのはな

1273若人よ冷房必要ゲームする同じ電気がいのちを繋ぐの

1274かくありと思ひたまいし民人の哀しみ呑みて原爆ドーム立つ

1275ひと夏のいのち讃える蝉時雨なんぞ我らも言の葉編める

1276象キリンシマウマ闊歩の会見に笑いて後の刺すような恐怖(注:2011/04/24東電夜の会見) 

1277国滅ぶ水に浸れる荒魂を祈りの心の支え果つるや

1278流れ流る祈りに似たるその歌の果てる日も無き今日を詠えば(1277へ返歌)

1279言霊の国にしあれど為政者の名を正さねば今果てるかも(1278へ返歌) 

1280露堂々内なるものを歌にせば内なるものは形を成しぬ

1281明歴々形あるもの歌にせば形は内なる容となりぬ 

1282秩序よく並ぶDNAの螺旋の鎖をいきなり絶ち切る被曝の強引さ

1283蝶の羽もがれし子の首に刻まれしチェルノの刻印に言葉を失うなり(注:蝶の羽は甲状腺のこと)

1284閉ざされし心の海も解かれたり名なき人らの千(ち)の歌声に(注:千首を超えた時に泣いたという人のために)

1285千の風不吉な未来を吹き閉じよ幽明境を越えて歌わん(1284へ返歌)

1286汝が歌はば内なる海は輝きて故郷の海を遙かに呼ばはむ 

1287汝が歌はば故郷の海は輝きて内なる海を遙かに抱かむ 

1288ひとよあい謳う調べの響きして愛なる夢の靜に呼ばはむ(1286へ返歌)
1289ふたごころ謳う調べの響きして愛なる夢の内に抱かむ(1287へ返歌)

1290沢山の人の言葉を想いをのせて届け明日へと連歌デモ

1291腹痛し手足の熱し顔ははや無しと原子炉四基なげかふ 

1292廃墟ともなれぬ四基はその顔を頭を捜し夜すすり泣く

1293わが上を覆へ石棺愚かさを永久(とは)に伝へる碑(いしぶみ)として

1294石棺の冷たき肌を吾が欲れど父東電の許したまはず

1295「教養」と「言葉」を持たぬ為政者に三十一文字で立ち向かへいざ

1296いにしへに武士の世ひらくたいらびと今また京より新生を示せ

1297月しろく心の毒を浄めけりひとすじに願う安堵世に充つ

1298絶望は虚妄であるかほんとうに希望のごとくそうであるのか(参照:魯迅)

1299木曜の我が家の夕餉の諍いも今は〈香の物〉になりにけり」(意:お父さんもお母さんも、金曜前日になると『お前なんかが行って何が出来る!』と罵るの、やめてよね。“一見ワンパターン”の吉本新喜劇だって、表現をもっと工夫してるわよ。……あ。お味噌汁、おいしー)

1300先ずは指折って数えて知も情も意も籠める歌で新しき知を(意:脱原発運動が分岐点にあり諍いがあるのは判るし、ぼくも喧嘩別れした。みんな「始めて経験した事態」なんだもの。でも、意見を言う前に「五七五七七……」と先ずは指折ってから歌うと、君の意見、案外通じるよ)

1301先進の技術の風に背を押され続くデモの波平成の落書


1302その憂い想わざることたのしけれ陽はのぼりくる君にも我にも

1303水俣に病を得ても棄てられし因果なければ責任もなし

1304その時に現場にありて今癌に苦しみてもまた因果を認めず

1305原発に死ぬるやあはれその死因原発故とは書かれざりしに

1306残されし犬たちの無惨に涙して思いは原発への怒りに変わる

1307夢々に想い棚引く心から嫋やか舞いの想い交わして/散る舞いの煌めき夢の儚さのとわに渉るや今時夢の/命来ていのちの深さ解らずに一世の夢の万世知らず/止め来て止めず心愛忘れ豊饒舞いに私忘れて

1308こころきてやみよをわたるこころしてしらぬ放射線こころとらえて/萌えてなお瑕疵なく及ぶ放射線分裂燃えてなお核種増え/累々に及ぶ響きの阻害してなおも綴るにとわに悪夢や/美しい夜明け夕焼けいつまでも時の過ぎ行く今を壊さず

1309警察は肩怒らせてゐるけれど金曜のデモすでに日常 

1310当然の顔して歩く人々よ霞ヶ関を裏返しつつ

1311ドラムスの響きにつれて官邸も議事堂もはや蜃気楼なり

1312いや愚かしく見えもてゆくは警察の肩怒らせて立ち並ぶ様

1313ぬばたまの夜の帳のむかふ側見えてはこない明日といへるは

1314はるかなり神座の富士は白河の関をも越えて鎮め清めり

1315武器もたず腕力使わずただ「声」を力に祈り列島覆う

1316無主物と汚染被曝は不問とて死刑は国の本義と護持す 

1317永さんがデモで寂聴さんに会いし事楽しく語るラヂオは素敵 

1318君の目に絶望は似合わないから未来への夢と希望を言葉に乗せて歌いたい

1319寒さもありぬ日の本の民人の波今日も馳せ行く

1320悪意込め「放射脳」と呼ばるればほなさいならと即時ブロック

1321あらイヤんブロックしないでワルい子ほど取っ組み語らいを欲するのだから(1320へ返歌)

1322果ての無き着地見えざる語らいに時を捨てつる人生にあらず(1320へ返歌)
1323フランスに二百年余遅れしが誇らむ新世の和のデモクラシー 

1324内側へなほ内側へ深みへと積もるものあり疑念と呼ばるる 

1325安全も健康もまた命さえ金で購ふものとはなりぬ

1326安全も健康もまた命さえ金では買えぬと気付きゐたりて(1325へ返歌)

1327心にも体の内にも積まれゆく瓦礫を我らいかにとやせむ 

1328真夜中のオリンピックの高揚の陰に埋もれる日本の明日 

1329放射能■■■■■■■分かるしか分からずあなた■■■■■■■/■■■■■想いの行方放射線■■■■■■■心あらずば/ただちにも■■■■■■■知りながら隠し改竄■■■■■■■/これからも■■■■■■■隠蔽しなおも大事な■■■■■■■

1330ふくしまの五重(ごえ)の封印くずされて死の灰放つ怨念放ち 

1331エコーに映りし君の小さな姿に元気に生まれて来いと切なる願いをこめ 妻の髪をそっとなでし我はまだ半人前の父親

1332責任を取らぬ大人が何を云う未来の子らに何を伝得る

1333なにゆえに同じ轍をたどるのかニガヨモギの惨にもっと学べよ 

1334正しく健やかであれと名付けられた君に被曝という文字をつけるな恨の国よ 

1335あやかしの言葉の露の荒魂を鎮めん集めよ真の言葉 

1336滅亡に向かう坩堝の底よりも言霊光り次の世照らす 

1337滅亡と創世の隙生きてゆく止まる事なきちいさなひとびと

1338滅亡と創成の渦金色に小さき民の言霊光り(1337へ返歌)

1339ちいさな手で我の顔をさわりし子をじっと見る 我は何をすべしかと自らに問いかけながら

1340金色の夜ごと人は懐胎す原発なき世へ火灯す言葉(注:土曜の朝には驚くような秀作が並ぶ)

1341楢の葉は浪の入り江に輝いて戻ってゆくよ大きな野へと 

1342ふかぶかと緑に眠る学び舎に声は戻らず毒は降り積む

1343歌を連ね思い連ねて千首越え無粋な旗では集まらないね

1344何故知らぬ文化を壊すと宣はれ怒り鎮まらぬ今日の我なり 

1345朝起きて瓶をふるとしゅわしゅわって乳酸菌がお早うって/うち帰り瓶をふるとしゅわしゅわって 乳酸菌がお帰りって/寝る前に瓶をふるとしゅわしゅわって 乳酸菌がお休みって

1346無限にあると思われし22年度産玄米大袋 残り1kg醸し尽くして

1347泥くさく巧まず思いを真っ直ぐに述べれば三十一字の不思議

1348巧拙を言わず想いを文字にする三十一文字に通え言霊(1347へ返歌)

1349言霊の光りは魂より出ずれ風流風情はうわべと見ゆる 

1350この世ではねじくれ心も無常なりこころ乱さず慈悲の種を蒔け(1322「果ての無き着地見えざる語らいに時を捨てつる人生にあらず」へ返歌)

1351何をもて慈悲の心と散りばめぬ水も沃肥も果つこの地にて(1350へ返歌)

1352高圧除染で皮剥け幹白き柿の木の姿ここにも原発の罪 

1353何故他人(ひと)の不幸が悲し己が身の悲しみまでも溢れさせつつ 

1354大切な友に笑顔が戻る日を望み待ちわび生き抜く今を 

1355無力なり寄り添いたくも寄り添えぬ心を寄せつつ涙する我 

1356痛々し叫びの底の血の匂い君の心の傷やいかに

1357あやかしの午後の陽射しの只中で言葉を紡げ無常を放て(1335「あやかしの言葉の露の荒魂を鎮めん集めよ真の言葉」へ返歌)

1358蝉時雨〈その七日〉の命[めい]を汲み月渡る我の頬に風あり

1359街に里に芙蓉向日葵百日紅咲くが如くに人は集える

1360セシウムよりストロンチウムより怖きもの諦め強いる政(まつりごと)人

1361かにかくに人は集いて流れるを無き事とするそは人たりうるや

1362夏真昼街の路上は灼けてあり歌は静かに空に満ちゆく

1363いしづえとも犠牲とも言はん陰に沈むその魂を言の葉とせよ 

1364発展のために奴隷が必要と称う心は今原発に

1365魂に蓋をされた強いられた欲望だと知りもせずに(1364へ返歌)

1366ポスターの喉を震わす南風音のない声しかし聞こえる

1367その時刻朝を信じて顔あげた人を殺した悪魔の光(注:ヒロシマ・8/6に)

1368足元にあると知りおり原爆に焼かれしひとの声共に上ぐ

1369喪服着て原発反対叫ぶ君我も歩まん原爆忌今日

1370広島のデモをなじるひとびとよ泣き寝入りこそ彼は望めり

1371その刻に蝉時雨のみ許されて人は抉られよ罪深さより深く

1372かの火より選び取りし埋み火は平和の火ならぬ戦いの火  

1373ヒロシマとカタカナで書くあの日から核兵器こそ凍らせるため

1374人去りし原発の村の神は悲し笛や太鼓の夏祭りも消え

1375古代よりこの土地まもりし神なれどほんたうは人をまもるため居る(1374へ返歌)

1376操れぬ核を抱きて在るこの国に危機が起きてもバットマンは来ず

1377現実の危機を救うはバットマン本当は我らの心(なか)に在るはず 

1378一刻も早く止めてと亡き人の声何も変わらぬヒロシマの朝 

1379連綿と紡がれたいのちの絲無惨にも断ち切りし原子の光(注:8月6日 広島原爆記念日によせて)

1380時止めよ原子の光が夥しい生命(いのち)かき消すその一瞬を(注:67年前の8月6日午前8時15分) 

1381偶然に曜日が重なりし今日は67年前広島が慟哭せし日

1382夾竹桃の色にヒロシマの怒りと悲しみが折り重なり

1383夜明け前峠三吉のリフレイン「くずれぬへいわをへいわをかえせ」(注:8月6日未明に) 

1384幼な子に頬撫でられてその顔に我が進まんとする道を問ふ(1339「ちいさな手で我の顔をさわりし子をじっと見る 我は何をすべしかと自らに問いかけながら」へ返歌)

1385雨の朝通勤途中の原爆忌ヒロシマと向き合いフクシマを思う

1386朝当番事務所の窓を開け放てば「黙祷」の声虚ろに聞こゆ(1385へ返歌)

1387原爆忌、罵声を浴びる為政者に届くことなきフクシマの声 

1388(1/3) kikumacoをリツイするよな奴ならば迷うことなし速攻ブロック (2/3) お一人でよく頑張っていらっしゃる何首に届くや (3/3) 煩わし規則もなしにアノニマス新たな歌の地平開かむ 

1389広島であの日あなたが守りし小さないのちは原爆の酷さ語る証し人となりぬ (注:原爆記念日によせて)

1390分(ぶん)しらず驕りし類人猿が言う「再稼働せよ」「影響はない」

1391わが歌のつたなきを知る八月の六日来るたび季語原爆忌

1392沈黙す語れぬ事を語るのが詩歌とこそは思へども今日

1393ヒロシマとフクシマが示す惨状に目を背けるは人道の罪

1394「ノーモア」に被害地名を続けるな「ノーモア原爆」「ノーモア原発」やろ?

1395「ノーモア」に続くことばを並べれば「原爆」「原発」「隠ぺい」「利権」か

1396原爆忌原爆病院映りしは原爆絵本を聞く子ども達

1397洗脳も脱洗脳も放射脳心踊るか愛なる道に/歴史にて核拡散の悪夢にて踊る輩の心毒にて/唯一の長き続きの放射能対するいのち長き悪夢と/現代は核無しに無し苦しみの夢悪夢閉じるや

1398広島と長崎とまた水俣とチェルノブイリが福島にある

1399集まりて袋小路を回りつつ岩穿ちてん言霊の道 

1400別れ道ここに至りて行き止まり戻り道とて塞がれてあり

1401振り返り思えば過去に幾度となく原発産まぬ道はありけり

1402両頬を甘い風撫で秋立ちぬホモサピエンス汚してもなお 

1403線量の幽霊じみたものに怖づ実害の無きものと知りても

1404倫理観欠く経済で栄えるが幸せだとは吾は思わぬ 

1405福島の人とて意見多様なり皆が真理の欠片のみ持つ 

1406五輪に湧く日に合わせしか東電のビデオ姑息にして音も消さるる

1407君と出逢いし奇跡の意味を問うてみる 沢山の絲を断れたあの日の意味と同じように

1408吾が脳裏灼き付き去らぬ怨みあり夜ノ森に散る無言の桜

1409ほそぼそ呼ぶ声聞こゆ桜闇返せかえせのはな吹雪

1410無味無臭無色の脅威に曝されて八月六日ずしり重たく

1411想いありて言葉を空に投げ上げる受け止むる指のあるを信じて

1412吾が想い彼の想いに寄り添いて星座の如く歌を繋げよ

1413歌連ね人を繋げて空に編む虚空に満たせ人の想いを

1414何で売る何で買うかと独り言ち畳む新聞音のみ高く

1415五輪といふ輝かしさの裏側で蠢くものを見失なひけり

1416鳴り止まぬ線量計のアラームは傷付けられし細胞の声 #連歌デモ

1417生命史四十億年の尊さを嘲笑いたる人工放射能 

1418溶け落ちて行方知られぬ熱き死をな忘れそそはつねに汝に迫れり

1419カナカナに透けゆく夕に立ちすくむ今このときの空蝉の命

1420ひとときの安らぎ夢の弔いに今も平和の想いとわにと/ひたむきに祈りの想い感じるやいのちの響きとわに交わして/ふたたびの閃光きたり三たびなし想い裏切り世界愛あれ/ひとゆめの淡い色して願う舞い小さな花と愛運ぶ風

1421月渡り吐息もときにもらす君関電前で汗ぬぐう君

1422デモの声ガマの油か聞かざればものの廃炉と理方わからぬ

1423馬鹿な国何を種とて憂き草の浪に原発事故起こすらむ(本歌:蒔かなくに何を種とて浮草の浪の畝々生ひ茂るらむ) 

1424ふるさとといふ幻想が人癒し人縛り付け今日も揺蕩ふ

1425人はみなさすらふ故郷喪失者この世に生まれ落ちたときから

1426ふるさとといふ幻想とみんぞくといふ夢そしてくにといふ夢

1427郷愁も愛も国家も幻想と気付くことから再生の道 (1424から1426へ返歌)

1428瓦礫脇おしろい花が咲いてるよ胸のパス入れ声かけてみる

1429為政者の言葉かろかろ音をたて命ひしめく夏を逝かすや

1430かろかろと夏に澱みて薄笑い背に闇の口命ひしめき(1429へ返歌)

1431灯火のプラグのすゑに核なくば秋の心のさやけからまし 

1432選挙での争点ぼかしの布石なるか突然脱原発を首相言い出す 

1433何事もなかつたやうにはや秋と朝けの空に気配立つなり

1434百日紅散つてやまない花さへもいつか散りやむいつか散りやめ

1435花筏めいて灯篭流れけり六十七年のちの夏逝く 

1436避難したあの子の好きなわらべ歌口ずさみながら 声つまる淋しき夏の夕暮れ

1437私はキエフに残されたロボットの目ただ人のくづれ行くをみる

1438「人の子の地震(なゐ)に勝る」と拝みをり科学と呼べる叢(むら)の社を

1439うつろなる視界に流れる人々のさざめき変わらず竈開き後も

1440置き去りにされた吾子の玩具を見ながら今日もまたひとり飯を食む

1441夜ひそか鈴虫ひとりなきにけり戻らぬものをかなわぬものを 

1442〈涼〉を京より届けたり歌とともに〈腐れる熱〉が冷めぬ者らに

1443とく逃げよ果てなき彼方妖怪(あやかし)の妖気届かぬ清らの結界(くに)へ(注:子供たちの疎開を願って)

1444歴戦の掌でこじあけたその闇にひるまず進めわれらが友よ

1445吾が砦その上にまたその下に朋等の集う歌垣の夜(1444へ返歌)

1446うたなんぞ役にたたんという君が声解き放つ金曜の夜(1445へ返歌)

1447大衆に迎合するなと罵りぬ君知らざるや主権在民

1448何事も無かったようにひと生きる建屋壊れて放射能舞う中

1449くずおれし炉心は墓標そのままに石にて祀れ荒ぶる神と

1450ひとの死を怖じず懼れず慣れてゆく2012の故国にも秋

1451真っ直ぐに只まっすぐにその胸の言葉を紡げ暗き夜の底

1452かの夜は冷たき雨に涙すも今日同胞の歌に涙す

1453吾が歌も虚空の果てに繋がらん明日出会う朋出会っている朋

1454いそがしき暮らしのなかの時折のこのツイートは誰がために書く 

1455世の中の明るさのみを言うごときテレビの画面我は消すなり 

1456あわれ我がノスタルジーはふくしまの小名浜の海へ帰りなんいざ

1457ふるさとの訛りなつかし原発の被害つたえるニュースでなければ

1458弁慶と牛若丸の動画を見れば失いしふくしまの心ひろえるごとし

1459ふがいなきわが日の本の代議士らを夏の夕べにののしりしかな 

1460ひと揺れに屋根吹き飛ばし剥かれたる炉心の姿なんの墓ぞと

1461歌をもて裁くのではない歌垣に愛を歌えと歌を掛け合い

1462〈暗き夜の底〉ともにし我も闇の澱できらめく歌に励まされ(1451「真っ直ぐに只まっすぐにその胸の言葉を紡げ暗き夜の底」と1452「かの夜は冷たき雨に涙すも今日同胞の歌に涙す」へ返歌)

1463言の葉ひとつひとつ踏みしめてロザリオに託す平和の祈り

1464聖母子の優しい眼差しが深い哀しみに変わりし今日も核の惨禍は止まず

1465ロザリオを握りし指の深い皺罪を包んで希いを祈って(1463、1464へ返歌) 

1466まりあその優しき響きをもつ人の名をあまたの人が呼び求めた今日(注:長崎原爆忌によせて)

1467聖マリア哀しみ涙慈しみとわなる祈り愛木霊して(1466へ返歌)

1468不覚なり完全防水必要なりしがワークブーツにセシウム浸みたり(注:除染に参加されたシニアボランティアさんのお話)

1469あくまでもセシウムなめたらあかんぜよゴム手長靴水浸みぬよに

1470長崎に虐殺の日は巡り今ゆるやかなれど火はなお燃えて

1471側溝の底に溜まりしセシウムのちりちりちりちり足這い登る

1472ふと口からもれた古語が〈まつりごと〉くつがえし・継ぎ〈我らの言葉〉に(意:今の政権もそうかも知れませんが、自民党政権時に儒教の先生が講師になり、政治家の無理解ぶりに呆れたとか。「お前ら、『孟子』の易姓革命論を知らんのかー!」)

1473原発を厭しと恥しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば

1474繋がりし絲の奇跡は今もなお 桜坂歌うあのひとの声とともに(長崎原爆忌によせて)

1475心に深くしまわれてもまた種火になりてひとの心に住み着かむ(1474へ返歌))

1476人工の陽安全神話というならば永遠(とわ)に隠れよ天岩戸に 

1477聖母子の顔の汚れを如何せん洗へど落ちぬ闇の刻印 

1478聖堂の瓦礫にまみれ倒れつつ天仰ぎゐる母子像の顔 

1479忘れるな脱原発と叫ぶわけひとえに願うは脱被曝なり 

1480「避難指示解除準備区域」の中ぶらりん盆の墓参もままならず哭く 

1481悲しいと悔しいと空に投げつける少しばかりの優しさも添え(注:今日は長崎が焼かれた日。「有ったことを忘れる」のは、もう一度自分自身の手で焼くこと、だ。1482と1483も同じ。)

1482悲しみも悔しさも時は流せども記録を超えて今記憶する

1483手から手へ胸から胸へ受け渡す民の記憶は時に刻まれ 

1484ヒロシマナガサキで殺された方々は同じ人道に反する罪をどう憂いておられるか

1485原稿を使い回せし為政者の「恥」も知らざる今日原爆忌 

1486臣野田よ君に信なし語りおる言葉のなんと空疎なことか

1487黙祷の静かなる日も福島の第一原発蠢いており

1488長崎のひと語りおり原爆の凄惨さはその万倍と知れ

1489原爆は克服できず原発の被害は綺麗な画面に添わず

1490原爆忌「黙祷」の二字TLに流れ行く過去への祈りと明日への思い 

1491めぐり来て六十七年ナガサキ忌再び背負う被爆の十字架 

1492戦争は人間の仕業と断罪せる法王ありて ロザリオ潤む(長崎原爆忌に。1493と1494も同じ)

1493原爆と原発は違うそれのみを繰り返すひと思考捨ており

1494忘れじと胸に刻んだメッセージどうか福島を忘れないでください

1495夏雲に逝きし人らの顔うかび言葉なくして我を見つめる

1496敷島のやまとこころとひと問わば仁と義をしり恥忌むと答う 

1497玉の緒よたえなばたえね人の世にまこと尽くしてなにをか惜しまん

1498なでしこの晴れの画面に重なれる増税の文字民主主義の死 

1499窓を開け風を入れたるこのときも見えぬカナ語に怯えもぞする(注:ストロンチウム、セシウム、プルトニウム…)

1500美しい花のいのちに放射能儚き夢の乱れて咲いて/自然にて人の心の乱れして止めざる心還ること知るや/人工の放射線自然とは同じにするも累積されて/これからは風の知らせもマスクして触れ合う夢のとわになきやと

1501見上げれば官邸前へ続く空、連帯の意思翼に乗せて 

1502何度も呟いてみる声にならぬ呻きとともに体に刻まれし被曝という烙印

1503ニガヨモギという名前をもちしあの場所は 聖なる御書(みふみ)に刻まれた永久の教訓か

1504あかねさすむらさきのにもしめのにもだれにもみえぬかくのちりふる

1505夕陽さす官邸前往き国会往き議員は見ずや民が拳上ぐモ

1506今日はまた国会前か官邸か通ひ慣れたる金曜の道 

1507美しき星を醜く棲むわれらされど小さき願ひ絶ゆまじ 

1508機動隊に守られ語る空語また空語軽きになどか地を這ふ 

1509白うさぎ狸を騙し火をかけるかちかち山が五十四基も 

1510金太郎一寸法師桃太郎鬼の末裔鬼を討つ国

1511ふるさとへの道辿りつつ放射能で帰郷ままならぬフクシマ思う 

1512携帯に送られてくる画像の息子の笑顔をそっと撫でる 原発さえなければ思いきり抱き締められるのに

1513大飯古里国争いは隠しゆく再稼働増設汚染地図 

1514苦しみと悩みの日々を押しつけた被曝の責は誰にあるのか 

1515一瞬の閃光でなく滅亡はひとつまたひとつシナリオ通りに 

1516広島をまた長崎を忘れずに祈りを込めて福島を思ふ

1517皇室が京都移転との噂あり国民統合の象徴が首都から離れるこの事に為政者たちの 本音が漏れる

1518集まりし百千のうたに怒り満つ怒る元気をもて唱和せよ 

1519亡き母の癖字に似ている児の手紙 我を支える「がんばれマーマ」

1520あいつらもこいつらもまだ生きている母亡くなりて天命を怨む

1521流れ来る濁流を見て目を瞑る息つめている11日震災忌

1522我が墓の砂塵に帰すも放射せよ冥王素(プルトニウム)たる三十萬年 

1523害撒きて詫びを連発民+自公鉛色の重き未来へ

1524花火なれば愛でし紅(くれなゐ)ストロンチウム哀しみの色ぞ骨に染み入る

1525新しき世は来たりぬと思えども昔夢見し世とは別物 

1526家も墓も位牌も流され盆が来る標(しるし)は私待っていますよ

1527現れだした蝶の奇形だからこそ眼をそらさない考えましょう

1528永遠のロリータ桃井望燃え十年戦の噂は絶えず

1529水俣を見つめし人の口にする人類の滅び美への欲求 

1530長崎の平和大使に選ばれし福島の少女の深きまなざし 

1531青き衣まといし人を待ちながら毒に呑まれる人と我はかわらぬと自嘲す八月の朝

1532古き世では医療用さえ懸念されし抵線量被曝今はデフォルト 

1533蝶の羽傷つけられし子らの目がじっと息を潜めた悪魔を凝視するかな

1534正義など存在せぬが考えて歩む間にやや近づける 

1535心待ち揺れる想いの時待ちて愛新しい八月の朝 (1531「心待ち揺れる想いの時待ちて愛新しい八月の朝 」へ返歌)

1536喉元をそっとさわりて確かめる蝶の羽をもがれぬように (注:甲状腺は喉仏の下辺りにあり、蝶が両方の羽を広げたような形をしています)

1537蝉しぐれひとの心の闇に潜む深い森を我もまた歩きしか

1538街も故郷(ふるさと)の野も原発事故という名前の墓場となりて(1537へ返歌)

1539二回目の夏のひとりの野辺参り手をにぎりしめ くちびるかんで(1520「あいつらもこいつらもまだ生きている母亡くなりて天命を怨む」へ返歌)

1540一億が流浪の民となるときの雲散霧消友と憂ふる

1541いずれ滅ぶ人の世のまづ先陣をきるなら残せ美しきもの(1540へ返歌)

1542沈没をせずとも日本沈没す原発の灯の荒ぶりたれば(1540へ返歌)

1543世界よりつきつけらるる補償にも俊一たてるか我らが政府よ(注:お願いだから安全宣言なんかしないで欲しい) 

1544人麿の後嗣言祝ぐしるしやはかくふらずとも見るはかなはじ(1504「あかねさすむらさきのにもしめのにもだれにもみえぬかくのちりふる」へ返歌)

1545非常時に持ち出すものを選ぶ目でおのが身内(みぬち)の声を見直す 

1546お囃子に重なる路地の蝉の声今日ひとときは眉根のばして

1547織姫に計画停電無用にて心の灯り灯して待つらむ

1548マリアさま美しい祈りにこころ打たれ長崎を今日思います(1466「まりあその優しき響きをもつ人の名をあまたの人が呼び求めた今日へ返歌)

1549原発が原爆となり棄民され何時か終わらん福島受難

1550真っ直ぐに伸びて誇らしげに咲く向日葵のような君よ 絶望の中にも希望を見つける人であれ

1551寿司たべたいその言葉に核種と性質思い浮かべげっそりしそうな盂蘭盆会 (注:川柳風に皮肉を込めてみました)

1552不整脈アスファルト灼けモノクロの異星のごとく逝ける母見ゆ

1553小説は虚しからずや被曝せし人の心を描きもせずに(注:売れ線の小説は今も旧世界を謳いつづける) 

1554揺りかごも墓場も保障せぬけれど国民置き去り安全保障 

1555この国や他の国やに関わらず故郷奪いし罪許すまじ 

1556売り買いの出来ぬものさえ分からぬや故郷売りし罪許すまじ 

1557見える毒見えぬ毒とに関わらず故郷汚す罪許すまじ 

1558国民の七割までが稼働ゼロ求めを知らぬマスメディアかな

1559原子の火絶えねば堪えねながらえばシノぶった末弱りもぞする 

1560盆の朝障子を歩く風があるお帰りなさいお帰りなさい

1561殺人と何が違うと言いたくも人の悲しみはかり難きを(注:ACTAにも注意!情けなし)

1562失いし家族も友も想い出も残ったものは壊れた原発 

1563輸出され加工されてお帰りなさい汚れた魚コメ果物(1562へ返歌)

1564いいぞいいぞここからどう繋げて行くか各位日本の未来を背負う覚悟で臨まれよ(注:野田首相、脱原発の団体と面会意向。次の官邸前抗議で)

1565蝉時雨傷みのごとく聴き入るる人もいるらん盆を迎えて

1566蝉時雨聴覚のみがつのりけり誰も戻らぬ村を思えば 

1567初めての参加の友からメールあり 「また誘ってね『原発ゼロ』行動」

1568連なりて繋がって往く紡いで往く終に見果てぬツイートの夢

1569痩せ細りし犬たちが最期に見たものは 楽しく過ごした家族たちの笑顔か

1570避難指示に犬繋ぎしまま逃げ来しと泣きたる人のその後は如何に

1571原発を止める力をそだてようあらゆる人と繋がることで(1570へ返歌)

1572未来への贖罪こめて原発比率0%のパブコメを出す

1573ほめられなくても強く美しく咲き誇れ深い悲しみの中に咲いた名もなき花よ

1574盆の雨即座にわかる誰しもが悔しいんだな涙なんだな 

1575早寝して目覚めし夜にTLあり移り行く世に思い重なり

1576拙速は拙劣為すと憤怒する発火の夏はお盆を迎え

1577いまもなお彼の地は熱に糜爛せり脈打ちあえぎ嗚咽をもらし

1578本性を見抜かれながらも寄り添うて野太鼓担ぎて「これでよい」ノダ

1579あの遠い崩壊爆発噴出は命の沃土に爪を突きたて 

1580漠とした不安はやがて呪詛となり瘴気となって侵蝕すすまん

1581波の花散りにしあとをこととへば千変万化惨たらしきかな(本歌:豊臣秀吉奉納歌@下関、阿弥陀寺)「波の花散りにしあとをこととへば昔ながらに ぬるる袖かな」(地震と津波だけでも辛いのにフォローされない人災は……)

1582波の下みやこありても黒い雨降りては御霊嘆きやまぬと(本歌:長門本平家物語)「今ぞ知る身もすそ川の御ながれ波の下にもみやこありとは」)(供養にかえて)

1583けなげにも笑顔でいる吾子のその目は何もかも知って知らぬような無邪気さと淋しさをたたえて

1584君と体を重ねし時さえも核の見えぬ傷を隠して夜を迎えたり

1585いのちのらせんの中に潜みし核の傷七代先まで体の中を弄ぶ(もてあそぶ)かな

1586敗戦を終戦と言い換える小狡さが「脱依存」なる妄語を産めり(注:敗戦の日までとっておくつもりが、今朝あまりにも酷い「菅ブログ」を読んで、思わず前倒し。1587、1588も同じ)

1587官の字に草冠を被れども隠しおおせぬ官の本性

1588美しい月の満ち欠け数えつつ育つ命に忍び寄る毒 

1589 美しい月よ儚くも優しく照らせいつまでも新しきいのちをはぐくむ者のために(1588へ返歌)

1590ここもまた離れてあるや佐渡の国今はしばしの清浄の地

1591岸に並んであるや放射物しばしの昔荒海の国 (1590へ返歌)

1592あなたが来てくれた そんな感覚が不思議でうれしくて ありし日のあなたの思い出にそっと手をのばせり(1560「盆の朝障子を歩く風があるお帰りなさいお帰りなさい」へ返歌) 

1593募りくる蝉の声聴く入り混じり声なき歎き囁く朝は(1566「蝉時雨聴覚のみがつのりけり誰も戻らぬ村を思えば」へ返歌)

1594箒目に千筋の風よ盆の道浪江にも吹け双葉にも吹け

1595皮膚がみな耳にてありきしんとする盆のひととき空蝉の声((1566「蝉時雨聴覚のみがつのりけり誰も戻らぬ村を思えば」へ返歌)、注:わかる人にはすぐわかる本歌取りでござる) 

1596天災が生まれ変われと牙を剥く軍隊解消人命救助隊

1597再稼働ただちに火力の炉が止まる電力不足またウソやった

1598飛びません首都圈の空落ちプレイ騒音墜落安全配慮 

1599胸中の父母の記憶か蝉時雨入道雲に不戦の誓い((1566「蝉時雨聴覚のみがつのりけり誰も戻らぬ村を思えば」へ返歌)

1600歌といふ力思へり詠はれし言葉の数数涙して読む

1601夏雲に逝きし人らの顔うかび言葉なくして我を見つめる

1602初めての参加の友からメールあり「また誘ってね『原発ゼロ』行動」

1603彩色のドレスの乙女プラカードのビーズ文字闇に煌めかせて立つ(7.29)

1604「原発はノン・メルシー(NON MERCI)」の旗が立つ「7.29」フランス人の隊列

1605炉の中(うち)は如何にやあらむ覗き得ず手も付け得ずの収束宣言

1606「拡散」で責任逃れとカネ儲け瓦礫に託す卑しき魂 

1607東山送り火消えて闇の水別れが辛く涙止まらず 

1608母ひとり野にでて見しはひさかたの陽射しにつゆも罪のなき子ら 

1609下手な鉄砲数打ちゃ当たる下手な原発数ありゃ事故る

1610八月や死みな理不尽さりながらこの月の死のわきてなほさら

1611旅人のわきて立ち寄る木のもとも散るわざはひにたのむかげなし (古今和歌集292より)

1612去年の秋流れて消えし薪能あやふくも今山神の舞ふ

1613怨霊のいやいよチポポ法師蝉光堂から誰か来てゐる

1614秀衡の一字金輪佛頂尊慈顔に包み守れみちのく

1615みちのくのこけし人形おしらさま一字金輪佛のはらから

1616八月の列車に子供溢れけり光そのほか降り注ぐなか 

1617戦争と原子爆弾と原発も人の命を奪うものなり

1618かなしみを やさしさにして なみだをしまうきみだから きぼうへのあゆみをともにすすまん

1619ひとの子の親にいつかなりし君の手へじかに渡したい祝福された夢ある明日を

1620フクシマが流せし涙は十字架にいるあの方の涙に見え

1621南風に揺れる芭蕉布琉球の夢はいつ叶う崩れぬ平和を求めし今もまた

1622敗戦忌盆に重なる天為かな樹々に影濃きみちのくの山 

1623八月や死みな理不尽さりながらこの月の死のわきてなほさら 

1624我に手を伸ばす吾子の手に希望のひかり望まんとや

1625原爆とならびし双児の片割れよ平和は今乱れに乱れて

1626誰れ知るや野辺一面のたんぽぽの根に懐胎す異形の怨嗟

1627ちいさなてをそらにのばしてわらうきみ つらくてもそのえみをわすれないで

1628こどもたちわらっていればまたわらい たちあがりまえへすすむちからとす( 1627へ返歌)

1629いにしへは戦争譚は遠かりき今偽りの世なりけると知る 

1630「絆」という言葉に思考乱されて真の「敵」を見逃す愚か

1631ゆるる進むholocaustかgenocideはたまた民族のsuicideなりや

1632民族の自裁ならば我らを召せ幼子らには生の時与えよ(1631へ返歌) 

1633民族の自裁にあらずあの時の軍部の暴走事変に似たり(1632へ返歌)
 
1634TLに流れて来る人々の 声聞こえけり我も悲しむ

1635報道に背を向け悲しと思ひけり五輪イジメと福島遠し

1636眠られぬ夜闇の中でふと笑う眠りし吾子の寝言呟く

1637眠られぬ時を過ごして幾度か我も思ゆる原発苛酷

1638原爆忌いきゆきたれど錆び錆びと原爆ドーム哀しく立てり

1639一母が歌詠む時ぞ世の中に吾子を害する物の溢れて

1640敗戦を終戦と言ひ爆発を事象と呼べど消えぬ責任 

1641美辞麗句情味一抹まぶしつつかのソーリにも似たる人々

1642聖人は名を正せとぞ曰ひき翁も俗談平話正すと

1643全滅を玉砕と言ふ美辞に似て言霊汚す空語あれこれ 

1644退却を転進と言ひ敗戦を終戦と言ふ末に今あり 

1645戦後とは辺土のハゼの研究者風情のめくら囃子か、母よ

1646原発さえなければ今頃復興の槌音高く進みしものを

1647二回目の盆来てもなお被災地の手付かずの場所夏草繁る(1646へ返歌)

1648復興も除染も瓦礫もなにせむにまされる宝利権にしかめやも(1647へ返歌)

1649君に伝えたいよ古里(コリ)も福一(フクイチ)も何か同じ空気と闇が潜みしことを

1650青空に消えゆく煙さびしくもゆき去る煙誰にし似るか(1649へ返歌)

1651彼の人の面影似たる夏雲の峰をかすめて今鳥の飛ぶ(1650へ返歌)

1652再稼動為されば増える核汚染それでも支持と謳う悪意よ

1653暗がりで線香花火の弾け散る姿をながめ言葉なき宵 

1654終戦と言葉を変えて被害面無反省やがて原発の群れ 

1655殺されし人戻らずばあるまじき「終戦」いわんや「収束」をや

1656原発で人は死なずと言いし人にいかに届けんこのことわりを(1655へ返歌)
1657やわらかなまるいこころのままそだてわたくしのちいさなたからもの(姪をふくめ福島県民の血をひくこどもたちによせて)

1658やわやわとまるまるとしたこころもてかのとげとげしきあらそいをとめよ(1657へ返歌)

1659エートスの業の深さを知りたるや君の家族を住まわせてみよ

1660盆帰る祖先来たりて往く夏の故郷還る命有りしか

1661思い出の故郷追いし蝶恋し自由の舞いを未来に寄せて

1662時越えて故郷夏の蝉時雨過去は有りしか未来泣きしか

1663盆行事子供地蔵の佇まい数多の名前憶え無きしも

1664安倍担ぎ本性顕す維新かな核も戦争もいけいけどんどん

1665安倍のもと統一せしも我が国家維新の夜明けは永久に来ぬなり 

1666人はみな気づくことなく年月の一回りして〈戦前〉の今

1667この世ではまみえぬ夫と知りながら尚待ちぬるを哀し愛しと

1668琉球の渚の波と風の音に白百合の散りたる声ぞ聞こゆる

1669幼子に子守唄口ずさみし祖母の目にひとすじの泪あり 幼き日に失いし父の面影を追う自分を幼子に重ねて

1670「終戦」と己を騙し子を騙し汚し続けたこのクニと言葉

1671「終戦」とは停戦の末に来るものぞ無条件降伏敗戦の証

1672「敗戦」は自虐の言葉という者ら戦火再びと望むモノ達

1673幾万の御霊還りて来るやむ送るひとありついて行きたし

1674耳の奥に残りたゆたう子守唄夫待つ妻の里の秋」今も

1675ごまかすな終戦じゃなく敗戦だピカドン落ちて尾羽うち枯らし

1676幼らの泣き声聞こえぬ15日明るく聞こえぬ無垢なればこそ

1677彷徨うは人の想いか人なのか五山送り火赫々燃ゆる 

1678送り火は核核燃えぬ世を願いそれを御霊に誓いて五山に(1677へ返歌)

1679風渡る心地涼しき朝の来て終戦に思い馳せてただ目を閉じる

1680迫り来る軍靴の音を聞きたくはなければこそ今声を挙ぐ

1681蝉時雨淡いの夢の時すれば遠ざかる愛追い求めずや/抜け殻の蝉啼く夢の淡い時十年先も殻を抜けしか/空蝉の響くいのちの儚きにとわの想いの消えゆざりしか/うつしおみゆがめるこころたぶらかしいのちのゆくえおもわざりしか

1682あらためて原子爆弾も原発も同じものだとわかりくるしむ  

1683二回目の盆来てもなお被災地の手付かずの場所夏草繁る

1684原発さえなければ今頃復興の槌音高く進みしものを(1683へ返歌)

1685あの日から百合は嫌いだその香ゆえ来る日も来る日も部屋に充ちてい 

1686敗戦の日を明日に待ち盆の朝空に魂鳴り核の原野と

1687地図の上福島の地にくろぐろと墨を塗りつつ秋風を聴く(注:啄木の本歌取りっす)

1688亡“邦”の道ひた歩むそれを〈名〉と毒収められず霊[たま]鬱[うつ]ませて(意:──だってさ。お盆のただなかの敗戦記念日に何かスピーチする野田総理)

1689盆来る願わくば友よ立ち戻れ盂蘭盆汚すこの世怒りて

1690その日より死者安らかにとは祈れずに迎え火を焚く夕となりたり

1691迎え火よ盆の踊りよ今はただ死者と生者の寄り添える日々

1692佛への道未だしの御霊迎え人として語らい世を嘆き(1689から1691へ返歌)

1693灯籠の灯(あかし)に送る御霊さえ仏に至る道閉ざされて(1692へ返歌)

1694灯が島と導かれ送られしときも灯に守られてその灯陰るや(1693へ返歌。意:「お盆休みやる」と阿弥陀さんが言うんで修行途中で人間界に降りるけど、寂聴さんの嘆きも判るわ、今の日本)

1695口実に籠る〈収束〉告げし者知るや暦と季語“秋”なるを(意:ぼくが野田総理なら〈辞任の句〉を練ってるところだけどな) 

1696名もなき花よ凛と咲き誇れあまたの人の心にしたたかにしなやかに永久(とわ)に枯れることなく

1697原発をしらずにいたいままでの自分と向き合う今年の夏 

1698亡き父に似た指先で蕎麦手繰る「敗戦」と語るその亡き父に(元句「蕎麦手繰る指先が亡き父に似て」)

1699リベルテと高らかに歌いし詩人の言葉をいつの日にかぴたりと重なった裸体に書きつけむ

1700レジスタンス詩人は詠った「自由よ」とわれらも叫ばんいつか廃炉の日

1701紬がれし糸いたずらに切りて嘲笑う原発という名の犯罪者

1702核燻(くゆ)る巨(おお)きな墓碑の渚にて祖霊は嘆く故国の悶死を
   
1703音さえも消えた無人の街に沢山の小さないのちが横たわり最期まで待ち続けた日を思う

1704この国をひとびと思うお互いに眼は見据えん原発廃炉

1705生き急ぐひと立ち止まり持ち帰る白い風船「ゲンパツハンタイ」

1706なんとなし還り来たれり肉親の声を聞きおり雨の中にも

1707帰りたい帰りたくない仮定にて帰宅聞かれることの悲しさ(注:全町避難の大熊町民アンケート)

1708腰痛でケツ拭けぬ原発と同じそりゃ腰痛に失礼だ

1709ふうわりした雲を見てるナム(クスノキ)の木よ 優しく見守れ沈黙する街を

1710沈黙の心に繁る細かな根怖れの水に浸かったままで 

1711血の海で泳ぎし夢に起こされて流れる汗を確かめてみる 

1712たましひのむれにもにたるとりのむれふりもかへらずとほざかるかも

1713鯖雲に風媒の死の寄せ来るをひたすら走る夕焼の下

1714戦死餓死爆死被曝死自死獄死刑死私刑死迎火の列 

1715くずれたる墓に向かって手を合わすなにを祈るか盆の正午に

1716いのちなき地のかなしさよはらはらと涙は指のあひだより落つ((注:啄木の本歌取り)

1717浅からむ心も知らね原発の壊れて来世は子孫こそ想へ 

1718来世にも連れ行く富を納めし人懐寒し金はありしも

1719貧困の鍋の底をなめるよなひとを募うて送りし廃墟は 

1720靖国に祀らるることなき御魂こそ不戦反核を倦まず訴う

1721空見上げ原発反対の声あげれば歴史の試練に勝てる気がする

1722芽生え萌ゆる草茎に似て若きらはデモ列の中をはずみ耀く

1723原発をゼロにしてから死にましょう我ら大人の後始末

1724夕暮れの関電前の書道展文は人なり書は声となり

1725温かなきみの体液と混じりし夜の刹那に こころに蠢(うごめ)く核の傷痕

1726きみのその憂いをともに抱きしめて闇夜に交わす未来への夢(1725へ返歌)

1727悪魔になりし医師が診たいものは蝶の羽もがれし子らの傷痕の数だけか

1728悪魔にはあらずひとなりひととして 考え感じる能力手放す(1727へ返歌)

1729被曝させ核のゴミ生む原発の忌まわしき火は不幸の迎え火

1730笑うならどうぞご勝手に子を伴いて北へ南へと逃げるわたくしを 幼きいのち預かれし者の性(さが)なりて

1731会食の大臣らにも聞こえしか日暮れてもなお「再稼働反対!」(注:野田、安住、小宮山、公邸にて会食なう)

1732「内向き」を利用したいかファシストたちよ突き抜けいくぞ「脱原発」

1733嬰児のしっかと握る手の中に 我ら与えり核という罪  

1734嬰児のみえぬまなざし和らげど問う今の出会いを非力の吾れは(1732へ返歌。この七月に孫が誕生。でもまだ対面していないです…)

1735嬰児は全て知りおり感じおり 泣くというのは変換自在 嬰児の眼は深しその先の 未来をしばし預かりし君(1724へ返歌。それはおめでとうございます。暑い中ママさん大変ですね)

1736声高に密やかに眠る子どもを起こさぬように 果てしなく続くこの闘いをもう少しこの手で進めて行こう。 空は空で海は海で大地は大地でひとはひとでありたい。(1724へ返歌)

1737抱きしめた小さきいのちに愛の深さと重さの意味を思い知りて 未来から預かりし夢の意味を問う(1724へ返歌)

1738明日ありと思う心の再稼動夜半に地震の起こらぬものかは(注:「明日ありと 思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」(親鸞聖人が詠んだと伝わるうた))

1739わたくしの心と体のなかにある傷は被曝という名を持つ国の犯罪

1740大切なことひとつも言わず国家の対立深めしテレビという箱

1741哀しみや我が物顔で破壊して死して土にか還らざらんか/苦しみや想い晴れずや死の灰に未来はあるか託す未来は/死ぬことの意味意義あるか放射能有り得ぬだけを定められしに/美しき夏の青空入道雲誰しも想いとわに夢見て

1742去年今年夏を汚せし者共を隠蔽(かく)さんがため「領土!」煽るや

1743山河さえ失わんとする去年今年愛国叫ぶ亡国の徒ら

1744民が大事命が大事子らはなお等閑にして「愛国」はありや

1745カミソリでモノクロの股切り刻む被爆者のごと国切り刻む奴 

1746金のためもちろん地位もほしいから道徳捨てて危を危と認めず 

1747降り注ぐは光ばかりと想いたし子らの溢れる夏の列車よ(1616「八月の列車に子供溢れけり光そのほか降り注ぐなか」へ返歌)

1748八月の電車が運ぶ哀しみも喜びもまた次の世代へ 

1749孫要らぬ子ども要らぬと言いきかす核拡散の時代悲しく

1750敷島の大和の国に四季ありて色は移りぬ紫陽花撫子

1751鬱む躁るあなたのソウル海る北む大地るわたし声るもろとも(0001「君の“声”聴きしとき君は海を越え北の大地で時に鬱む」に返歌)

1752睦み笑みふと海風[うみかざ]み吐息り百四十字の声に和み(1751へ返歌)

1753きみと契りし時にいのちの意味をなぞらむ体に孕む核の傷とともに

1754生命の苗床も着く細胞もわからぬ影がありやなしやと(1753へ返歌)

1755被曝地の光る夏草うねりしが夕凪の中見えない重荷で 

1756青(あお)に碧(あお)を重ね歌う君よいつまでも歌っておくれ希望をもつ意味を人々のために

1757核の惨さを刻まれし君だから歌の中でいのちの重さを問いかけしかこんなにも深く

1758喉元の刃は敵国のものならじ祖国が民を徴す為の刃 

1759「ほ」と云えば昔は惚れる今放射能そして口伏せタブーなりしや

1760憲法に自由安全保障記しなれど為さざる法律作りし/責任を追及するも天災と想定外に原発造りし/放射能と言い憚るや法律と無垢なる命侵され死ぬる

1761灰となりコンクリに化け害を撒くハコモノ復興過疎の元かな 

1762我が国が変われぬ筈があるものか変われた「我」がこれ程在りて

1763気を付けろ政治屋が無知に寄って来る応援いざせん強引にマッチング(注:いや、今や無知なのはむしろ政治屋のほうか) 

1764どさくさに紛れ損ねてなお進軍いよよ声高「絆」「非国民」

1765
避けられぬ冷たい未来背で読むか地に落ちてなお回る蝉独楽

1766空蝉の閣僚憂い山が泣くみんみん・じ~じ~・哀し哀しと(注:現身・隠世・民・自を無理矢理練り込んで)

1767放射能より逃れて来しかわが町にも福島ナンバーの車が走る

1768高汚染地より低汚染地へと流れゆくあきつの島の我らの無惨(1767へ返歌)

1769無惨やな兜の下のキリギリス 我ら知らざり原発の元にて(1768へ返歌)

1770本官は非番のときにデモに出ますだから出世ができないの

1771被曝をばこころの被曝と言いかえるならば被曝者日本に満ちる

1772夏休み帽子被って出かけてく平穏なるかな子どもの虫カゴ

1773幾万の民が危ぶむ原子力次世代に渡す負の技術なり

1774技術とはひとのためなり進歩なり声高に言いて原発止めず

1775素晴らしき仲間同志でリツイート ネットの中の連歌デモ

1776古里蔚珍月城霊光やはり汚職事故起こりなば東海も被曝(注:もし事故が起これば嫌韓たちは自分を棚に上げて汚なく罵るのだろう)

1777寝苦しき夜のかなたにまだ今も溶融炉芯はこの惑星(星)を灼く

1778放射能マグロ回遊西海岸禁漁補償皆は知れりや 

1779今は廃炉福島が急務外圧は忍べそういう社説を私は読みたい

1780「外圧!」を叫べど高まる内圧は事故の炉内に人の心に(1779へ返歌)

1781夏過ぎてもみぢこがらしやがて雪また春が来るいかにその春

1782秋越えて冬をも越えて春待てど異形の季節この惑星(ほし)にありて(1781へ返歌)

1783デモ後の国会前の暗がりに魍魎湧いて愚痴こぼす頃

1784声高に日本の危機という人にまづ届けばや福島の危機

1785食べるひと個々の笑顔にふと思う 食をあずかることはいのちを預かりしことと

1786スーパーで出したこの手を引っ込める 子どもが食べる育つ糧なれば(1785へ返歌)

1787またソッとあんたがいないここに立ち小声で唄うゲットバックと(注:すでに逝った戦友のこと、ちょっとしたことで想いだして・・・またいっしょに激しく抗いたいと強くおもうよ)

1788不都合な事実は見ない報告しない故に原発人は死なない(注:東北大医学部 岡山教授の真摯な告発)

1789あなたの手が好きですと歌うあなたの声に 核の戦の悲劇を知る人たちの声が重なって(福山雅治さんの歌によせて)

1790領土より互いの原発案ずべしともに廃炉へわれらアジアの子

1791それならば戦争するのか無言劇何処の国でも誰も望まず 

1792いつにても死ぬる覚悟とひとの言う この震災の哀しみ深く(「「孫のためこれ以上の汚染は止めたい」と初めて参加のおじいが語る」へ返歌)

1793老い近く駆り立てられる心地して 麦わら被りて馳せ来るひとあり(1792へ返歌)

1794闘うは目に見えぬ物放射能デモに紛れて去り行くこの夏

1795絶望の真っ只中で泣き笑い明かりみいだせこどもを守れ

1796未だ我ら希望の糸を紡ぎおりかくも優しき歌垣交わし(1795へ返歌)

1797明日ありと思うこころの愚かしさ 今日の一日がまず有り難き (1738「明日ありと思う心の再稼動夜半に地震の起こらぬものかは」へ返歌)

1798それぞれの願いとどけるパブコメに原発はゼロの87%の意思

1799政府期待の原発15%は民意にあらず僅か1%の支持を得るのみ (1799へ返歌)

1800なぜここまで日本の人を煽り歪ますのか十有余年前の書籍に問いかける

1801停めるのみそれしか我ら出来ぬれど“負”の火を二度と弾けさせまじ(1723「原発をゼロにしてから死にましょう我ら大人の後始末」)

1802青き灯に突進やまぬ蛾の本能我が遺伝子も受け継ぎたるや 

1803(返歌)来て(返歌)に(返歌)うたびとの化学反応座の力かも

1804やわらかな息は部屋には戻らない病の種を隠すあいだは

1805まっすぐな息はマスクに屯して夏を病んでは秋の佇む(1804へ返歌)

18063.11この災いに観て取れり原発すすめる悪の枢軸(by 凡人大衆).

1807あおい けんと さくら そうた ゆうなと子供たちの名前で考えてみて 被曝の悲惨さが嫌なくらいわかるから.

1808こころの奥に 誰しもがしまっているきれいな一輪の花 どうかその花を核のために枯らさないで

1809優しくて全てを包む愛の中とわに変わらぬ夢を見つめて/果てしなき進歩の夢の浅ましきいのちの価値を量り数えて/科学して自然のいのち畏怖するや置き忘れらし愛の在り処を/祈りして言の葉揺れる吐息して魂からの響き亘れと 

1810待ってたんだねあの日もきっとお留守番だと思って ちいさな骸になった子に謝ることさえ酷すぎて

1811あれに慣れこれに慣れたり震災後子どもの笑顔の明るさに慣れず

1812その上の放射線技師の誇りなるガラスバッチを子らがつけゆく

1813子どもらの上に降り続く放射能ガラスバッチは冷たく量る

1814老朽も活断層もお構いなし踊り続ける死の核ダンス
1815政治色映るが蹴るないたづらに我が身かわいく流れ見る間に

1816流れ見て竿さしている過信あり時代は移りぬ滝壺目前(1815へ返歌)

1817被爆した牛の白骨累々と野犬の漁るは正に地獄図

1818野犬といふ呼び名は哀し昨日まであなたやわたしの家族なりしを(1817へ返歌)

1819せめて生きて欲しくて鎖外したの野生の力のあるを信じて(1818へ返歌)

1820原発さえなければという福島の声原発さえなければ原発さえなければ

1821真紅の布も雪の如く白くなると いう言葉さえ慰めにならぬこと知る初秋 (注:聖書のイザヤ書の一節から).

1822物づくりひとの暮らしを良くせむとたどりし果てが原発爆発

1823再稼働の関電の罪は未来への罪電力あまるこの年の夏

1824見えぬものにてあれば畏れ敬う国民なれば放射能恐れる

1825永遠という言葉あり形見ゆるオンカロという核の処分地

1826流れ見て竿さしている過信あり時代は移りぬ滝壺目前

1827桃果にいのち注ぐひとの心見るたび思う核とは共存できぬと きみに食べさせたかったよ 福島と茨城のうまい米を 塩さえあれば何もいらないという米だったんだ

1828桃果には固き種ありその中の柔らかな未来守り育てる(1827へ返歌)

1829桐の葉や斜陽の中で落ちにけり誰がためなど知らぬ顔して

1830地元の祭礼に足遠のきて緋と白は宵の心の宮で舞い(意:「やめろ!被曝させるな!」とは言えないけど、地元の神社の祭礼……、行けないよ。やっぱ)

1831おまかせの民主主義とはさようなら原発しかり基地しかり

1832帰り往く愛の響きに想いして誰も棄てるないのちは光/還り往く愛の呼び声響きしていのち豊かな秋は近しと/返り往く儚き夢の残照を一息の愛とわに流れと/そして往く誰しも同じ愛の中光にとわに全てに統べて

1833オオフクシマ…青き瞳は哀れめりジャパン?に頷く小さき我を(注:中国・延吉の食堂で、ロシアの若い女性二名がテーブルから立って声を掛けてきた。1834も同じ)

1834「グッドラック」ジャーニーならずラックなり後で気づきてふと立ちすくむ

1835廃棄など考えもせぬプロジェクト後戻りせぬ公共事業
.
1836我が国は神国なれば滅ばぬと思いおりしか導きし人

1837汚染されしアイナメの恨みはらさんとクラゲ集いて配管塞ぐ 

1838他人事 対岸の火事 傍観者 無関心こそ原発の温床

1839原発に寄生し肥える人々に規制ゆだねるわけにはゆかず 

1840夜空に咲く花よこころに咲く花になれ 平和願ういにしえの人たちの想い忘れぬために

1841核を弄(もてあそ)ぶ大国の野心に核の悲劇つきつけたい 住めぬ大地と化したあの日の悲劇から思うこと

1842焦土と化した広島から見えぬ悪魔の爪痕探す運命(さだめ)負った医師の言葉にいのちの重み知る

1843底知れぬ泥より花を結ぶこと蓮の如くに大熊ならん

1844伝来の土地にしあれば捨てられぬ故郷という響きの哀し

1845まず謝罪そして反省罪償ういずれも出来ない東京電力

1846産業が危ない次は学問が廃れるという原子力ムラ

1847君が声我が身に届く今日ありて福島思うこころつなげん

1848呟ける死ねばいいのに簡単に死ねるひとなく死ぬるは悲し

1849反核を訴え続けたこの思いいつかは届け人の心に

1850どけゴルァいつかは歯牙にかけてやるイカす俺様の白いRV

1851またデモー?! わたし信号渡りたいのに何このひとたちしねばいいのに

1852キエフより汚染の酷いこの街にかげろうの命いまさえよければ

1853〈季語〉のみの季節逃れて土地離れ「おもろいおっちゃん」に出逢えて夏が

1854違いはあれど同じ空の下で生きているそんな気持ちになれたなら核を持つ野心や不安もなかろうて

1856屋根越しに響きぞとどく遠花火連歌つなげし詠み人おもう

1857桃果ある卓の白昼翳淡く唇ふれてよしやなしやと

1858蜩や天に崖ある日暮れどき集いし影とまけぬ声あり

1859色容(いろかたち)花は年々相似れど同じからずやこの惑星(ほし)の今

1860向日葵の空に向かいて今朝咲けど恨むが如き空に眼差し

1861花に葉に根にまた茎に愚かなる人の創りし毒蓄えて

1862人の世に原発要らぬ核要らぬ群星の如歌を連ねて(注:ひさかたに甲州の満天の星の下で。1863と1864も同じ)

1863自が為詠いし歌が拾われて銀河を創る塵の歓び

1864かにかくに瞬く星の多けれどたった一つの愚者たちが星

1865旧暦の七夕の夜の星星に見つめられているこの星の現在(いま)

1866星星に願いは言うな今はただ悪魔の竈明日こそ絶やさん

1867たかが「領土」このクニの幾多の民の明日をこそ護れ

1868暗き夜にも電子の風は運びくる数多の想い籠めしその歌

1869人を愛す想いが故に人詠う対極に立つ炉は要るまじと

1870人も郷土もクニさえ殺し続けんや悪魔の燃やすその暗き炉は

1871行水とともに夜濯ぎしぼり水蒸し暑き夜もここちよきかな

1872 握りたるこの手の中に入りたる 子どもらの笑み壊すまじ我

1873南相馬の享平医師(せんせい)闘うは放射能汚染とお役所仕事

1874自らは抗がん剤治療を受けながら子どもを守れる明日を目指す(1873へ返歌)
1875 きみとともに未来の絵を描きたい この惨禍を生き抜くために 未来にいのちつなげるために

1876君もまた未来に蒔かれた大切ないのちだから伝えたい 核の無意味さと核に弄ばれる怖さを

1877厚顔は専売特許メディア顔エログロ込で秀吉じゃ

1878老いてなお被曝の臨床に立つ老医師に医師の姿と気骨を教えられ.

1879愛の意味なぞらう時にあなたといたいと願う 核の傷あとに毅然と立ち向かう朋友(とも)だからこそ

1880幼子をモルモットと化す狂医師がよもや現実(まこと)に存在せしとは

1881幼子のいのちより名誉に走る医師たちよヒポクラテスの誓いを忘れたか(1880へ返歌)

1882微かにも響き無きしや色香りいのちの運び病むべきやと/とてもして遥かな響きとわいのち儚き浮世断ち消え行方/私来て私亡びて私成るいのちの行方愛の儚きに/留め往く愛の響きに一つ夢自由と平和真実叶え

1883不可触の建屋に来るやまた津波祈る以外に手だてはなしか

1884関電を敵に回して人気取りヤバくなったら再稼働OK

1885亡き殻と病気の子供を盾にしてそこまで儲けて逃げるとこあるか

1886消費税あげて被ばくもさせてみて負担は全部庶民に丸投げ

1887核兵器たくさん持ってるとえらい国これから持つと袋叩きさ

1888原子力世界中みな支配して病気も死者も知らぬ存ぜぬ

1889宇宙から放射能いっぱいきてるから俺が瓦礫を燃やすのOK

1890市民らが言うこと聞かねえうっとおしい大阪捨てて国を支配だ

1891府庁舎の耐震性がやばいので移転したらば地震で壊れた

1892デモするな俺の評判落ちるだろ俺が選挙で勝てないだろが

1893瓦礫でも燃やしてやろう市民ども俺の野望の邪魔だてすんな

1894我が身など捨て去りたくなる今日ありて 子らの明日の為に生きゆく

1895台風の襲来多きときなりて原発建屋の無事を願わむ

1896真夏日を乗り越えたまいし同胞の節電の努力原発不要

1897転ぶなら一人で坂をゴロゴロと なれど子どもを盾にする醜悪

1898政策もさながらコスプレ某市長脱原発も着脱自在

1899鴻毛の羽より軽き言の葉に言霊の国の荒れるを嘆く

1900困民の頭上を滑る言の葉の枯れてからからまろびゆくなり(1899へ返歌)

1901闇いよよ深くしあれば一筋の光射し込む季の嬉しや

1902福島の幸は我らが決めるにあらず 共に生き抜く未来を描く

1903何もかも想定外と言い抜ける己が身のみは安泰として

1904明日しれぬと思い今日をなにげなく過し未来の仕事を受くる

1905きみのこころがだれにもとられぬようにいまはまもるよ いつかえみがうかべられるように

1906てぃんさぐぬ花(ホウセンカ)のようにこころに染めたい ひとのいのちの意味 尊さを

1907内部から腐り始めたこの国に何処まで群がる魑魅魍魎

1908魑魅魍魎たち蠢く世に闇は深くあれども信じたいひかり輝く明日が近きことを(1907へ返歌)

1909ふるさとを追われしものの悲しみをふるさと持たぬ女が想う

1910この国に勢いがあれば断固たる覚悟で汚染封鎖したでしょ

1911関開く佞臣いて外圧などほんの少しで国滅ぶ理

1912ふくしまの幸みな奪われたりと嘆く世になどて無人の岩山を思うらん

1913テロならば戦争ならば標的に発電騙(かた)った自爆装置

1914はからずも生きた見本をまのあたり巧言令色少なきかな仁

1915クムイウタ(子守唄)の言の葉に込めた子への想い知れば隣の国も同じだと思えるのにね

1916小泉に衆愚踊った夢芝居またも懲りずに維新ブームか

1917維新とは己が身を捨て成し遂げた 関電ごときに負けて名乗るな(1916へ返歌)

1918自民党原発濫造に頬被り政権復帰即推進か

1919むずがるきみのためにでんでらりゅうば歌おうね こわいものは出てこん出てきたくとも出られんけん

1920長じても尚吾子のせがみけん 母そのまた母の唄いし子守唄 (揺りかごの夢に白い月がかかるよ ねんねこねんねこねんねこよ) (1919へ返歌)

1921空港について見ゆるは桜島緑深き南国の国

1922甑島深き蒼の海なりて魚と戯れ波に涙す

1923旨い物自慢はかるかん白熊黒豚知覧茶忘れじの薩摩揚げ

1924鹿児島の人の情けの篤ければ再びまみえん鶴丸城にて

1925知覧には黙して語らぬ若人の「聞けわだつみの声」平和を夢見て

1926どの子にも父母あり友あり幼あり生きる望みを託されけにきり

1927戦争にあらずや政争具となりて町の情けの割るるを悲しむ

1928大隅のいのちは民のものなりて触れずば子孫の宝となりぬ

1929響くときいつも嘆きの海神(わだつみ)は万葉昭和そして福島

1930辺境をつくりし中心妄想よ汚れを島の端に押しつけ

1931そこかしこ蘇生の力溢れ来よいざ衰頽の島を潤せ(1930へ返歌)

1932新しき目をもて立ちぬ絶望も失せよ辺土に力漲れ(1931へ返歌)

1933流氓となるやもしれぬ島人の希望は小さき隅々に棲む(1932へ返歌)

1934被曝の惨禍にいる人 流民になり生きる人を 人よわすれるな国よ忘れるな(1933へ返歌)

1935この惑星(ほし)の青さは国を越えても同じ青さ ひとの祈りもこころもなみだも同じごとく

1936ひとなれば赤き血潮のあふれけりその熱を持て変えゆけ世界(1935へ返歌)

1937ハングルの文字にも沢山の祈りと愛の言葉あり きみもまた平和を願う同胞なり

1938故郷は身の内にありこころありいずこにありても血が懐かしむ

1939諸々の思いは胸の奥なりや声を一つに叫べや今は

1940方法は違えど同じ熱さにて全国に広がる金曜日デモ

1941去年の夏心まだ乱れ“この夏”に歌と歌とに出逢い舞い歌い

1942あのお空はどこまで続くの?と尋ねる子に 避難で離れたおうちにもと答えるかな

1943古里(コリ)でまた原発とまりし報せ聞きふと思う 若者よ原発のためになど死ぬなよと

1944震災と原発危機とは別物と分析して悦に入る旧き人あり

1945最初で最後の大きな願い君と叶えむ原発なき世を

1946いつの日にかその大きな夢を叶えし君にそっと手渡そう 福島の涙から学んだ核のなき世の中を(1945へ返歌)

1947竹島も北方四島樺太も国境変われど大地は生きる

1948核汚染大地死しても福島を塗りつぶすまじ日本の地図から

1949人だからこそ深き痛みに思いをはせられる 心に泪と怒りをためていつしか意思を貫くなり

1950キャンドルに亡き闘士達も集まりぬこんな日本に誰がしたかと

1951地蔵ほど慈悲深き菩薩なし 闇にさ迷う人すら救うと佛亡き後を任される菩薩なり おのおのの心に宿る優しき心を照らし出す 菩薩のような慈悲のひかりで福島を照らせ

1952さらば我慈悲の水面に漂ひて子らを守りぬただ人なれど(1951へ返歌)

1953この蒼き空三日月も輝きぬ 同じ風吹く福島清し

1954一筆に民の名記す署名簿は民を害するものに迫るを

1955 我が名持て子どもを守れと名乗りしは地蔵菩薩の化身にありぬ

1956真正に略奪されし領土とは永遠(とわ)に戻らぬ福島ならずや

1957炎天の地を駆け抜けり鬼子母神追われし民の無念背負いて(注:先頭で頑張りぬいた一人、上越の橋本圭子さんはじめ県内どこでも女性の皆さんが主役の全県運動、初の「原発」県民投票に向けて「たたかい」はまだまだ続く)

1958虚勢張り国の防衛宣するも民は見棄てり汚染の奈落に

1959どこからも火の手があがる原発に六万筆の民意も参じ(「原発」新潟県民投票の実施実現目指して健闘した皆さんに)

1960量よりは質なりと云う理は在れど六万筆の造反有理(注:6月からやっていた「原発」新潟県民投票の署名運動 まだ終わった訳ではないけれど、6万筆以上を集めた。成功させよう。「みんなの会」の皆さんに敬意を表します)

1961国すがた語る虚しさなぜならば人の血あらず暮らしもあらず

1962被爆した牛たちが生かされ草を食む絶望の町の「希望の牧場」

1963繋がれぬものにしあれば青々と夏草の中駆けゆけいのち(1962へ返歌)

1964土地土地にひとの愛あり言葉あり 中央と驕り高ぶることの浅まし

1965当てのなき旅路なるかな命さえ既に形を見失ひたり

1966終わりあるいのちゆえ 真実を語り継がむ 碧い惑星(ほし)のあまたのひとが生き残るために(1965へ返歌)

1967大切ないのちすら無意味と無視する現在(いま)のまつりごとを 怒りとともに過去の繰り返しかと嘆く今日もまた(1966へ返歌)

1968失われたいのちに問うならば生きる意味を問うてみて 生きてほしいとささやくから(1967へ返歌)

1969我がいのち誰のためなり何のため生きてゆくのか知る為生きゆく(1968へ返歌) 

1970死は常に親しく身近に寄り添ひて微笑み絶やすことぞなかりき

1971真夜目覚めまだ息あるを思ふだに申し訳なき心地こそすれ

1972この身とていつか朽ちゆく定めゆえ内にすべてを抱きつつ歩まん

1973七夕の夜や数多の星々のひとつひとつが吾らが願ひ 

1974短冊と筆ペン渡し女性(ひと)の衣に「〈まんとくん〉?」「いいえ。子は博多へ」(1973へ返歌)

1975わたくしの命の器に注ぎこまれし凝縮された君の命の水が 刹那とともに足元を濡らすとき 被曝という見えぬ傷跡をなぞるかな

1976鹿児島に西郷隆盛ひとありて座右の銘は『敬天愛人』(鹿児島県民に寄せて。1977~1979も同じ。)

1977台風の銀座となりて桜島噴火の害に耐えてきた民

1978薩摩には川内原発既にあり大隅までも汚したもうな

1979外様には外様の意気あり心あり地方自治の闇を拓けよ

1980夜空にきらめく星々のようにあまたの人たちの心に宿る星は平和を求める限りない数なり

1981人材は人財なりぬ人災の波に呑まれて灰塵と帰す

1982この地球我等は借りし者共ぞ長きを思わば原発止めよ

1983夕焼けの空に三日月地にはひと月も頂点後押しをせむ

1984汗に濡れ涙に濡れぬ金曜日ただびと達の哀しみを聞け

1985子どもらの未来を全て呑み込んで肥え太りゆく原子力産業

1986今まさに君を戒むデモありて何をか言わん福島語れ

1987昨日まで正気の沙汰でなきことに悪夢の明日はみなが熱狂(注: 戦争を推進することに加担し、後で「騙された」と言ったのも国民)

1988辺境をつくりし中心妄想よ汚れを島の端に押しつけ

1989なにをして中心というこの国のあらゆる場所が中心のはず(1988へ返歌)

1990中心や都心に心はあらずきと思へる今宵七夕の空(1989へ返歌、伝統的七夕の日に)

1991無意識の波の間に間に漂へる水母は海の意志の憑坐(よりまし)

1992海月には思想なきと言われども海が意見を伝えに来にけり(1991へ返歌)

1993パパに電話してとねだる君の顔がすこしだけ彼の顔に重なって見える蝉時雨の午後

1994委員会規制どころか焼け太り原子力ムラの牙城堅固に

1995水俣病イタイイタイ病ヒ素ミルク またも企業の欲のため被曝す

199640年経て悲しみの繋がれり水俣の苦しみ福島の苦しみ(1995へ返歌)

1997公害の歴史に悪名連ねるは常に国県行政なりき(1996へ返歌)

1998無人町碧空かなし影呆けただ風渡り澄み切るのみぞ 

1999苔の庭光が融ける影融ける現世の毒も融かさざるかと

2000蔦(つた)の葉のごとくしたたかに絡み枯れてもまた繁らせよ核の悲劇繰り返さぬためにも

2001蔦ならばどこにでも這うて生きてゆくそのしなやかさで生き抜け子らよ(2000へ返歌)

2002病葉のごときものかな人ひとり消えゆけどヒト在り続けたるらむ

2003病葉のやがて幹から根にいたりヒトとて姿を消し行くものを(2002へ返歌)

2004病葉は自ら落ちて樹を守る守られて哀しむ一心同体(2003へ返歌)

2005ミルク飲む嬰児(みどりご)の無邪気な姿に己が知らされぬこと無知なことに怒り覚える

2006亜州起つ為が捨石となる覚悟もって核の墓場に挙手をや

2007十兆円の核燃サイクルの欲にまみれ原発を死守したい(らしい)グループの闇

2008ひそり咲く美しき花よあなたは知っている わたくしたちの愚かで無意味なあらそいのいみを

2009今もなほ原発殖ゆる大陸と列島小さき島を争ふ

2010政治的判断というその前に従うべきは命の倫理(2009へ返歌)

2011大飯志賀玄海伊浜川内も福一目指す自由競争

2012ピーマンの空洞剪つて立つ風のいよいよ軽き大臣の言

2013一国の総理になれど千葉県の駅頭でぶつ如きスピーチ(2012へ返歌)

2014かなかなの夕べ岬の沈みつつ大飯へくらげ集ひ来る頃

2015今日も声揚げし我らは明夜(みょうや)の旧暦(くれき)の七夕見据え“歌”研ぐ(意:火に油を注いじゃったね。野田総理、菅前総理)
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2016微笑みて叛旗掲げる友がいて研ぎし歌あり放つ歌あり

2017通辞なき異邦人(とつくにびと)との会話かな野田の耳に念仏虚し(注:反原連と首相の面会)  

2018死なせないその言葉をたったひとこと君に伝えたい君が生きたいと願う限り(福島の子供たちによせて)

2019下々に馬脚を晒した大メディア 3.11以後はなりふり構わず(by 制作下請け)

2020為すべきは避難すること守ること子供のために傷負う互いで

2021老医師が原爆から被曝を見つめ悟ったものはウチナンチューと同じヌチドゥタカラなり.

2012水俣の毒 一心に背負うて骸になりし児のいのちに誓わん この事実を風化させじと

2013名などなく番号で扱われし児のいのちをなぜ忘れられようか おのれの身代わりに死に至ったと知るならば

2014たくさんの児ら水俣の十字架を背負いて生まれけむ 大人はそれを知らぬ仏罰といいて

2015凛としてすすみ入りたる官邸で枯れずに萌えよ紫陽花の群れ(注:断固支持:首都圏反原発連合=官邸突入(きわめて平和的な・・))

2016大地に根を茎に葉つぼみとはぐぐみて祈りをかたちに紫陽花の群れ(2015へ返歌)

2017凛として花を咲かせり紫陽花の季節巡りて大輪となる(2016へ返歌)

2018経済(しのぎ)より生命(いのち)は軽(かろ)し福一に櫛比するのは見えざる墓標

2019渋々と「大きな音」に会う総理「ことば」を受けて瞳泳がす

2020会談は平行線でもかまわないあとは選挙で我らが決める(2019へ返歌)

2021われわれの声を「音」と例える野田総理次の選挙で落としてあげよう(きっと大きな音がするはず。2020へ返歌)

2022福一で山ほど浴びた放射線死してもなしや因果関係 (急性白血病で亡くなった作業員の方に)

2023水俣の漁師はうおを喰らいけり水銀入りてうまかと笑い(注:石牟礼道子『苦海浄土第二部』より)

2024経済が先じゃあない目の前の小さな子どもを食べさせて笑い声を聞くために私は生きてる

2025ここにまた棄民のためしありにけり治らぬ者はリハビリ停止(注:『言霊』多田冨雄・石牟礼道子往復書簡集より)

2026敷島の大和の国は美しの国放射能にて穢してはならぬ

2027悲しみは悲しみであり涙落とせ怒りは常に身の内にあり

2028亡くなりしは父兄弟息子なり彼の命の散るを悲しむ

2029まろやかな塩味欲す夏のデモ塩飴転がし歩く力へ

2030塩飴を君はすぐ齧り「次の味!」夏のデモでは皆が塩飴」(2029へ返歌).
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2031食べ物が無いなら車を買えばいい財界人は民に呟く

2032永遠は変わらずあるも儚きにこの世の夢の輝きすれば/愛忘れ愛の中にて恐れ往く呼び声聞くや愛を報せて/祝福の世の中忘れ崩れ往く心の夢のいのちの祈り/時流れ未来の姿幸せの想いは同じ愛の絆と

2033きみの手がいのちの重さ確かめてわが子抱けること切に願わん 福島の悲劇知るゆえに

2034時きぬと目にはさやかに見えねども「大きな音」に牙城も揺らぐ

2035老いてなお被曝と向き合う医師のまなざしに 原爆の惨禍に巻き込まれし方たちの命を問う眼差しに見えて

2036闇に葬られし誕生(流産・死産)をなぜ受け入れられようか たかが核開発や電気のために

2037電気より大切なものすべてなり生命を削る核発電(2036へ返歌)

2038議員バッジをガラスバッジに付け替えてふくいちにゆけ税金泥棒 

2039歩む人涙嘆きも絶望も変えて未来へ安らぎの国 

2040始まりは小さきものと弱きもの崩壊はゆく生き物すべてに

2041旗振りて海の孤島は守りしに福島落とすな忘却の淵へ

2042ふざけるな脱原発なるお題目半減期と期限を競うか

2043人生の右も左も識らないで思想の左右を論じる右の児よ 愛から始めよ世界が変わる

2044福島の悲劇は隣にあるものぞ水色の箱パンドラの箱

2045生きる智恵求めるひとの少なしを現代という言葉に隠す

2046現代の防人ならむ防護服特殊マスクで君らは闘う

2047議員バッジをガラスバッジに付け替えてふくいちにゆけ税金泥棒

2048ヘリウムガスと抵抗の歌詰めて高く揚れやま白きバルン

2049悪夢ではなくこれは現実魚も茸も次々と自然の恵みが禁忌になる国 福島の桃を野菜を牛肉をすべて購え為政者たちよ

2050綱引き大会最後の参加に集まりし各地に避難の浪江町の子ら

2051私(わたくし)の腕に疲れてねむるちいさな子よ忘れないで笑顔と勇気を

2052君の手に手を重ねて歩むよ 闘い方は違えども 君もまた未来を願う同志だから

2053現在この時に絶望の淵を歩く者たちに寄り添う心根あらば闇も明けように(2051と2052へ返歌)

2054放射能驟雨に流れ行く先の淀みの魚の食卓の美味

2055半ば溶け匙を立てるやしゃりしゃりと悼みと涼を氷菓“声”にす(注:3.11以来氷菓のたてる音でさえも悲しい。).
....
2056涼求む小旅行先より便り歌無し翌日(よくひ)のデモが歌詠ませ(意:〈連歌デモ〉って、つくづく市民デモだと思う。)
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2057世の中はこんなものよと追随し泣きを見るのは我が身なりけり

2058アイナメはあれかこれかの違いにてあれは食材これは猛毒

2059正道の取り澄ましたるしたり顔ヨノナカァソンナモンデアラスカァ

2060新聞もテレビも止めてツイートチェックそのほうが世の中わかりやすい

2062君の体の中にあるよかれと思う本能(さが)が凶器になる濃縮という名前の暴力.

2063青白き臨界のひかりなぜまた人の運命(さだめ)を狂わせるのか.

2064いづれのち平和の意味を知るでしょう 核の惨禍のかの国も朝焼けの鮮やかな国もまた

2065驟雨きて稲妻ひかり声もなく(すべて流れろ)(流れ去りゆけ)
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2066言の葉の響き揺れ往く愛の夢いのちの全て繋ぎ集いて/もの欲しく裏表とてこの世夢いのちの大きく愛に満ち溢れ/独り往く愛の響きの連れ添いに全ての命深き呼び声/生きる夢溢れる愛の祈りして罪穢れをも抱きしめられて

2067格別の事をせむとて忌むは暗し 松明(たいまつ)が是れ政(まつりごと)なり
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2068汝(な)が肝に日輪ひとつ染め抜かば恐るもの無し世界ぞ同胞(はらから)

2069耐へ抜きて一仟二百有余年変はらぬ物を変へむとぞ思ふ

2070晩夏なれど憤怒のマグマ身を灼きて 赤き涙の瘡蓋(かさぶた)を剥ぐ

2071子どもらに残してゆくのが悔やまれる原発拡散許せし我ら

2072 嬰児はすべて許せり抱かれる君の笑顔に笑顔で返す(2072へ返歌)
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2073熟練の技術者減りぬ全国の原発作業員のいのちも惜しむ

2074産地見てため息一つで菓子戻す子らに漂ふ諦め悲し

2075自滅の道よりも生きる道を探したい立場は違えどあなたとともに

2076子どもらに手渡したけれど故郷の 海山川は放射能にまみれぬ.

2077粛々とこの国のひと従いぬ原子力政策破綻はすぐそこ

2078ひとの手に余る物をば作りだし恩恵受けるは誰にかあらむ.

2079食(じき)求めむずがる子にゆめある時を渡したい生きるとは食べることだから

2080来たるべき明るい未来の核融合「あれ使おうよ」と空を指さす

2081海越える猛者ありてこその新大陸されど故郷は長閑なりけり

2082宇宙(そら)越えるためのみにあれ原子力故郷の星長閑なままに

2083原発の立地条件満たす土地?あるよ。火星か月の裏なら(注:ホントどっか余所の星でやってくんねぇかな)

2084紫峰の頂きがたくさんの街を庇うように死んだ3.12

2085ホチキスが一本みつかりゃ全回収ほら入ってないでしょと言われてもねー
 
2086けばけばが嫌いと一応いっておく。産地偽装でなんだかわからん

2087カネありて人無き土地に死の光命なくしてカネは無価値

2088無関心捨てて守ろう孫の夢己の子孫無上の宝

2089子の笑顔守るは大人の務めなり見えざる脅威を隠す輩へ

2090「短歌が政治を歌うのは危険だった」の論調に深夜秘かに激しく怒る

2091人麿は政治を詠いぬ防人はふるさとおもいていくさをなげきぬ(へ返歌)

2092なきがごと強弁しても歴然と汚染はありき五輪は笑止

2093現実を見据えることの恐ろしさ次第に育つ脳内目蓋

2094汚染されし木の実なれども山のけものにせめて今年の豊作祈る

2095原発もガレキもACTAも要りません笑って暮らせる世が欲しい

2096明日もまた笑い暮らせることもなく3.11後の時間は流れる(2095へ返歌)

2097原発を止めんがために我歌う子どもたちよと我歌う

2098嬰児(みどりご)の目が我の顔じっと見る無邪気さに 妻は涙す被曝をさせて申し訳ないと

2099働けば働くほどに悪貨産む汚れちまった歯車の気分

2100地は汚れ空張り裂けて水澱むとも荒地に刻め吾は生きると

2101放射能除去装置を取りにゆくヤマトの民よかの星あれかしと(注:国威発揚の歌ではありません。悪しからず。)

2102ふくいちにいくひとたちにとどけいのりにもにた かえってこいというねがいを

2103国よりも心ははるかユーラシアの同志と結べともに廃炉へ

2104福一という戦場に旅立てる男に叫ぶ生きて帰れと

2105安心を与える為にデマに乗り被曝を増やす愚かな善意

2106崇高とおだてて被曝強要し何故脱原発と声高に叫ぶ?

2107酷暑よと猛暑と煽りしテレビジョン予言当たりて節電言わず

2108周囲との温度差により風邪をひく放射能より世間が怖い

2109再爆発あり得と述べる記事を読みなからん奇跡を願いて祈る

2110集会の帰り横十間の手漕ぎボート5年生の君が傍らにいる気がして

2111分からない去年はあんなに怖がっていたのになぜ何も考えないことに君はしたのか

2112冷凍庫開いて桃に紅(べに)さして振舞うや即産地を問われ(意:種煮た赤いシロップがけの〈桃シャーベット〉、去年から素直に楽しめない夏になっちゃった)

2113体あり心と夢の媒に被曝に使役事為す難く/心より願いの通ず健康はしても放射線奇跡はあらず/笑う顔息する夢の浮世して目の下隈の放射能想いし/蜩の沁み入る夢の夏模様思い出未来とわに過ごして #連歌デモ.

2114残念だが君の未来あると思うなとりあへず進学してとか

2115お茶アイス出汁なにもかも辞書になく3.11 後は古米に塩だけ

2116その汚れすべて背負えと画を描く言葉の消えた土地を棄てよと

2117福島に生まれし人の帰省してにわかに撓(たお)む4号機の影  

2118核利用平和と軍事の境なしかの半島の南北思えば(注:両国は依然「停戦」状態のままですから)

2119若者たちの犬死にと犠牲の上にたつ核利用こんなものになぜ平和と名がつきしか
                                                                               (2118へ返歌)

2120夜明け前の空こそ深き闇に見えれども希望に満ちた朝日見る闇夜かな

2121今も昔も夜明け前こそ暗かりき闇夜切り裂く歌こそ詠え(2120へ返歌)

2122闇夜切り裂く吾子の産声に強く泣け強く泣けと我は何度言うかな(2120へ返歌)

2123強く泣け今はただ強く泣けこの夜明け親故言える言の葉は強し(2122へ返歌)

2124この闇夜暗く冷たき夜なれど日はまた昇ると信じたき夜(2120へ返歌)

2125あゝ連歌切なき闇のかけあいにあらためて知るあつきこころよ(2124へ返歌)

.2126右翼の喋った後に左翼の人が まさかあなたの話した後でスピーチするとは と官邸前デモ呉越同舟良いじゃない いのちを守るそれが優先

2127他人事ではない子や孫が連れ去られゆく原発作業

2128正しい技術を持たぬ者に復興作業はきつかろう全国の原発廃炉はどうするの

2129設計者は描く青写真出来る物は赤か黄色の不良品

2130科学とはなんと非力か目に見えぬ放射能さえ明らかならず

2131守るべき家族のありて働ける原発作業員の家族も悲し

2132分かちあい被曝をともにさせんとす原発作業員原発瓦礫

2133原発ゆえに帰郷未定の町にして言葉も悲し「仮の町」構想(悩み深き福島県双葉町)

2134スーパーで忌み嫌われて膿んでゆく桃と目が合う福島の桃

2135向き合うは膿か桃の香かちくちくと諍うなかで実を探しつつ」(意:皆、苛立っている。けど……。2134へ返歌)

2136淡雪にいちごシロップかけてとねだりてこまらせた子らに あたりまえの日々かえしてほしい.

2137淡雪も苺も触味(そくみ)奪われて季語のみ揺蕩(たゆた)う晩夏の朝に(2136へ返歌)

2138生と死を真顔で語りたき今も慰安の笑みに埋もる心根

2139「ガンバロウ」?「絆」がどうこう?空しいね科学報道ないのかよ!

2140百年(ももとせ)の 歪み(ひずみ)の種は 収穫の 象(かたち)あらわし目覚めうながす

2141目覚めたる麦の穂陰に収穫の象を歪め核の塵降る(2140へ返歌)

2142朝顔や藍とひとつに澄む身かなひとの気持ちは別れ散れども(注:藍と愛とをかける)

2143別れ散る人の想いもやがて会うこの闇の空必ずや会う(2142へ返歌)

2144世間並家庭の幸に背を向けてわれ核夫となる自由をも想う

2145脱原発デモの先には何やある政治を変える算段を(*`へ´*)

2146葡萄の実を見つめる小さな眼が無邪気に見るものは心に隠した深い闇の森

2147痩せてまた手にす今年の秋茄子多病の人の憂い深きに 

2148不安あり葡萄の熟るゝ香の中で山の影にも岩影木蔭も

2149手のひらに乗せるほどの幸でいい生きてゆくのに必要なこと

2150見失ってしまってから探してももう遅い手のひらに乗せるだけの幸を喜ぶ

2151一人でも多く被曝をさせたがる細野豪志は悪魔の手先 

2152セシウムもプルトニウムも降り続く元凶なりし原発止めよ

2153うす桃の石榴子安に祀れども悔ゆることのみ数えしものを

2154遺されし「パパは本当に残念だ きっと助かるまい ママこんな事になるとは残念だ さようなら 子供達の事をよろしく頼む 今6時半だ 飛行機は まわりながら急速に降下中だ 」手帳の文字を重ねてみよ 原発事故に苦しむ福島苦しむ国民

2155無花果の香や死なずにいゆるなし望みは断たれ忘れ去られて

2156みちのくでたわわに実る青りんご薫り高きに涙こぼるる

2157福島の無辜の人らを蹂躙す「結婚するな 子供を産むな」なん人(ぴと)も被曝も差別も奪えない人の生きゆく基本的権利(注:日本生態系協会池谷奉文会長が、7月の講演で「福島の人とは結婚しないほうがいい」と述べたことに対して)

2158今日はデモの日核のない未来を作る夢満月に託してデモに行く友と共に詩となって

2159きみのこころに永遠(とわ)なる花をと歌うあなたは 悲劇の中にも幸せの種が埋まってると歌の中で人を慰めるかな

2160故郷に赤き花咲く彼岸花 デモに連なる死者の念かな

2161今生の生は泥にてまみるともやがて蓮の花ぞ咲くなり

2162八月の情念背負いて我もまた 今日もいのちのために闘う

2163八月の尽きても八月忘るまじ今日旧暦の盆の満月 (注:新月を基準にする陰暦は中国から入ってきたもの。それ以前の陰暦は満月が基準。旧小正月と旧盆はその名残で半年ごとの大きな節目。今日はその旧盆の満月。)

2164旧盆の月の見守る紫都を圧すドラムの音は縄文の音(注:満月を基準とする暦は、たぶん縄文時代以来続くもの。)

2165縄文の音の圧する江戸の坂今旧盆の月が照らして(2164へ返歌)

2166目の前の生にとらわれもがくのも今生限りの命であるゆえ

2167ソウルの空にある月も東京の空にある月もきっと誰かが眺めてる そんな気持ちになれたら優しい気持ちになれるよね

2168この惑星は君が遺せる形見ゆえ核の絶えたる明日に進まん

2169この惑星の中に浮かべる日本丸力合わせて未来へ漕ぎ出でむ(2168へ返歌)
2170行き先を示さで封ず地図の草むらからの空歩みて展く

2171出口への地図はいづこと捜しつつ草そよがする風に訊ねん(2170へ返歌)

2172今日も我君の形見をつけて生きる 共に生きる今日共に生きる明日

2173君の匂い 眼差し 願いを想うとき 我のいのち終わるときも共にありたし(2172へ返歌)

2174この惑星(ほし)は君が遺せる形見ゆえ核の絶えたる明日に歩まん(2172へ返歌)

2175「死を想え」賢者の言葉噛みしめるよく生きてこそ正対できると

2176いのちに終わりがあることをさとれば生も死も静かな烈しさどこかにもちしことを(2175へ返歌)

2177水、緑、肥沃の星をかく荒らし人を滅ぼし文明は今(注:東京へ向かう車中にて。2178、2179も)

2178文明と嘯くなかれ英知なき愚行ばかりが満たせる惑星(ほし)を

2179この惑星(ほし)の皮膚は灼かれて夏の午後渇きを癒やす雨を待ちわび  

2180夢の中こちらの巫女ははウズメ系ゆれる羽飾り銀のサンダル(1830「地元の祭礼に足遠のきて緋と白は宵の心の宮で舞い」へ返歌)

2181逝きし者は総て尊ばれんと云う訓に頼みて死地へと送るか

2182逝きし者は総て尊ばれんと云う訓に頼みて死を心待つをや

2183みどりごの小さな手に指を優しく絡ませる約束して生きて生きてと

2184 20年来原告敗訴の原発訴訟に裁判官らの反省なきや?

2185国策より人のいのちが大切と憲法に学びし彼らなりしを(2184へ返歌)

2186今日も我君の形見をつけて生きる 共に見る今日共に見る明日

2187日輪の子なる民なる我らなれば人工の太陽なぞは要らぬ要らぬと

2188こんなにも悲しいことがあるだろうか 子らよ私より先に逝くな逝くな
太い声で痛烈に原発のこと歌ったあなたの言葉に 生きる意味を問われている今 (注:チェルノブイリを聴いて)

2189地図にだけ国境線は引かれあり地にはただ草ところどころ柵

2190地図にだけ国境線は引かれあり海はただ波ところどころ魚

2191地図にある汚染の色の地にはなしされど色なき汚染たしかに

2192ここまでが安全ここは危険だと神々でさえ区切りはできぬ(2191へ返歌)

2193コトバより立ち来る世界そのままに身空しくとも歩み刻まん

2194何処ともなく呼ぶ声に摺りいだす足の運びの確かなるかな(2193へ返歌)

2195身空しくコトバはさらに空しくも核の荒れ野に刻む足跡(2193へ返歌)

2196この夏の終わりの空に立ちのぼる積乱雲の如歌立来たれ(2193へ返歌)

2197立ち来たれ筆先鋭く身は軽く心明るく世直しの歌(2196へ返歌)

2198ダダダダとダダンダダンとうたが飛ぶ連歌デモだよ想いよ届け

2199故郷を追われて流れ呆として小さき希みはコトバより立つ(1933「流氓となるやもしれぬ島人の希望は小さき隅々に棲む」へ返歌)

2200声ありてコトバとウタとマヒ生まれくるり回れば希望生まるる(2199へ返歌)

2201君が健やかであるなら悪役だって何だってなるよ 消されてよいいのちなどこの世にはないから

2202魔の刻はほんの一瞬魔の顔はいつまでたっても人の顔なり

2203君よただひたすらにひたむきに真っ直ぐ生きよ 新しきいのちを共に負う大切なひとのために

2204自然と共に生きる民に問うてみよ 大地が血を流す意味を 足元に戒めがある意味を

2205君よ我の国を見て気づけ 領土より経済より大切なのは 次世代にいのち繋げるための努力惜しまぬ国だと

2206未来持つ彼ら彼女らに幸あれと祈るしかない多々の人々(2205へ返歌)

2207被曝に子を曝させるこの国の罪深さに今福島昔沖縄と棄民させられしひとたちの声なき声は虚しく響き

2208ひとよ怒れ先進国と名乗りしに子どもを守れぬ国にてありぬ

2209ひと欠片の吾子の形見を捜しける父母の元吾子は還れり

2210東北の津波の記憶塗り替えんとす報道ありて行方不明者さ迷ふ

2211「センチ」とはなんとセンチなお言葉か底を踏み抜くブルーズだがね

2212一人いて淋しき部屋に訪なうは小鳥なるかな放射能宿すも

2213世の中に騒ぎたまえるひとあれど我のみ安全死なぬと思えり

2214巻き添えをくうて悲しきアイナメや喰われぬ我が身を安堵するかな(2213へ返歌)

2215ようやくに公開されしテレビ会議の映像に見る保身の姿勢

2216炉を止める手段も能力も持たずして爆発・被ばくを招きし彼ら(2215へ返歌)

2217詩への情熱だけを胸に秘め無教養の我は 詠む 怒り悲しみ希望を言葉に託して

2218原発への怒りもてただひたすらに我の全身全霊言の葉に載す(2217へ返歌)

2219放射能に負けない身体を造るとや原子力産業止めるが先なり

2220新たなる技術も設備もいと虚し八百万の神神怒りぬ

2221人柱欲すと謂うや地鳴りする今日も鎮めの歌を捧げん

2222四〇年越えた原発酷使する完全(関電)利用灰になるまで

2223病むひとにかける言葉のかそけさに名残る暑さの耐え難きこと(2222へ返歌)

2224耐へがたさ三十一文字に乗せつづけ心ある人の受くるにまかせよ

2225脱原発に流れる議員の青クラゲ信じかねつつも心漂ふ(注:脱原発議員の青いクラゲマーク。多くの人と繋がるべきと思うけど、選挙対策だと悲しい。)

2226「脱原発」纏いはすれどその下に覗く利権の鎧隠せず(2225へ返歌)

2227天頂に輝く月を愛でる夜半癒しの光に憂いも消えて

2228つきぬけた蒼い海に我は叫ぶ何度も何度も生きてやる被曝に負けず生きてやると

2229心に宿る深き闇に小さなあかりともしたいきみが闇にもう迷わぬように

2230あれ以来どんな山河の君が代か右からデモで旗振る君は

2231君が代を民が世となさん陸奥(みちのく)の踏みしだかれたる歴史のために(2230へ返歌)

2232防災と叫べり報道叫ばずは防放射能被曝せよとや

2233風情などいづれか死語となりぬるか四季も自然もさびゆく国に(注:真夜中の満月をながめつつ…)

2234「力」ならば瓦礫となりてくずれ去れ「歌」のひこばえわれらに芽吹かん

2235夜明け前歌を紡げる人ありて拙き歌も空に繋げば(2234へ返歌)

2236君が抱く小さな愛し児をどうか被曝に巻き込むなかれ

2237人の子の親になった君ならば被曝の怖さ少しでも学んでほしい

2238無知で愛し子殺さぬために五感と直感全てをフルにしなければ 大切な人すら被曝から守れない 被曝はそんなに甘くないから

2239ただ独り貴くあれと思うものを塗り潰さんとするものもあり 

2240大丈夫大丈夫だよと伝えたい福島原発収束ならじ

2241連歌デモ歌の力は行間にまたは文字の奥に潜むや

2242はからずも防災の日に値上げする東京電力の無反省怖し

2243心身の変を変とも思わせぬ壊れていくぞ人の内から

2244警鐘も今は解らない聞こえない自分が死なない壊れないと過信するうちは(2243へ返歌)

2245天災ならば幾度も乗り越えたりし同胞の力を奪う原発地震

2246「防災の日」と騒ぎたり天災は今日も罪なき誰かを襲ふ

2247きみに伝えたい ただ それだけのために僕は絵を歌に描く 未来への歌と祈りを それが世界を少しだけ変えると信じて

2248歌の中に悲哀と希望見いだして あまたのひとが今日もまた詠う ただ愛しいひとのために

2249旧盆の月冴え冴えと天にあり核の汚れを吹き払う如(注:やっと家に帰り着く。)

2250この月が遍く照らす盆今宵魔界に伏せるモノら狩りだせ(注:帰りのバスで爆睡したせいで寝付けない。2251と2252 も同じ。)

2251寝苦しき夜に繰り出せる呪(しゅ)の矢あり連歌のデモは空を駈け抜

2252官邸の闇にも届け盆の月太古の光「文明」を撃つ

2253原発に中立はなきと知りや悪戯に中庸気取るは無知の披瀝ぞ

2254夏の暑さ耐えてすごした2012年関電の大嘘大飯動かす

2255馬鹿だねと嗤われるのは慣れっこで誠外れに不慣れなダケさ(注:外道と書くとちときついから。)

2256原発は事故ればそのまま処分地よその覚悟で誘致してんの?

2257経産省前に会津磐梯山の曲流れ「かんしょ踊り」の輪も広がりぬ

2258大地ふみしめこぶし突き上ぐ「かんしょ踊り」祭り禁止の歴史背負いて(2257へ返歌)

2259君への気持ち三十一文字に込めて歌うよ今日という偶然の中にいてくれる君にただありがとうと

2260いのちきていのちのゆめのはからいにいのりわすれていのちたつやと((2260から2263まで連作)

2261常識と過剰反応表裏して倫理と命想わざりして

2262極まりの世界の行方愛離れエゴの優越地獄撒き散る

2263朝夕の肌に優しき風謳いいのちの夢の秋遠からじ

2264戦火越えきみの命に繋げたいのち望むもの平和の中にこそある何でもない暮らし

2265季(とき)問わず日々 薄氷の命かな怖れを知恵に生き抜かんと

2266生きたい命の季(とき)知ってもくらしの中に生きる証(あかし)紡ぐためにも(2265へ返歌)

2267メールの着信音に父の我はアンパンマンマーチ入れる 遠く離れた小さなきみが淋しくないように

2268君と契る今日気づく子を孕む幸せなときも今は戸惑いを孕むことなのだと

2269稲の穂を泣きながら拾う福島の農夫に原発のある悲しみを肌で感じる今年の長月

2270悪しき世はまっすぐな眼やわらかくふりかぶらずにただまっすぐに

2271悪しき世に直ぐなる眼差し捨てまじとただまっすぐに命を見つめ(2270へ返歌) 

2272いのちして通す夢の端光して交わして愛の浄めを待ちて/いのりして透る言の葉光して佇む夢のとわ来たりなむ/実り往く垂れる稲穂の挨拶に穢れなき世の想いを爆ぜて/愛の中愛を忘れて漂いのただ明日未来豊かな世とへ

2273受話器越しママを守るよと息子の声に涙する妻よどうかこの幼きいのちを守ってくれよ僕のぶんまで

2274未練米防護服着て作れども核に穢れて暁見えず(注:明日のために食べられない米を作るのか、米作りをあきらめるのか――。)

2275実証田実験試料と名のつける米にてありても手塩にかけぬる(2275から2277まで2274へ返歌)

2276百姓の涙を知るや稗取りの 汗に紛れて大地を濡らす

2277罪咎は誰が負うべき東電の 敷地にこそぞ放射能降れ

2278すべての人が思い馳せよう16万人の原発難民を我が事として

2279曲がり角抜けたらぬっと目の前に建っていました原発建屋(注:「戦争が廊下の隅に立っていた」みたいなイメージ。2279と2280は2278へ返歌)

2280そぐわない長閑な景色に白い箱無関心という言葉が詰まる

2281君の涙を覚えてるだから変えたいいのちを大切にしないこの国のありさまを

2282悲しみが雨のように雪のように 私を濡らす君の涙なの(2281へ返歌)

2283絆よとがんばれ日本と伝え来る報道の中心被災者なるかや

2284「ただちには影響はない」と伝えける言の葉の意味今日も恐れて

2285救い主いつまで待つや棄てられし犬猫牛より繋がれし民

2286どうか詠ってあなたにしか詠えない詩(うた)を苦しみの中で希望や笑顔を忘れそうになるときに

2287月明にエウカシとオトウカシ舞ふ影も重なりうすれゆくかも (2252「官邸の闇にも届け盆の月太古の光「文明」を撃つ」へ返歌)

2288今か今かと待ちくたびれておかみの掘った壕の中 気づけば未来は黒塗りで出口は瓦礫で塞がれて (注:もはや連歌ではありませんが。)

2289身土不二身と産土は繋がりて親子の絆切り難し(2289~2293連作)

2290汚された日々の糧避け清き地の清き野菜を求め彷徨う

2291獣なら我が身を養う日々の糧匂いと舌で嗅ぎ分ける噂に踊る憐れ人の世

2292無尽蔵熱を発する石求め辿り着いたは無間地獄

2293太陽の燃える力を妬みて狂う人の欲

2294いつの日かドイツのやうに廃炉跡に遊園地できる夢を見てをり

2295一つくらいはそのまま怖い遺産とし観光ツアーに組み込むも良し(2294へ返歌)

2296アボリジニがインディアン達が聖地なり触れてはならぬ神の領域(2294と2295へ返歌。2297も同じ。)

2297さらば我ら天岩戸に留めおきぬまやかしなりぬ人工の太陽

2298こころのてのひらに今の幸せそっとのせてごらん 未来から預かったたからものきみと出会うときを待ってるよ

2299沢山の子らが十字架にかかったのだと聖母子のイコンが語りかけるはるか昔も今もまたと

2300罪なき者まず石を打てキリストの悲しみありて世界は笑まう(2299へ返歌)

2301さまざまな県に貯まれる災いの種を撒きたり東京電力

2302斃れ伏し初めて気づく空の碧そんな孤独は二度といらない

2303たおれふすこの身に優しき銀杏紅葉落ち葉の元にて孤独を愛す(2303と2304は2302へ返歌)

2304落ち葉らも土に還れぬ物になりて放射性廃棄物質名付くを憎む

2305この国の緑を世界は羨みぬ穢れは国の利益にならじ

2306騒がれて初めて見たる山中の緑多きにこころ騒ぎぬ

2307国盗りや顔の差し替え選ぶ間も密かにたまる放射性廃棄物質

2308君よどうか目を開けて見てほしいこの国の行く末をこの国の子どもたちを つらくとも目を伏せずに君が新しきいのち宿すときのために

2309花の名の歌聴くたびにきみが沢山の幸せ感じれるよう願う 君もまた誰かの大切な花なのだから

2310われもこう吾亦紅と立ちぬるを怒りと見るや君が手にする(2309へ返歌)

2311闇が呼ぶ闇があたしを手招いてる誘いには乗らぬ救いたいから

2312闇のなか蒼白く赫く照る稜線を君は示し我らも渡らんと(2311へ返歌)

2313棄民され翻弄されるあまたの被曝者を忘れるなかれあまたの 眼(まなこ)がこの悲劇を見る限り

2314君のいのちの重さ知るたびに僕は泣くいのちの重さを軽んじる国の愚かさに

2315核のゴミ遺して死する我ら皆逃れられまい老害の名を(2315と2316は連作)

2316永遠というに等しき核のゴミ我ら知りたり消ゆることなし(2314と2315に返歌)

2317負の遺産減らせ守れよ大地と子取り戻さねばゆずりはの精神(こころ)

2318虚仮にされ糞を食わされ糞塗られ被曝と共に生き抜く我ら(2317と2318は連作))

2319国外へ逃れる術なくやむを得ず… 耐え難きを耐え忍び難きを忍ぶは誰そ民ぞ 御上はいつも無責任なれば

2320ママ嫌いそう言われてもいい何度でも神さまから預かった君を抱きしめた日から

2321君と何処かで繋がってると信じて三十一文字で叫ぶ平和への願い

2322君の存在はとるに足らないかもしれない だけど君の存在が僕には宝物だと何度も言うんだ 壊れそうなこの惑星(ほし)で


2323脱原発歩み進める人の跡白き光にいのり増す國

2324幼らを守りていると思いしが 紅葉の小さき御手に守られ

2325幼らの泣き声聞こえり主張せる「ばかばかママが悪い」に涙す(2324へ返歌)

2326やすやすと御旗に挙げるな脱原発票目当てなら福島に恥じよ

2327裏表どちらに描くか考えて今日もクラゲを掴み損ねる(2326へ返歌)

2328いのちとはわがものならずあずかりし きようにてあれば今日をいきぬく(2260「いのちきていのちのゆめのはからいにいのりわすれていのちたつやと」へ返歌)

2329君が服に模様のように着いてきたバッタの帰る草むら何処

2330新学期子らの声する学校に放射能授業というもの始まる

2331萩芒そよぎたまいし初秋の風にも混じるやプルトニウム

2332君が代は 「天」には非ず 現世ゆえ迷いはつきぬ 浮世なりせば((注:右の連中だって(真面目な奴ほど多分)迷ってると思う今…)

2333原発の災害おこりてかえり見る報道写真家福島菊次郎の生き方(映画「ニッポンの嘘」に寄せて。2334と2335も同じ。)

2334長き世を真実の眼というカメラにて切り取りたるや戦後を糺して

2335隠されし広島の被爆者の哀しみと福島の被曝の罪を晒せる

2336悲しみと嘆きの果てに君よ思え知らざりしこと知ろうとせぬ罪

2337自戒込め我思う知ろうとせぬ罪は無知より重きことと 我もまたその中に数えられし罪人であると(2335へ返歌)

2338逝く夏の空さわやかに影もなし眼に見えぬものなきがごとくに

2339これ以上地球をいじるな人間よ中国ソ連アメリカよ人工衛星張り巡らせ一体何を覗き込む?/アメリカよ地球の核まで見たいだろう金星に行くより遠いか地の底は/DNAいじれば人は生まれるか花や鳥魚も獣も創れるか我々は創られし者唯宇宙には謙虚であれ

2340あれ以来変わり果てたる海岸線藻のエネルギー復興の鍵 

2341傷ついて今満身創痍の福島よ我が心には元気な頃の御前の面影多々浮かぶ込み上げて来る旅情の思い出/喜多方に唯深々と降り積もる白く眩しい雪の華当て処無く/一人踏みしめ歩く足音キュッキュと雪が鳴り/どか雪の積もる山々会津大内宿囲炉裏囲んで心を暖め

2342夏草の楢葉の町を風がゆく悲しみ晒す人の居ぬ町

2343最早戦後ではないニッポンの嘘を暴けれ福島原発

2344「永眠せる」と書かれしカルテの温もりや君被爆者の人生を生き抜く

2345957年「現在の臨床医学の面では治療不能である」と退院させられた被爆者今日甲状腺のデータを操る医師も言うなり

2346産土の愛する自然を汚されて先祖の故郷を追いやられ国よ一体何処へ行けと言うのか福島に/東電よ御前には福島に新しい国を贈って欲しい/愛の無い科学の実験台にさせられて現代のアウシュビッツにしたいか福島を/福の無い不運な県に誰がした暮らす人達皆救助せよ

2347福島の阿武隈川に鮭上がり土産に買いたる紅葉漬け/香しき桃の仄かな甘さ秘めその街は乙女の如きに頬を染め/相馬には宍道湖の如き海水淡水混じりたる湖有り大平洋沈む夕日に悔し涙落つ/那珂湊提灯アンコウ揚がる冬吊るしたる魚部屋の隅鍋の中では肝が煮え

2348郡山カタクリの花の紫を初めて見たるその街に氷の風が吹き荒れる暑い夏/会津盆地を彷徨へば色とりどりの立ち葵微笑み迎えて蝉しぐれ/山の奥蓮の咲く音聞ける寺あり夏の午後ポーンという音しじまの中にこだまする/山を越え谷を越え行く磐越西線長閑也

2349投書欄に本当の事が書いてあった思い紡げばみんな仲間だ(注:国が「原発やめます」「食品はできる限り検査します」「東電は破産処理します」「作業員の人たちを大切にします」「子どもを守ることを第一に考えます」などなど、当たり前のことをやってくれたら意見公募なんて必要ないのです。)

2350福島の人々たちよ今日もまた共に生きる言の葉綴る

2360あなたがそこにいる限り私は文字であなたと共にいたい 言の葉が朽ちたとしても また今日の言の葉を綴るから(2359へ返歌)

2361福島を照らす今日の言葉あり絆ではないそれは悲しみ

2362絆という言葉の押し付けにあまたの子らが今も被曝せり 親の嘆きを思うとき何が経済 何が政治ぞと我叫ぶ 子らを大切にせぬ国に未来などなかろうにと(2361へ返歌)

2363福島を忘れないでとひとの言う忘れないから忘れないから

2364福島を忘れるには難しいほどに愛おしい だからこそこの悲しみを書く詩をカンバスにして今日もまた(2363へ返歌) 

2365心の財産を…と優しく語りかけたあなたの声が 今でも心の奥底で種火となりしかな 

2366秋風も運ぶ連歌の紙礫我が原発の明日無きを祈り(注:さて、『#連歌デモ』の到着が待ち遠しい。ツイートの流れの中で出会った歌達に、書物の中で再会する。未だ衰えぬ流れの傍らで。2367と2368も同じ。)

2367この歌は民草我らが縒り合わせ原発縛る縄となる歌

2368アメリカの先住民族インディアン7代先迄子孫を想い部族の未来を決め歩む/原発は出来て高々40年孫を待たずに崩壊の道/もしも今部族の長老来たならばこの事故不始末なんと言う子孫の為にこの島を去る/この星に住む人々の心曇れば怒れる大地の浄化が始まる

2369出る杭を打てるものなら打って見よ恐れを知らぬ天邪鬼敵は多いが味方も多い信念を貫き通し我が道を行く/討論会皆んな良い子に成りたくば差し障り無く知らぬ存ぜぬ何も決まらず何も変わらず/そんなにも他人に嫌われずに生きたいそんな人ほど嫌われる今の日本は正念場

2370君もまた大切な大切な宝だと言われ育てられたいのち 呼び方違えど言葉は違えどこの世に出した父母が愛したかけがえのないいのち

2371この先は神話の如く伝えむかあれは原発侵すべからず

2372インディオが 古(いにしえ)より言い伝えの如く 子から孫へと例えて伝えよ 大地は母と 母の体を刻むのかと(2371へ返歌)

2373日が暮れて夜の帳も早く下り藍の夜空が包む街角家々に夕げの白煙立ち上り/秋の夜の家族の団欒夕げ時この家は何を食うかと思い煩う/懐かしむ何事も無き秋の夜実りを祝う収穫の秋/秋刀魚から焼けて煙が舞い上り火事と見紛う秋の夜今年ばかりは急ぎ足で過ぐ

2374呟きの海に吐息を吹きかけて音無き水紋輪になり広がる/この海で心の震えを表わせば見知らぬ友らのこだまが応える/水の中空気の中より迅速に伝わる想い稲妻の如し/岩陰に隠れて生きる小魚の吾荒波をかわし藻草の陰に潜み長年親しき友にも逢わず接さず  

2375摩訶不思議奇跡に満ちたこの宇宙余りの奇跡の連続に何が奇跡か忘れ去る日々/産み出され生かされ今日も生き続く時を刻みし我が心臓健気に走る天寿の線路/幼子は生まれる前の霊の国その芳香を今も醸し我々が忘れた国に優しく誘ふ/迸る奇跡の海を我渡る

2376無邪気なる笑顔に金の朝日浴び笛の如くに澄み渡る声国の行方も知らぬ幼子/この国の険しき今に生まれ出て小さき希望を与える天使/生きている唯それだけで良いのだと唯在るという喜びを知る/何時の世も幼き笑顔に人は癒され自らの無垢なる時を想い夢見る

2377優しい歌をうたう幼いきみの声にふと感じるんだ 生まれてきてくれてそれだけで素晴らしい奇跡なのだと

2378いづれ誰かと結ばれる君よどうかそのときは獅子となりて見えぬ悪魔から妻子を守りたまえ

2379看板に脱原発と掲げつつ大飯動かすワカッチャイナイ

2380君の小さな手を触ったあの日から僕は想う 遠く離れても僕らはどこかで同じ星を見ている父娘だと

2381真心も誠も教えぬ学び舎が如何なる人を育みて国を導く大器を生めよう/学問も法律経済数式も誠無しには光らぬランプ/待ち望むたとえ学士は持たねども真一文字の武士の魂/荒波を超えたその後辿り着く希望の島は視界に入らず/大いなる者に預けしこの命

2382赤信号皆で渡れば怖くない瓦礫でも皆で分ければ怖くない/嘆かわし貧しき発想日本人国を滅ぼす迷案ばかり/残された清らかな土地を汚すまい我が家を追われた人々の為に残されし地に国を創ろう/天皇よ何故にあなたはおわします神武の如く国の光となりて導く 

2383京よりのインクの薫りの合間にも“隙”を残して歌誘わん(注:歌集が出来る。印刷屋さんから2点のお詫び事項。)

2384民草の京に集いて束となり津々浦々に想いを伝え(2383へ返歌)

2385生業の海売りし海の民に手放した海は戻らず/太平洋の青き海魚を殺める毒は広がり/太平洋海に境はなかりけり潮続く先はハワイ・アメリカ/母なる海を汚す罪海龍神の怒りに触れる/魚にも人にも奇形が生まれ出て DNAが悲鳴を上げる/守り給へ母なる海の永久の命

2386津々浦々地震に揺らぐ核燃料原発プールの波紋は冥(くら)し(注:全国の約6割の原発で、数年間稼働すれば使用済み核燃料プールが満杯になるというニュースに触れて)

2387福島は山あり海あり沢と清流温泉豊富な良き所/山里を愛する者を踏みにじり悪の科学が大地を汚す/山菜やキノコも最早食えないと嘆く山人街に下り/風光明媚守り伝えた日本の素顔帰って来るのは千年の後/山里の豊かさ溢れたこの県が今は避けられ嫌われる寂しさ

2388星の数だけの喜び悲しみがあったんだあの街にあの場所に沢山の思い出とともに
2389柔肌に産毛を生やす白桃を我が子の如くに愛でる農婦よ/我が庭で手塩にかけて育て上げ世に送り出す命の果実/震災の前まで憩いの里の山たわわにつけた桃の実を喜ぶ/里山に悪夢の如き毒の風吹き抜けて行けば灰色の山/我が子を送る母の如く桃を見送る人の愛

2390言葉あり言葉を殺した原発をそれでも訴う言葉ありしと

2391フクイチの言葉は暮らしの墓標にて村を割りつつ家族割りつつ(2390へ返歌)

2392この惑星(ほし)の創を拓く言葉ありて今この惑星(ほし)の終幕を告ぐやつ(2390へ返歌) 

2393言葉を殺され封せられても誰かが命がけで喋ろう詩人の尹東柱の如く(2390へ返歌)

2394原発の土地買収で財をなし飲めや歌えの大宴会/土地を売り国をも売りて快楽に耽る宴の夜は幻/一代で使い果たした土地の金孫の代には多すぎたツケ/東電の接待受けて百姓は竜宮城の夢に溺れる/今分かる夢から醒めた玉手箱立ち上る煙の毒に青ざめ倒れる

2395生きる意味問うたびに吾想う 限りある命の中にあるささやかな幸せを当たり前に紡げることだと

2396過ちは愚かを映す大鏡原発は時代の強欲その現身なり/宿命を定めであると諦めず嵐の海に漕ぎ出す船頭/隅田川戦火に焼ける我が子を守り自ら焼けた母の愛/汚れし糧を子に与えず毒を食らうは我と叫ぶ母の想いは時代を超えて国難の強風の中に唯一人立つ  
2397言霊に誠を込めて空に放ち天に託せば昇る風船/懐深し青空よ腕を広げて民を抱き嘆きの声を天に運べ/呟きは文を託した伝書鳩届ける想い認め羽ばたく/小瓶に入れし文の如く潮に運ばれ小島に寄せた我が呟きは誰に響かん/悪法よ民の心の自由を奪うな

2398『#連歌デモ』一首一首がまさに一瞬一瞬のいのち、煌めき、飛沫(注:第一巻の千首のいのちの煌めきと飛沫が眩しい。) 

2399日本という名の小さき船よ 今暗礁に乗り上げた一億乗せた難破船 傾きし船 誰が舵取り立て直す 船は頭を上げながら日に日に沈む深みへと/タイタニックが沈みし晩に讃美歌歌いて召される準備 覚悟を決めた人々の様にあなたは船が沈む時逃げずに運命を共にするのか

2400瓦礫焼きこそ亡国の愚策なり 各県で毒煙昇らす死の焚火 厚生省防毒マスクを売りたいか 終いには火葬場からも放射能/10年後存続できるか日乃本・日本 滅びゆく日本の自然 守れぬ民 民族離散 ディアスポラ 国失いて離れ離れになる日本人 世界各地へ散りゆくか

2401遠くより響く地鳴りのその音に 遠吠え上げる狼の様に眠れる本能目覚めさせ 自分と家族の命を守れ男達/嘘や虚構の蔓延る街 頼れるものは自分の嗅覚 臭い無き放射能 臭いを嗅ぎ取る鋭敏な命を守る感性を持て/大災害の燃える劫火のその中も悠々と急いで進め大和魂

2402推進派もはやオモテにでられません脱原発に成りすまし!(注:東京新聞「原発監視はや『骨抜き』事後同意も不要論 規制委人事国会素通り)

2404写メの笑っている息子の顔を指でなぞる ママとナナミを守ってくれよ お兄ちゃんと願いながら

2405まっすぐに ただひたむきに命の音に耳を澄ませ 絶望の中に生まれてきた命がけの天使の愛を知るために(1809「優しくて全てを包む愛の中とわに変わらぬ夢を見つめて/…)へ返歌)

2406狂気へと悪夢鎮める愛響き心魂無辺の光/いのちきていのちはとわとあいちからおそれはゆめのこころありしか/微かして想いの行方集まりし真実とわの愛無限にて/未来から産まれくる子ら潔白の穢してならじ天地の掟(2405へ返歌)

2407我が声も含みて響く新刊本弟(いも)が机にそっと手(た)置きて

2408自らが作り出したるモンスター封じ込めるに経文要らず コンクリの分厚い蓋して塗り固め/科学者はいつでも自分の尻拭い 放射能フランケンシュタインにも似て哀れ/ソビエトは6千人の死者を出しその犠牲者を殉死と呼ぶ/日本では既に3千人が殉死せりされど未だに光見ずとは

2409たおやかに滑らかに蚕が絹を吐く如く 柔らで瑞々しい言の葉をその唇から吐息と共に吐き続け給へ/糸は真白き繭となり夢見る魂の寝床になりて 時空を超えた霊の園導き共に散歩する/白き繭こそ白き城揺り籠であり白い棺 全ての星は繭に揺られ眠り旅する無限へと

2410親ならば一目見んとの晴れ姿赤い着物の十三参り(嵐山デモへよせて。2411と2412も同じ。)

2411古の化野原の民人も怒りに震える現代の棄民

2412嵐山峰の紅葉心あらば今一度の復興を待たむ

2413『#連歌デモ 1~1000首 Vol. 1』言の葉の想ひ伝えよどこまでも地の果てまでも時の果てまでも 

2414この世ならぬ者にてあれば神仏はただ悲しみの淵を覗ける

2415人間の営みなれば人間の責を貫き死なんと思ふ(2424へ返歌)

2416世界は言透波で出来ている この地球には人の想いと言葉が渦巻いて目に見えないけど うねりが熱くどよめいてる/言の葉を集めて枝が幹になり若木が大樹に大樹が林に林が森へと膨らんでく どんどんどんどん言の葉の叫びはざわめきながら上へ上へと登ってく

2417ブツブツザワザワ御喋りしながら大気圏を越え太陽系を越え銀河の果てからまた飛び出して 言の葉達は旅を続ける/誰に会うんだい 神様さ すべてを創った神様さ 全てを創った神ならば地球の悩みなど朝飯前 手に負えぬこんな騒ぎも綺麗さっぱり片付けるのに違いない

2418風鈴を揺らすそよ風夕涼み 吹く風に不安混じると窓を閉め 秋深く進み行けども落ち付けぬ 夕焼け空さえくすむ上飛ぶ秋茜 簾越し見える夕げの支度には秋刀魚にあらず異国の紅鮭 松茸 椎茸 しめじに舞茸 なめこ えのきに エリンギと食べてみたいな茸鍋
 
2419花も咲かせぬ無花果の芳しい匂いにふと思う したたかに核の無き国への道を民が創ることに祈りを乗せて

2420言の葉ひとつふたつと数えるたびに この地からかの地を想う何度も何度も忘れないよ忘れないから 大切なこの国のかたち

2421放たれた毒矢の毒は民を蝕む 矢を受けて我大丈夫と抜きもせず/時が過ぎ毒が回れば気付くとて悔いても忌の際に立ち/まだボヤと見過ごす火事の恐ろしさ侮る末は大火に飲まれて/街外れ火の見やぐらの鐘が鳴る まだ火は遠いと逃げ遅れ/養生を心がけても風に毒

2422慟哭を伝えて狂う春の嵐 風にたなびくしだれ桜 花吹雪 淡く舞い散り轟く風音/二本松桜を慕いて民集う野にも丘にも人影なし/馬を愛で手塩にかけて育て上げ自慢の駒を競う流鏑馬/歴史伝える相馬の里 三春駒 木彫りの木偶に託したる明日への想い今霞みゆく

2423権力は亡者ばかりを生みにけり疲れ果てたる民の哀しき  

2424持続する我が魂はここに在り連帯求めて孤立恐れず

2425ヨボ爺も恥ずかしながらここに起ちささやかに撃つ赤心籠めて(注:歌集みながら寝た。無数の無名の詠み人諸氏に敬意。) 
  

2426生まれ育った産土の大地誰が好んで捨てようか 信じたい何時かは戻る清き山里 されど日毎に身体は病みゆく/エジプトより民を連れだし新天地へ導きしモーゼの如き預言者よ 福島の民を安全な地に導き給へ/原爆の教訓授かるこの日本重ねる過ち罪深きこと甚だし  

2427花は花は花は咲くなり福島に散り逝くものはいのちなりけり

2428原発の被害ここにも避難区域に取り残されし土器や古文書

2429ふたたびの歴史の証人となる物ら放射能汚染をその身にとどめ(2438へ返歌)
2430国民よいざ選びたまえ土に還るあるいは国ごと石棺なるかを

2431死して尚自然に還れず塞がれる鉛の棺桶チェルノブイリの人

2432福島の原発異変を聞く度に信じて住まうひとびと思う

2433思い出せ電力会社よ技術者よ社会や民を害するが使命か

2434原子力発電の闇暴かれて尚も進める理由は金のみ

2435電気をばひとの暮らしに必要と再稼働急いだ総理は死に体

2436風吹きて季移りゆく真夏日の昨日の汗も自然の賜物

2437許さない「みんな被曝してんだよ」暴言の主首相となりても(注:被曝しない人が将来のために必要なんだよ)

2438国中に被爆振りまく瓦礫のみか食べて応援内部被爆も(2446へ返歌)

2439バナナは昔は高級品 一本百円十本千円だから売ります叩いてでも持ってけ泥棒二十本千円 それでも今なら高いと思うどうなってるのか物価の仕組み テレビは昔は高級品 30型なら30万 今なら家が映画館50型でも何でもアリ クーラー車は高級品 社長の持ち物手が届かず

2440この核文明20世紀の汚点なり科学者の頭の中の方程式宇宙の果てに捨ててしまえ/ピラミッド太陽電池を得る為に白く輝く大理石パネル貼っていたかも大昔/金(かね)と言う万能券を稼ぐ為学び働き死んでゆく憐れ人間と猫が呟き/放射能宇宙全部は汚せまい

2441おまけに今では携帯電話 昔なら天皇陛下も将軍も手紙を託した伝書鳩/今時は誰が切手を買うものか葉書書く人古代人/Eメール待たずに届く一秒で世界の何処でも光の速さ このままじゃ郵便局も潰れちゃう/ーこんなにも便利な世の中誰がしたこれには原発要るのかも
 

2442おはようと吸った呼吸に放射能 御休みとついた溜息放射能 二酸化炭素を酸素に変える 樹々の魔法の光合成 悪い空気に咳込む街路樹 原子核 陽子に光子に中性子 飛び回りたる暴れ者 電子よ電気をくれないか 湯を沸かす薬缶の熱を取る為にかくも危険な術選び人類破滅の愚かさよ

2443いっしょに歌った3月9日 今もきみのおもかげしぐさがこころのどこかで沈んでる あの日を忘れないでと

2444さくらの花びらひらり舞い散るあの場所に もう一度行きたいきみに見せたいさくら咲く 僕のふるさと

2445秋の暮れ黄金に輝く梨をもぎみずみずしさに喉を潤し 薄らでも毒を盛られし果実なら我が身守りて口に入れまじ/芳醇な秋の実りを汚すもの幾つもの山越え谷越え吹き降ろす毒の風には防ぐ術無し/山の幸海の幸まで汚したる憎き妖怪放射能退治出来るか一寸法師

2446放射能何故に御前は苦しめる人や獣や花や鳥草や木や森までも 形を崩し命を奪う何の恨みで誰を呪う/御前をこの世に呼び出したるはマリ・キューリーかアインシュタイン 魔法の呪文で呼ばれたのなら故郷へ戻す呪文は何処に潜む/パンドラの箱の蓋を閉じ御前を闇に葬ろう

2447首都東京不安の中にひしめき合う千三百万の夏が終わる/海へ行きても山に行けどもグレーな心に晴れの日無し/アブラゼミミンミンゼミにツクツク法師アンカー走る日暮しの声聞かぬ間に幕を下ろした夏の舞台/透明な見えない悪魔が忍び寄る体を蝕む放射能 

2448ぱくぱくと梨食べる小さな口がかわいい声で訊くの まま、げんぱつってなーに? どこへいけばこわいのなくなるの?と

2449口ぽかん夏の終わりに花火ぽんそんな無邪気をいつか浜辺で

2450浜辺にて無邪気に夏を楽しめるその日よ戻れかの渚にも(2458へ返歌)   

2451『#連歌デモvol.1』綴られた想い忘れず大切に次代に繋ぐいのち、たましひ

2452稀有になる心のまみえ夢もよう美し自然人恋しくて/誰もなおいつもと同じ息づかい未来の夢と想い交えて/畢竟の愛の始まり掴みやら大しき夢の小さな息で/鈴虫の小さな合唱世界してとわに変わらぬ響き恋して 
 

2453地を這いて力も尽きて棄てられて流れる我等ニホンこくみん 

2454君よどうか刻み込めいのち軽んじたこの国の長たちがたどりし末路の道を ただまっすぐなまっすぐな心で血と骨に

2455朽ち果てしわが身は奈落に至れども未練で残る廃炉まだかと

2456我が身朽ち果ては奈落に落ちんとも魂魄残し廃炉迫らん(2464へ返歌)

2457回らぬ口でチューしてとねだる遠くにいる幼な子に電話ごしからチューをする 本当は君のほっぺにチューしたいの

2458大槌に秋がくる季節外れの向日葵が蜂に優しくお帰りと言ってるよ きみもお帰りよたましいとなって大好きなひとのところに

2459追われ狩られ封され黙す言の葉よ今こそ出でん荒魂となりて(2393「言葉を殺され封せられても誰かが命がけで喋ろう詩人の尹東柱の如く」へ返歌)

2460岩走る流れにも似て夏の歌刹那の命飛沫煌めく(2398「『#連歌デモ』一首一首がまさに一瞬一瞬のいのち、煌めき、飛沫」へ返歌。上梓を言祝ぎて詠める…)

2461君が打つ太鼓が怒りの隊なれば我は歌にて叛逆の隊(注:連歌デモってのがあってね。怒りのドラム隊への感謝歌とか、共感歌とかいっぱいあるんね。今日、その冊子版(嵐山デモで主催者が告知)読みながら、うっかり歌作っちまった。泣け(ウソ))

2462闇空に連なる歌の#連歌デモ我等が歌は風のクロニクル(2461へ返歌)

2463新月が渡りかねたる渡月橋静かなるデモ渡れその橋(注:宵のうちに少し降雨。今はあがって、東の空に半月。今が半月と言うことは#嵐山デモの終わった夜には新月?) 
2464往きたしと想えど遠し嵐山我が生霊よデモに寄り添え(「嵐山デモ」の報に接し… 。2465も同じ。)

2465月渡る橋をも渡るデモありて洛中洛外「反原発!」の歌は響けり

2466敷島の津々浦々に湧きおこるひかりの渦ぞ民のちからぞ  

2467無名我れ無名であることの喜びを無名なる友と今宵分かたん(注:第一集を手に…。2468と2469も同じ。)

2468デモの中人の流れに在る我は名も無きが故「人」と繋がる

2469この夜空名だたる星座数あれど見えず名も無き星の多さを(注:「有名」「無名」の壁を無くした詠み人知らず、かとふと思い至る。)

2470金曜日官邸前に心寄せあっちでがんばりこっちでがんばり

2471世迷い言東京湾に原発を阿鼻叫喚は知事には他人事(ひとごと)

2472世迷い言一人ごちなら構わない都民の税金持つから怖い

2473目覚めた人よ 一度目覚めれば数百年でも眠るまい 発電所を封鎖だけでは終わるまい 7代続く戦いは これから幕を開けるなり この星の狂気の破壊を食い止めて パンドラの箱の蓋を閉めろ まだ方法はわからずとも 全ての核を消滅させる迄目を開き眠る事無かれ人々よ

2474悪魔の物質放射能 肉を裂きDNAを壊滅す 体を守る白血球を全て食い尽くす化け物だ/この化け物を爆弾に乗せミサイルを撃ち世界の主要都市に命中させる何と狂った国々よ 米ソに中国、イギリス、フランス、インド、パキスタンに、北朝鮮/2万7千発の狂気の弾頭を抱く地球 

2475ふくいちで除せん作業に従事する人ひとりひとりに 家族あり大事なひとあり 首相 官僚 東電よ 忘れるなかれ忘れるなかれ

2476全てのひとの悲しみを語り尽くせぬ苦しみを共に歌おう今日金曜日

2477日付に×印をつけて息子に会える日を待ち望む 思いきり抱きしめてやろういやいやするくらいに

2478けふ白露稲穂に果樹に露置けば微量元素も含まるる憂さ 

2479幼子の親しく夢の戯れに大きく愛の包まれし見ゆ/純真な幼心の希望して穢れを祓う愛を透して/学び往く怖れより愛自由していのちの舞いに共に歓び/赤子泣く素直な想い尊きにいつの世もして変わらずありて 

2480悲しみは悲しみのままで痛みは痛みのままで苦しみは苦しみのままでここにある やがて真珠になるまでどうか抱えてください 私もここにいるここにいるから

2481秋桜の風に乱れる愛模様永遠巡る時を掬いて/コスモスのカオスに夢の乱れして愛の囁き秋桜揺れて/見えぬ愛季節の夢にコスモスの花色付けし時を恵みて/言の葉の向いし夢の亘る愛秋桜響き微笑み返し

2482君よどうか守れ愛し子を 誰が何と言ったとしても きみしかできぬことがある きみしか守れぬことがある

2483首輪付け野犬となりて被爆地の荒野の涯を彷徨う憐れ

2484君の声ただ待ちぬるを今聞ける今日の邂逅はただ有り難し(2483へ返歌) 
2485幼な子の両手さしのべ求むるは火の玉ではなく君の愛なり

2486幼な子は笑まいて見れば笑み返すこの愛し子を守らんと欲す

2487小さな手をとんとんして慰める幼な子のその声に ただその声に慰められるとは 幼なく愛しい小さなきみよ おいでいまはただきみを抱きしめたい この世界から守りたいゆえに(2486へ返歌) 

2488君よ思え幼な子の声絶え果てし世界をば我ら守らねば誰が守るや

2489放射能拡がり往くや恐れして封じ込めるや愛ばかりなり/生きてなお愛の夢には近寄らじ貧しからずや心知らずに/しあわせのことのはゆめのひびきしていのちのおもいわたしなくして/愛亘る陽に水風に夢宇宙普遍の心今此処にあれ

2490紅顔の無垢なる赤子に粥を運びし銀の匙 この時代我が産みたる我が子を想い母は涙す/幼子の明るい笑顔と笑い声暗き時代の行く末知らずに/無抵抗なる幼児共我が守らず誰守る 眉を吊り上げ唇結ぶ勇ましき母の気丈/健やかに育てと祈る母の愛子の寝顔見る度溢るる涙あり

2491今日もまたならず者たちが魑魅魍魎のごとく我が物顔で歩きまわる 今日は徴兵制明日は核兵器と

2492高らかに歌え命の炎のうた 終末を告げるラッパを吹き鳴らせ天使達  行進は止むことなく続く国会議事堂 総理官邸が目標ではなく この世界から 憎しみと怒りと兵器と軍隊が消えてなくなるその日まで  進めよ進め弛む事無く 歌えよ高らかに 叩けよ大地の響きラッパを鳴らせ

2493この国の不良老人どもが暴れまわる今日この頃 尖閣に火種を蒔きつつ徴兵制を言い出して

2494天高く青空見事に晴れ渡り雲一つ無きに心爽やか/女心と秋の空昨夜の雨雲嘘の様也/日に日に悩みは多けれど心の中に青い空如何なる時も澄み渡るかな/東京を東の京都と呼びにけりされど時流は西へ還れり/もし京が再び都と成るならばはんなりとそれも亦良し  

2495あなたも昔小さな子どもだったとそう思えば大切にできる 今被曝している子をどうすべきか考えられるのに

2496言論の自由を奪う悪法がいつの間にやら現れて呟く事さえままならぬかも/呟きは吾の生きがい独り言独り言も出来ぬ国なら家出する アマゾンの奥でもヒマラヤへでも 思う存分独り言空に向かって叫んでやろう/PC社会著作権など無くなってフリーは世の為人の為

2497この今も死の病床で苦しみ続ける原発作業員いる事を忘れてはならじ日本人/高給を家族の為に稼ごうと命投げ打つ男もいたり/悲惨にも焼け爛れたるその肌に人の面影見当たらず/看護婦も医者も 眼を背けたるその惨状人をここまで破壊する核の地獄の痛み苦しみ 

2498人類の過ぎた火遊び原子力抑止力とは核の増産 皆で持つなら怖くない牽制し合って脅し合う/自らが呼び起こしたる悪の火の捨て場が無いと我が庭に埋める/核を皆ロケットに詰めてブラックホールに目掛けて発射 その時は原子力開発者よ全員同行してくれ宇宙の墓場へ

2499人の世はいつの時代も矛盾の海を泳ぐ事 清流を泳ぐ魚では生きられぬ/人間が核に塗れてもがくとも動物達は我関せず 地球という庭の庭師に人間という出来損ないは不採用/人間社会の傲慢が産み出す核の風浴びて花は枯れ犬猫までも咳込んで 海の魚も喘ぎ悶える

2500誰を信じる皆嘘つき 総理が悪い悪いは東電政治が悪いの誰のせい 不満の塊不機嫌人生/我は唯いつの日であれ青空見上げて生かされる感謝に微笑む人であれ 震災の時も戦火の時も/与えられたるこの命如何なる時でも生きて行く ブッダ曰く自らを灯として唯進め

2501「白露」の今日節電目標解除され電力あまりのこの夏終はる 

2502争いはただ反原発の為なりや死して名乗れぬ被災者思ふ

2503我が名をば地蔵菩薩に預けたり共に子どもを守らんとせむ

2504万葉の頃から伝わる言の葉の詠み人しらずに涙するかな

2505代受苦と尼僧は慰む人々を苦海浄土がここにも重なる

2506代受苦と尼僧は慰む空の下地にも草にもいのち宿れり(2505へ返歌)

2507元気だよ その一言だけでもあなたのメール待ち遠しい 誰もいない街から届く無事という家族へ宛てた手紙だから

 

2508暑き日の沈黙の街よどみても凛と声あり「子どもを守れ!」(注:JR郡山駅西口ひろば「子どもたちを守る大集会」、ご参加のみなさん、暑い午後の半日、お疲れさまでした。)

2509陳情書抗議の手紙に要請書どんだけ書いたらあんたらに届く

2510我等皆国難と知りつつも夜毎の夢を楽しみに眠る誰も皆争い事を心の底では望む人無し/競い負かすの原則の騒がしき文明脱退し譲り分かち合う原則の静かな楽園望みつつ/放射能御前の光太陽までは届くまい我らが太陽生きとし生けるすべての物を生かし育む親の星/太陽を見つめられるか放射能

2511想い人へ伝えたい想い書くように優しい詩をのせたい さまざまな名もなき歌があまたの人の想いや支えになるように(詠み人知らずによせて)

 

2512高ぶりて民・自党首が演説す原発も税も圏外に置き

 

2513厚かまし福島の惨事外に置き憂うるほどの祖国はありや(2512へ返歌)

 

2514演説だけがうまいだけと呆れて首相の顔をみる 整髪料の匂いまで漂いそうで逃げたいせめて夕食は

 

2515歌全て詠み人知らずは清き事かな我が名等消えて無くなりカオスの底から蘇る命/日々この瞬間に新しく常に生まれ変わりし命如何なる過去に捉われる事も無く/歌詠むは時を忘れて集合的無意識とユング呼びたる一塊の元の命の広大な無限の海に泳ぎし時/個を忘れ苦しみを超える扉を超えて行き

2516手探りで盲人の如く進み行く道 心の眼だけを頼みに進む 目に映る物聞こえるものは唯流るるのみ頼むに非ず/日々吹く風は変われども四季の景色は変われども真中に響く衆生の命/唯我武者羅にひたむきに日々を生き抜く情熱の火を絶やす事無く燃し続ければ知らずに踏み込む新天地在ると信じる

2517最上川を詠いし詩人斉藤茂吉翁東北の惨状を知りたればなんと嘆くか/言霊を集めて速し涙川瞋恚の焔吾人魂になりて川面を飛ぶ/最上川凍りつきたる逆白波に死の風を浴び一人立つ止め処無く湧き出る怒りに拳震わせ/福島の吾妻山より発したる長き最上の源は死の風も通り過ぐ山あな悲し

2518原発のある発電所の名にしては福島という地名に違和感あり あまりにも核とは縁なき平和な名前ゆえ

 

2519子どもらの笑顔まで奪い去る悪魔の囁きに耳を立てるな無窮花が似合う友邦よ

 

2520噴くからに地より沸き立つ水蒸気魔界の煙誰を狙わん(2519へ返歌)

 

2521自然にあれば母求め泣き叫ぶ赤児同然であるものを傲りて知らぬというひとの浅はかさ(2522へ返歌) 

 

2523日が陰り季節は動き風変わる見えない明日をいかにか変えん

 

2524コヘレトの言葉の如く 全てに 季(とき)があるけれど 見えない明日は 傷の痛みもつ 我らの意志によりて 変えたいと願わん(2523へ返歌) 

 

2525チェルノブイリの生の声耳を澄ませて聞き給へ汚染地で生きる事など考えの外人々は唯静かに死んでゆくだけ/被災地はサイレンを鳴らし続けて人払いせよ警官も消防官も住んではならぬ汚染地内に/後悔に明け暮れる余生を送るのか それとも孫や子らの為土地を捨てても命長らえ新天地へと

2526病院に病める人々溢れたる病める姿になりゆく日本/訴訟賠償揉め事で修羅の叫びがこだます法廷/秋が過ぎまた冬来れば思い出し寒い3月家と家族を亡くした人々/チェルノブイリの惨状をその目で見たる人が言う福島も東京も過ぎた油断は命取り/頑張りと努力だけでは叶う事無き空しき復興

2527ゆっくりとしかし確かに忍び寄る身を蝕む毒避け給へ退け給へ生きる為/病みてこそ病む者の気持ち分かりたる吾思う様にも歩けぬ苦しみそのもどかしさ情けなさ/一人でも多くその土地後にして深呼吸できる空気と食べ物の豊富な土地で暮らせる様に/子を守る事すら出来ぬと涙する母痛ましき

2528甲状腺に瘤が出る福島の子らの惨状を見れば悟らずにおられまいその土地を何時か捨てざるを得ない事/医学の世界に例外は無いと知れ親たちよチェルノブイリの教訓を学び英断され給へ/奇跡は起こらず時が経てば経つ程に目に見え苦しむ人々を今なら救う事出来る/病を患えば一生治らぬ宿命に

2529被災地の瓦礫を焼けば被災地が喜ぶ筈等無いものを誰が進めるこの愚策/美しき無垢なる山に立ち上る毒の煙は皆分けて吸え癌の発症均等に万遍無くは危険均等法/世界各国御偉いさんちょっと我が国注意して毒を食らわば日本の果て迄こんな考え狂ってる/止めたのに何時の間にやら焼いている

2530原発を作りし人よ放射能塗れて働く死の仕事己に出来ぬを誰ぞ出来よう/犯罪者借金持ちにホームレス金で命を釣り募る悪魔の様な企業家達/始めから被差別階級あてにして作り動かす原子力/死の商人の手先共被曝の末に生まれ来る プルトニウムが宝なら床の間に飾って磨けその石を

2531我もまた首相官邸行かずとも今此処に呟きて声を上げ叫ぶ日本の民に連なる/電脳網広まる時代に生まれたり内気なる人の声さえ聞こえ来るこの呟きの有難きかな/人はただ会いても本音は語らぬがこの呟きなら深みを明かす/喜怒哀楽日々を織りなす感情のラメを散らした心模様機織る音に錦現る

2532日本人には海の幸魚の蛋白必要だ縄文時代の昔から食ってたんだよ貝塚で焼いてたんだよ焼き魚/この島国の人達が魚を食わぬで何を食う海を汚しちまうなんて非国民だぜ愚の骨頂/母なる海を汚すは自分自身の血を汚す事東電よ汚染水など垂らす代わりに潜水艦で潜ってでも海を奇麗にしてくれよ

2533嘘をつかねえ正直者で鉄火の様なその気性江戸っ子気質の名に恥じぬ 本当の事を言ってやれ/江戸前アナゴも小肌も貝も浅草海苔せえアブねえぜ困ったもんだな江戸の粋江戸前寿司の滅亡けえ/稲荷ずししか食えねえ御時勢海苔巻海苔すらセシウムか/無粋の極みだ原発野郎自然破壊で逮捕しな

2534真実を知りたい聞きたい伝えたいジャーナリストの3原則叶わぬならば転職せよ嘘の塊政治家に/新聞に嘘しか書いていないならば読まぬ先から古新聞燃やしてしまうぞ焚火の火種に/役立たぬ要らない記事の山ならば徹夜で刷るのも電気の無駄/ポーカーフェイスで嘘を言うアナウンサーの口曲り

2535日給5万作業員募集横浜のドヤ街にて張り紙風に舞い/職業に貴賤なしと イエスキリスト言い放ちされど死の職を募る人の卑しき/俺なんぞどうなっても良いと 妻に死なれた友人ボヤく金の為なら原発にでも行くと/東海村に行って半年で500万円貯めたのだと自慢した男彼の命と引き換えに

2536灰色のトンネル抜けて進む日々 込み上げるやり場無き想い うたに託して/掘り進む額に汗する我ら皆炭鉱夫 一点の穴から差し込む光求めて/迸る言霊溢るる激情のもどかしきかな 唇噛みつつ響き合う遠き友との思い連ねて束ねて 繫ぎ編む紐の綻ぶ事なき力強さよ 

2537言葉を濁らせとぎれとぎれに語る原発作業員たちの姿に 彼らと家族の苦悩の姿をみる今日

 

2538愛猫はいずこの空を天駆ける核なき天辺(てへん)で大あくびかな

 

2539地球を操る悪の所在人工地震に竜巻も 巨悪の所作に為す術なし 人を創りし創造主 あるならこの悪 雷で懲らしめ給へ/何を企む中国よ 日本の資産は狭き国土に在らず 日本人の魂と頭脳 盗めるものなら盗んでみよ 大和魂失いし日本の官僚政治家よ 誠の文字を書いて飲め

2540諦めと嘆きの中に沈むなかれ天の業火は天に還す

 

2541盗みきた天の業火にさらされて初めて知るや大なるこの罪

 

2542「いのちがけで収束作業する」原発の中に生はなかれり

 

2543凄まじき痛み苦しみ与えても唯その代償は電気だけなり 人間を壊し溶かする毒ならば 髑髏の印の瓶に封ぜよ 愚か也 火を起こすだけなら火打石なら人殺めず生産と膨張続けるこの世界 冷却と縮小させよ凍らせよ痛ましき被曝の教訓何故わからぬ 広島が今怒れり

2544けんめいに鼻に汗いてまで母の乳房もとむる嬰児(みどりご)に 生きてる意味教えられるかな

 

2545懸命に泣いて乳飲みまた眠るみどり児の幸永久に守らん(2544へ返歌)

 

2546愛の夢ただひたすらに想いして乳飲み子抱く愛しきゆえに(2544へ返歌)

 

2547長月に季節巡りてこの国の秋の恵みの悲しからずや

 

2548三猿というが日本の美徳なりこころの眼開き見据えん

 

2549目前に危機は迫る見ないよう 聞かないように生きて幸せ?

 

2550作りすぎ買い過ぎ食べすぎ求めすぎ行き過ぎ日本の行き着く所 

 

2551鶏頭の鮮やかなりし地蔵さま朝な夕なに祈る婆様

 

2552喜びを歌い続けて世を励ますそれが仕事の小鳥達汚れし空気に喉枯らしつつ健気にも声を緩めず/青空を高く舞う雲雀の声は天を貫き宙を裂き/家持たず雨の日なれど空を行く小さき鳥は吹きすさぶ毒の風肌に受け向かい風にも立ち向かい飛ぶ/巣に餌運ぶ親鳥は子らを思いて虫を咥え急ぐ家路

 

2553日本という島の形を感じる為有明埠頭発苫小牧行きフェリー乗り太平洋青き海から眺める岸部過ぎ行けば島の輪郭浮き彫りになり/金華山晴れ渡る空巨大な魚影鯨行き/三沢沖向うに見えるは六ヶ所の国を滅ぼす再処理工場/夜の海強く羽ばたき海に潜るを繰り返す鷗の雄姿大海原で魚追う孤独

2554たかが電気のためにいのち張る再稼働するとはそういうことだ

 

2555全国に避難した家族の声聞こえてる絆ではなく木霊のように

 

2556お父さんパパあなた気をつけて避難をさせてくれてありがとう

 

2557たくさんの放射能を浴びたから不安と恐怖今日も闘う

 

2558二百十日に子規の地震の不安の句壊れ原発持つ今につながる

 

2559大文字で叫ぶ歌よし世に刺さり私の小文字よ人に届けと 

 

2560全ての色を混ぜ合わせたなら白になり白をまたプリズムに透かして見れば虹が出て/万物は一なる主題の変奏曲燃える太陽その主題なり/影もまた巡る変奏の一つなら如何なる悪も唯過ぎ去りゆき/我は今短調と長調の狭間に流るる川のせせらぎ聞きて立ち/万物をプリズムに翳し太陽の光に戻し

2561自らで国を守るが自衛隊空から石棺出来ぬならブルーシートせめてかけ給へ/時限爆弾抱えたる福原にもしもの事があったなら北半球は壊滅せりソ連アメリカ他人事では済まされぬ/日本の国土この龍体に巻き付けられた原発の呪縛解き放ち聖龍よ大空再び舞い昇れ/ウラン鉱石元の祠に返し祀り

2562猫に鼠蛇にマングース油ムシなら天道虫この自然界全てに天敵ありて 放射能喰らう怪物今何処に/微生物キノコや苔や海藻達時間をかけ悪しき物質を分解し土に還してくれまいか/不自然界を作り出したる科学の所産放射能/血清持たずに森へ行き毒蛇に噛まれ/放射能喰らう新種のキノコ出る

2563大波に揺られ翻弄浮き沈み大海を右往左往する子魚の如く口入る物に一喜一憂不安の浪間をひた生きる/三度の事何時も危険が付きまとい安らぎ喜び消えにけり/食べる本能身体を養い維持する命の基本こんなにも思い悩んで青ざめし日々/人民の命を脅しじわじわと追い詰める卑劣な食品テロ

2564エコーで聞く心音が ここにいる ここにいるよと強く主張する 頑張って生まれておいで 僕が守るから

 

2565遠きシベリアより鶴の群れ北海道に降り立てりサスライの渡る鳥共葦原の瑞穂の国に撒かれし毒を噂して鳴き/水田に稲を啄ばむ白き水鳥は田に張られし水で喉も潤し/ミミズ駆除する農薬が撒かれた穴に首を入れ息絶えし小鳥の哀れ/鳥や獣に罪非ず母なる土を汚す愚かは唯人のみが犯す大罪

2566災いの嵐吹雪けるこの今に月星の美を語る者夢見る事を咎められしか/秋深まれど虫鳴かず静けさの中刻む時計の秒響き/信州に住まう友から便り有り薪割りの冬支度今日始めたと/彼岸には武蔵野の森に眠れる我が父の墓を訪ねて花手向け亡き人と昔話に花咲かせ/戦火の中も心の糧は夢と愛

2567カタカナで「ガレキ」と呼べる何ものか誰がなにゆえ事こじらすか

 

2568無邪気に見えて悲しみを小さな胸にしまいこむ君は 離れたパパのことひとことも言わずに

 

2569パパは福島でお仕事だからと言いつつも 悲しくなる私をちいさな目が励ますの まま だいじょうぶ だいじょうぶだよと

2570黄昏の田に舞う白鷺たちよ何も知らずに舞うのか それとも毒を知りつつ無邪気に舞うのか

 

2571物想い日毎に深まる秋の闇人々が熟思するを促す様に/目を閉じて心の内を探りたる内なる深淵秋の夜長に/誰しもが心の奥に持つ湖縁に立ち深く潜るに身を投げ飛び込み/探りゆく澄みたる水に身を沈め更なる深みに自己を求めて/セノーテとマヤの文化に人の呼ぶ碧なる淵その深水に輝ける光

2572海は凪ぐとも濁りゆき人は和せども誠無し沈黙の海にさざ波立てよ命を込めて言霊を放つ/多くの波は干渉しやがて大きなうねりとなり月の魔力も味方し波打ち際に百万遍も打ち寄せし/我想い波に砕ける泡粒となり真白く弾け砂浜に散り/泡の気泡は宙に舞いシャボンの様に遥か消えゆく月の宵

 

2573人は皆土から生まれし泥人形死して皆土に還れり/根を通じ全ては土に繋がり生かされる育て養う黒き母なる土の懐/生きとし生きるもの全て土に戻りて一となる数多の屍時を経て母なる土にならんとす/聖なる土を崇めずにその恩寵を想わざる人が崇めし鉄と油/産業革命土無し処に命はあらず

2574三重産の新米噛みしめ楽しみつつ北の農夫の無念を思う

 

2575無念なり稲穂も頭を垂れおるに眼を逸らす国と東電(2574へ返歌)

 

2576ゆくえすらわからぬおさなごのために 祖父が祈りを託してあげた鯉のぼり おさなごよ 早く見つかれよ 生きているなら逞しくと

 

2577子の健やかな成長願い祈りを込めた雛人形武者人形が飾られた 放射能の荒れ地に留守預かりて置き去りになりし人形達/滝すらも昇る鯉とて鯉幟空を舞い吹く風に怒れる踊り尾を上げて/鯉幟子供の夢を運ぶなら子らを何処かに連れて行け空気や水の清浄なる国へ/青空に赤や青、桃、鯉が舞い

2578いざ今日も「己れの歌」を歌い継げ世を蝕む「マルスの歌」なる沈黙に抗え

 

2579沈黙に抗いかそけき想い乗せ我が歌よ空に歌と交われ(2578へ返歌)

 

2580沈黙は金にも銀にもなりはせぬゆえに叫ばん「原発いらない」(2578へ返歌)

 

2581祈りして愛の響きに言の葉の紡ぎに睦む夢を叶えて(2578へ返歌)

 

2582おそらくは君の子供や孫たちに苦難を強いる事少なかれ(2581へ返歌)

 

2583未来して共に歩むやとわの愛独りならずと携えあいの #連歌デモ (2582へ返歌)

 

2584沈黙とふ饒舌思ふされば人言葉の饒舌もちて抗へ

 

2585ああ人よ我ら言葉を与へられぬさればよ言葉溢れさせなむ

 

2586言葉もて全きを問へこの国の形と容と道をこそ問へ

 

2587あるいは人眼差しをもて国を視よ今に至れるまたこれからを

 

2588君の住む町にも咲くやたわわなる萩の花咲き秋はふり行く

 

2589誰がために君は泣きおり悲しくも我はこの手を握りこぶしに

 

2590君よ頼むから食べて応援はするなよ 君に続くあまたのいのちのためにもしてはいけない 君もまた君の母が君を十月抱え産み育てたいのちだからこそ

2591(引用・番外)体勢を立て直してやり返せ 叫べ今日を生きているその声で 白旗を降ろして染め直せ 我等今日を生きているその色に(注:イースタンユース「直情バカ一代」) 

 

2592子供には大人以上の感受性あえて苦の種押しつけまいぞ 

 

2593草を食む羊や牛や山羊たちの長閑なる牧場の午後に緑広がり 山を越え吹き降ろしたる死の風に谷蝕まれゆくと誰ぞ知る/防ぐ術なし毒風に唯侵されたる悔しきを山に向かいて叫びたる空しきこだまの返るは悲しき/この羊連れ牧童の様に彷徨い求める新天地モンゴルの平原ならば良し

2594君の手が愛し子を抱くときに どうか愛の意味をしっかりつかまえよ 愛し子を離さぬためにも

 

2595核廃絶が実現しユダヤ資本を倒したら世界は直ぐに楽園になると思うは楽天主義/何かを倒せば良いのだと窓を開ければ良いのだと短絡的に考えるそうして人は何時の世もメシアカリスマ待ち望む/熱し脹らみ拡大しはち切れんばかりの地球なら縮み凝縮圧縮して遠心力を求心力替える世界の大転換

 

2596一週間巡る速さは夢の如し鮮やかに目にも眩しき秋晴れの青空の下 日曜の朝の静けさ沁み渡り/安息日なる日曜はデモを休んで心の洗濯真白きシーツの黒き汚れを洗い流し 新しく始まる週を備え待つ/罵りて短所を指差すだけならば心は修羅になりにけり 罪を憎みて人を憎まず悪も人の子

2597カネに塗れて欲を増し曇り濁りし人心の心の内に巣食いたる寄生虫也 原子力/欲を餌にし身を肥やし人の魂迄食い尽くす難攻不落のモンスター/自らの心が産みし怪物を自らの手で葬りてこの文明の自戒とす核の墓場は人類の己を映す寺院也/石棺に眠る巨人は御前自身欲を注げば今再び蘇り

2598ふくしまの #かんしょ踊り「踊るな」と天晴れ認む抵抗の効き目(注:会津民衆の怒り 「かんしょ踊り」経産省包囲)

2599宇宙船地球号の舵取り直せ70億を乗せた船誰が氷の大陸へ向かい 進めたその死の航海面舵一杯ヨウソロー引き返せ緑の大地希望の国へ/肩を落とすな絶望するな強欲と傲慢の支配は終わる核の火を消せ地球が火事だ 今が分け目の関ヶ原気を抜くな女も子供も戦っている命を守る唯その為に

 

2600秋空の青の奥には何の色幾千億のもう死んだ人

 

2601幾千億はや死にたまいし人々に連なる定めも「原発ではイヤ!」 (2600へ返歌)

 

2602夕焼の赤の裏には何の色殺した人と殺された人

 

2603人の世に殺し殺され繰り返しなお文明と人は呼べるや(2062へ返歌)

 

2604色のなき風はどこから吹いてくるいまだ生まれぬ子の笑ひ声

 

2605明日生まる明後日生まるその子らの笑いを乗せて白き風来よ(2064へ返歌)

 

2606優しき風よ吹きわたれ 今生まれるいのちにも 明日生まれしいのちにも笑顔をのせて 深き悲しみから芽生えしいのちゆえ(2064へ返歌)

 

2607「割れ鍋にかけ流し」の惨状ふくいちの汚染水タンクは20万トン超ゆ(注:今朝の東京新聞2面よりいただきました。いろんな場所で目を覆う惨状の現場が。記事下の敦賀のシュミレーションも怖い! )

 

2608何にでも魂宿る国なれば福島原発今咆哮せる

2609頼むよと建屋に向かい頑張れと励ますしかない無力な我ら

 

2610破壊神の口の中行く作業員曜日はもはや意味をなさず

 

2611誰かを犠牲にする富は弱肉強食人間の皮を被った獣の世界/誰も犠牲にしない社会まだまだ何処にも見た事ないがきっと何処かに現れる心の中で知っているから/誰かを命の危険に曝し家族も壊す原子力人を不幸にする方法犠牲者に札束渡して口封じこれで良いのか霊長類災いを転じて福の明日

2612広島に落ちた原爆それ以上宙に飛び散る放射能破裂せぬとも爆弾也/DNAをぼろぼろに触れれば壊す猛毒ウランそんな悪から作った電気誰が再び買うものか/電気の不買のボイコットガソリン入れたラジエターブルブル回して電柱を 無くしてしまえ我が街からウランから取った電気は汚れてる

2613福島の原発事故は日本から核を廃絶する為天が仕掛けたブレーキ也/東海村のバケツ臨界人の管理もずさんだが世に広まりたる恐ろしいウラン/されど 原子力平和利用の詭弁に釣られ地震と津波は思いもかけず/まだまだ覚悟が緩すぎた体で教える犠牲者の言葉無きメッセージがまだ聞こえぬか

2614魂のぬけたあわれな野田人形 口這う言葉もただ意識不明 #連歌デモ

 

2615鯉のぼり九月の空に掲げたり血の巡るまま抗う思い

 

2616ふくいちの刻々孕む魔の水魔の種魔の花咲かしめざらんや 

 

2617竹槍といかに違うや暑さ避け原発作業員汚染水かぶる

 

2618科学者に誇りあらば今すぐに福島原発収束してみよ

 

2619もはや我一滴の雨となり乾いた君の頬を伝わん

 

2620何もかも波にさらわれ立ち尽くす ひとは大地に空に風に生きなむ

 

2621報道の原発事故を避けてゆく原発さえなければ原発さえなければ

 

2622原発は電気起こすと欺きし死の商人の兵器工場/唯電気欲しいのならば莫大な費用をかけて命捨てウランで誰が発電などする/もうそろそろ気付け人々世界を動かす茶番劇その裏舞台/プルトニウムを作らせて売りさばきたる核兵器札束数える死の商人/死の商人共この星壊して火星に移住を企てり

2623 11日と言う日が普通の日となってしまわぬようにと歌を連ねん 

 

2624安心して生きたいという思い呼応して沖縄県民大会に10万超える人 

 

2625今吹く風を唯待ち捉え風に乗り鳥の様に飛ぶハングライダー色とりどりの小鳥達の様/今来る波を唯待ち捉え海の飛沫の龍に乗り海の鼓動を身体に受けしサーフィン風を産み/今という光集まるその一点を我も亦唯待ち捉えて地球意識の波に乗り一なる地球の自転の響きとなりにけり響く梵音我心音

2626我が命手塩にかけし野菜果実毒が混じると見向きもせぬ人/毒なる野菜を食卓に届けたい等誰思う人々の笑顔見る為作りし野菜/どうすれば如何に生きればよいのやら溺れる我に手を差し伸べず誰も皆/空襲の戦火で焼け出されたならば新しき地に開墾す汚れた土地を目の前に為す術無き我唯涙す

2627目に見えて何一つ変わる事無き荒れ汚された大地に透明で静かなる新型爆弾張り巡らされ/地雷なら踏めば体が吹き飛ばされ放射能じわりじわりと殺す人命/放射能色も臭いもあるならば諦めてこの土地を去り新天地へ/何事も変化なき生まれ育ったその土地を無色なる毒ガス立ち込め我を追い出し

2628原子爆弾瞬時に煌めく閃光で多くの人を焼き殺し原発は目に見えず多くの人の皿に毒盛る陰湿なる核兵器/この星の多くの人を滅ぼして地球の富を独り占めにする野心家の狂気の計画進み行く今/創造主巨大な悪に天誅下し給へ人々を奴隷に使い支配する傲慢なりしファラオの血脈悪しき蛇の如くに

2629大いなる濃い水色のカーテンにシミ一つ無き秋晴れの朝凛と張り/地球創世その日から青空は全てを見下ろし抱き続け絵の無い絵本の月の如くに時の流れの万事を知りつつ/水色は何も無き広大無辺な虚無の色透明なる鏡の色にも勝りし透明/地の深く見えざる奥地に眠りしトルコ石の色青き空の色

2630「体がね すぐに疲れて 寝てしまう」仮設の少女に 大人よ動け

 

2631自殺されたは敬語に非ず受動態避難されたも被曝されたも

 

2632翩翩と真っ赤なシャツが翻る沖縄の町空はただ蒼く 

 

2633念仏三昧唱える如く続け詠む我が言霊は肚の内に渦巻き/歌詠みつつ千万の人共に歩けば現代の踊念仏えじゃないか/犇めき合う満員電車隣の人は何思うツイッターで全ての人の独り言あかし並べてボヤキの歌集/口から吐きし言霊が白い煙と立ち上り御空に届いてモクモクと真白き雲になりにけり

2634我が祖国極東の島葦原の瑞穂の国よ春桜夏蝉しぐれ秋紅葉冬を堪えて 雪割草四季折々の時流るる幸溢れ出す麗しき国/罪なき国土許し給へ母の体を締上げる50の地雷原発の罠/罠にはめられ穴に落ちたる我が国の富士は怒れり火を噴かん耐えに耐えたる限界近し山河土意志を持ちたる魂叫び上げ

2635生まれし国を罵る事嘲り侮り軽んずる事嘆かわし事悲しき事総理大臣国に非ず官僚東電国に非ず国とは国土美しき島/国とは民の細やかなるその感受性と深き情也/何時の世も走馬灯廻る如くに唯過ぎ流れる政治の沙汰は永久に非ず/永久なるものを心に抱き刹那に心を奪われず国難の峠を超え行き

2636御用の人ベクレにけりな徒に我が身にも降る眺めせし間に( 注:TVタックル。池田朝臣に寄せて詠める。)

 

2637もうこれ以上生きるのが嫌だと涙す若き日々寄り添う魂巡りはぐれて 出会いを憎みし青き孤独/殻に籠れば蝸牛亀は甲羅に身を隠し心の逃げ場は必要だ布団を被って寝る事も充電期間だアシタへの夏でも冬眠する亀がいたって良いのさこの社会/引き籠り閉じ籠り繭に入って蝶になる時を待つ也

 

2638ありし日に君と聴いた BUMP OF CHICKENの魔法の料理 今も 君との記憶の中で響いてるだから いつもいっしょにいるよ キミノ ネガイハ チャントカナウヨ コワクテモ ヨク ミテホシイ コレカラ ナクス タカラモノ ガ クレタモノガ イマ タカラモノ

 

2639燈台は海行く船の道標水平線の彼方竜宮城へ召されし魂を 陸に戻れと導き向かえる暖かき灯也/数十年も風雪に耐え其の体朽ちる時迄汐風を受け立ち続けたる燈台の忍耐と強き魂人々の闇を照らして守り導く/夜の海沖行く船の窓岬の灯台灯を手で振る人に見え/帰らぬ人を迎える丘に照らす光

2640ひきこもる友の分まで背負う(ショう)覚悟その沈黙が天裂く日まで(注:仕事仲間の若いのが「うつ」になって。それでも署名してくれた。)

 

2641沈黙はいづれ終わる 雪解けに逞しく咲く鈴蘭の如く友よ その花言葉は幸せの再来なり(2640へ返歌)

 

2642灯台よ波に沈みしあまたの人へ帰る道を照らし出せ 会いたいひとたちのもとへ早く帰れるように

 

2643我が思い風にも雲にも託せけり声聞こえたれば疾く帰り来よ

 

2644夏過ぎて秋来にけらし夕まぐれ君の不在をまだまだ信ぜず

 

2645ふと絶えた消息訪ね駅にたつ消えたあの日は波のむこうか

 

2646君待つと言いにけるかな草むらに 姿隠して鈴虫の泣く(2645へ返歌)

 

2647健やかでいてくれよ いつまでもいつまでも 君が生まれし時に父母が名付けた名前に込めた祈りを目にするたびに

 

2648空に咲く沢山の花 君もどこかで見ているね そう思えたら幸せだね 東京にもソウルにも相馬の空にもきっと花は咲いているから

 

2649向日葵の花に君を思う 君よ死ぬなかれ 被曝などで死ぬなかれ 生きてみよ この悲しみの上にたちて

 

2650オリンポスの丘に古の昔より燃え続く輝く聖火を繫ぐ如く我らまた心の内に燃えさかる炎を繫ぐうたに連ねて/赤き火を心の内に燃やしたる情熱の人手から手へバトンを受けてひた走る道/不吉を知らせる黒鴉騒がしく狂人の如く核の危険を叫び回りて町から町目を覚ませ目を覚ませよと夜も啼き

2651子どもらの無邪気さに隠された大人びた態度や言葉に 無理に大人にされた悲しみが心を刻む3.11

 

2652夜を往く鳥よ我が歌運び行け羽ばたき止めぬ歌のもとへと

 

2653我未だ逢わざる前の母の如夜空を飛べる歌と出逢いて

 

2654去年今年彼岸の花の咲く夕べ生きながらえて核歌い継ぐ

 

2655あの日からモラルも良心も堕落して鬼畜生よりも酷い外道になりしか この国の政治家どもよ

 

2656飽和した心の夢に汚れを隠し命を殺し/この先に新自由主義ありてして言葉に非ず独裁ありて/その先に憲法改し弾圧の一挙加勢の戦争ありし/怖ろしな心の夢に善という悪なる闇の企み知るや(2655へ返歌)

2657福島の 「収束」なきと はっきりと 言葉を置いて 福島は 苦しみ続け 続け続け 不安を抱え 苦しくとも 正視し続け 理性の気 踏みこたえよと 炎の眼 声を崩さず 現場には 世界の知恵を 祈りと力を 

2658記号論季語うろんと言われてもされど連歌デモスクラムは続く(注:そろそろ秋なのですが季節感のないことばかり書いてます。)

 

2659季語よりも人の思いと有り様を詠わず季節護れぬものを(2658へ返歌)
 
2660この夏に歌を運びし小鳥あり福島の空沖縄の空に

 

2661子どものいのちを軽んじるこの風潮は 昔の沖縄でおきた集団自決と変わるまい

 

2662きみと体を重ねしときすらも 悦びよりも螺旋に刻まれた傷の哀しみを感じて

 

2663蝶の羽根もがれた子の苦しみと ただそばで看るしかない父母の苦悩に心は沈みて

 

2664空汚し地をも汚して水孕むいのちの夢を汚す勿れと(2616「ふくいちの刻々孕む魔の水魔の種魔の花咲かしめざらんや」へ返歌)

 

2665つぶやきは慰めにしかならないよ囀りこそが明日を拓くと(注:…というより簡単短歌?言うだけ番長になってしまわないように自戒…。)

 

2666ドイツ語なんて解るかクソと怒られた でも信じてる言霊は国境をつくらぬと

 

2667バームクーヘンとアウフヘーベンの差も知らぬ幼子までが脱原発訴え(2666へ返歌)

 

2668国境を溶かす力も持たずしてこの人の世に言霊はありや(2666へ返歌。共に信じましょう。)

 

2669曖昧な我が日本語も背を正す クラフト(力)、レーベン(命)、ヴァールハイト(真実)(2666へ返歌)

 

2670うたを出せ原発出すなばかやろうあゝインタナショナルわれらがもの(2666へ返歌。ちょっと品ナシ?ですが…。)

 

2671泥船の鼠の誰が党首でも明日は汚染の海に沈没 

 

2672事故前の基準値既になきものと口を拭うに恐怖覚える

 

2673自らの生を選ぶは自らの生き方なりき越しかた振り向き

 

2674危険な世の中に生きているセシウム給食食べずとも判る

 

2675死を賭けて子を産む為に川昇る凄まじきかな鮭の一生/濛々と生命の白煙咽返す川の浅瀬に雌鮭は腹裂きて我が子達なる卵放ち/生まれし川に生きて戻り混沌と激しき濁り渦巻きし命の水に精放ち務めを終えて倒れたる雄鮭の壮絶也/ われらまた濁りし川を進み行き未来へ子孫を繫ぐは鮭達の如く

2676雲一つ無き青き空良く見れば深き濃き藍の宇宙も手を貸して明るき青と一つに溶けあふ/青空より生まれ青空に還る一つの魂遍く一切染み入る空は心の内と外結び/虚空の色は透明ならず虚空の色は水の色水の星なる地球故空雲海も湖も息づく水の仕業なり氷になりて雲で旅行く水の変態万物流転

2677旗の下に喜び集ふ群れることちょっと苦手な我らなりしが 

 

2678傷ついた子どもなのに大人のふりするきみに あまりに今が残酷すぎるからそばにいてあげたい理由なしで(注:浜崎あゆみさんのHANAを聴きながら)

 

2679今朝もまた起き出て見上げる蒼空はターコイズ色のシーツ被りし/この鮮やかで爽やかな青に人傷つけし濁り混じると誰の知る/収穫の秋実りの秋に喜び削ぎ取る不吉の風/神のパレット沢山の青僅かな白混ぜて作りし今朝の青惑う心をきっぱり染め上げ/青いといふ事宇宙といふ事生きている事

2680「認めない」「知ろうとしない」その次は「認めさせない」「知らしめない」 

 

2681この国の民主主義はいったい何ぞや 目隠しされ操られ血塗られた過去を懐かしむ知事を選ぶ国だとは(2680へ返歌)

 

2682給食にセシウム混ぜて教育と強弁する愚者リコール対象

 

2683あの日きみに言えなかった言の葉が今も心の中で舞いあがる 帰ってきてどんな欠片になっても愛しいひとよ

 

2684if とふは悲しきかなやもし…もし…もし…時も自然も答えぬものを

 

2685きみがその手に抱く愛し子の思いに心をはせたまえ きみを父と慕いて頼りてこの世に生まれることを(いつか人の子の親になる大切な友へ)

 

2686悲しきは今この時もじわじわと蝕まれゆく子らの姿よ

 

2687命とふ斯く重きもの軽んずる首長戴く悲劇思ほゆ

 

2688いつになればいのちの軽さを嘆く長がでるのやら 思いで作りと女子高生が言い放った言葉が重なるこの国のまつりごと(2687へ返歌) 

 

2689乙女らに 短き命の 儚さを 説くはそもそも 命とは 明るく豊かな ものなると 教えしものを 今の世の 短き命の 儚さを 嘆くはまさに 命とふ ふたつと無きを 国さえも 軽きものとし 扱へる その悔しさを 嘆くばかりぞ(へ返歌)

2690日本の技術凄いと言うのなら誰か作ってコスモクリーナー

 

2691映画のワンシーンかと思うくらいに飛行機がビルへと突っ込んだ911 奇しくも11日は 311と同じ11日

 

2692学者さん知る哉奇形花のSOS 燕は知る也漁師は知る也

 

2693漁師知る燕も知りし核汚染ひたすら隠して学問はありや 

2694歌の飛ぶ勢い止まぬ闇空に悲しみ喜び混じり混じりて(注:歌の勢いの止まらぬほどに、私達の怒りは深く、悲しみも深い。だが、怒りと悲しみが未だ人の胸にある事は、数少ない希望。それが歌い継がれていることは、さらに希望。楽天的でなければ生きられない現実。)

 

2695いざ届け我らが想いのありどころ拠り所こそ人の胸へと(注:第一集を昨日までに4部、知人に贈呈。反応が楽しみ。とりあえず郵送のみなので、ダイレクトな反応はいずれだろう。 人手を介して、自らの歌集を編んだ人にも。怖いことではある。)

 

2696再事故で美(うま)し故国を喪失しわれら異域の鬼とならんや

2697列島を逃れて世界を流離(さすら)いてシオニズム倣うも何万年後か(注:さらなる核汚染で国土を喪失したときに) 

 

2698ただ思いきり抱きしめたいあなたのいのち匂いぬくもりを 存在がわかったあの日からあなたはわたしたちのたからもの

2699神さまから預かった大切ないのちの声なき声にどうか耳を澄ませてほしい いつだって ママ大好きパパ大好きと言ってくれるのだから

 

2700学者さん知る哉奇形花のSOS 燕は知る也漁師は知る也 

 

2701曇りなき眼の吾子が我に問う原子力とは放射能とは

 

2702ままへはやくみつかるといいねと安否すらわからぬ母へ手紙を書いた君よ どうか元気で楽しく今日も友だちと笑っていてね

 

2703ままはいつもあなたの内にいる いつもあなたと共にいる あなたがままを忘れてもままはあなたを忘れない だから笑って生きて笑って生きて(2702へ返歌)

 

2704慰めの言葉にならぬ想いしてそっと添いたくて抱きしめたくて(2703へ返歌)
2705きみよどうか人の子の親になりしとき幸せを感じる力をもつ子を育てたまえ 幸せは求めるでなく感じるものだから

 

2706携帯に自慢のキャベツ畑を待ち受け画面にしていたおじさん 原発さえなければと殴り書きしたお父さん お墓に避難すると言ったおばあさん うまれてからこれほど辛いことはないと言ったおじいさん 自ら命を絶つしかなかったあなたたちのこと忘れません。 絶対に。

2707泥だらけの子らの学用品に今も言葉すらみつからず この子らの名を何度も何度も生存を信じて呼んだ母たちのことを思う月命日の今日

 

2708喪って初めてわかることもある親がいること子の笑い声

 

2709運命というはたやすき今日の日のあれは天災それは人災

 

2710幾度も思いは巡るもしやしてあの日に帰らば何をか伝えん

 

2711白昼に命絶たれし人の文瑞穂国の木下闇にて

 

2712同胞のいのち燃やしてつくりたるまぶしき灯りの闇はみえたか

 

2713蝋燭のごとくにひたすら身を削る下請け孫請けの闇は続けり(2712へ返歌)

 

2714亡き人々来たりて我らと和したまえ彼岸此岸の境に立ちて(「11日」に寄せて。2715と2716も同じ。)

 

2715月々に十九回目の日は巡り鎮魂と怒り繰り返す日々

 

2716「殺されぬ」「殺させはせぬ」と誓うこと祈り支える固き芯あり

 

2717命とは金で購ふものなるやそを問ふてみて夜を苦しむ

 

2717命とは金で購ふものなるやそを問ふてみて夜を苦しむ

2718金で購えるほどのいのちはどこにもあらずや 人は誰もが縁(ゆかり)ある人に招かれし客人ぞ(2717へ返歌。2719も同じ。)

2719夜に苦しむ君は良心の欠片数えし人なり どうか心に隠し持て奪われやすい宝だから

2720坂の上 石の館に 悪臣ら 集い集いて 夜に日に 密に凝らすは 原子の炉 火は絶やさじと 悪心を 挙げて凝らせる 毒竃 毒の炎と 毒の塵 世に満たせるを 民詰る その声聞けど 悪臣ら音と嘯く (反歌) 原子の炉民を殺すと知るものを停めぬ力は官邸の闇(注:官邸を望みて)

2721ありえへん秀歌や駄歌の区切りなど詠めよ詠め詠め反原発を 

2722稲妻の青き夜死なむとぞ誓ふしかと後世に我が志伝えて(注:2722から2726まで連作)

2723秋の雷横臥の宙に走りけり闇の長きに怒りを発し 

2724初あらしあまたの崎に波を刷く汚れし海を呪うがごとく

2725秋風や路頭に哀感ひしめける届かぬごとくやりすごされて 

2726秋風の吹き抜けゆくやひとの中大事を忘れかしまし声に 

2727サティアンといかなる回路で通底か虚空漂う眼(まなこ)の狂気(注:石原ノビテルの言い間違えに)

2728電力はオウムの類か虐殺の毒を散布し罪さえ感ぜず

2729マインドコントロールが行き渡たる原子力ムラ 住民たちすら監視の目互いに光らすTCIAメンバー(2728へ返歌)  

2730離れて暮らす幼い君のたどたどしいもしもしという言葉がただ嬉しい 頑張るよ淋しくてもいつか君を抱きしめる日がくると信じて

2731何度でも何度でも伝えたい君が生まれたその意味奇跡を 君が人の子の親になるときに大切な家族へ深い愛を注げるように

2732もしもして愛溢れらし想いしてこの世の命とわに救わん/私来て想いを刻む世界にて愛を謳うや私無くして/私去る儚きこの世夢舞台思い出なるは愛ばかりなり/響きする愛の夢には言の葉の掬う愛の徒愛に救われ

2733センセイ詩の世界なら雨に濡れてもいいでしょう? 福の島は尋ねた(注:五行歌で失礼します。)

2734嵐山そぞろ歩きのその中に ひときわ高くひばりの歌わむ(注:嵐山デモに寄せて)

2735昭和をば慰め哀しみ羽尽きた ひばりは天より愛の賛歌を(へ返歌)

2736みなひとは100%の死亡率何故に急ぐ原発奉じて

2737あなた先いえいえそちらと譲り合う謙譲の美徳地獄の階段

2738ひとのいのちどこで区切るの誰が偉いの どうせ等しく死にゆく我ら

2739テレビに映る党首候補たちのしたり顔被災地の苦しみ置き去りにして

2740椎の実が落下傘で降りる頃幾とせ待てば森に入れむ

2741椎の実が大樹になりしとき我ら形なく塵となりしも木霊となって知るらむ 無邪気に樹をさわる子らの笑顔を(2740へ返歌)

2742命の森に死の風吹きどんぐりを抱え頬張る子栗鼠を憂う(2741へ返歌)

2743森は生きている 死んだと何度言われても 草木や動物たちの集いし 天国になりて 我らの末裔(すえ)の帰りを永く待ちながら(2742へ返歌)

2744ハングルで記されたきみの名に優しく凛とした形と響きあり きみもまた大切な誰かのかけがえのないいのち いづれきみも同じことくりかえすそれがいのちの営みなり(注:金 南佶(キム ナムギル)さんのハングル名を見ながら)

2745近くて遠き隣人よエジプトのヒエログリフを見る様に我には見えしハングル文字/親子の情に国境無し子の命守護し授けた愛しき名祈りと願い乗せて羽ばたき/誤りし支配の歴史恨み残し憎み合う事兄弟の如/海を隔て博多から釜山に向かう船青き波を越え行き/京城に夕日落つ南大門市場(2744へ返歌)

2746済州島で生まれたる友我に言いたり/我々は日本は敵だと教え込む教育受けて育ったのだと/日本人は嘘つく騙されるなと教えられ何故に恨み持たぬでいらりょう/2つの国が肚を割り互いの非を皆認める為に歴史の教科書明かし合い唯真っ直ぐに歩み寄り(2745へ返歌)

2747夢うつつ狭間の河に留まりて秋の夜長に狂歌詠み/黙したる想い少しも口にせず書きたるは心の内に虫の声鳴き/心ざわめき眠れぬ夜にうたは道連れ裏切らぬ友也/夢路に旅する毎夜にも夢の中にてまたうたを詠み/歌狂い日記の如く綴る想い捲りても捲りても減らぬ日暦/闇の中心は妖しく光出し

2748いつのまに法師蝉みな鳴き終はり一年半後の秋のはじまる

2749秋麗の霞ヶ関の昼下がりどのビルよりもテント悠々

2750くろがねの身ならば秋の涼しからん中性子には劣化するとも

2751銀河流るる地に寝付かれぬものあまたまたたくやうに交はす言の葉

2752をちこちに妖しき炎燃ゆらしと山の高きへ登り立ち国見をすれば国原は焼却炉からカタカナの名のあれこれをはふらかし禍々しくも高々と煙立ち立つ海原は鴎立ち立つその下をカタカナの名のものどもを身にまとひつつ魚泳ぐ悪しき国ぞ蜻蛉洲日本の国は

2753我空高く魂飛ばし大鵬と成りて国見下ろし時思ひたる/禁断の妖しき焔燈したる狂気の坩堝津々浦々に/この業火如何に消し止め元々の葦原の国取り戻さん/毒なる風の吹き荒ぶ空行く我は翼持ち人の翼のなかりしを憐れみたりし空の上/地獄を如何に天国に変える智慧今雷に授け光り(2742へ返歌)

2754あやまちはすぐに忘れて肥ゆる馬秣は人の無知無関心

2755あやまちは繰り返しませぬからと記したあの碑の誓いは嘘だったのか 虫の声だけが虚しく響く夜(2754へ返歌)

2756苦しき渦中の農民よ汚れた土に種撒かず幸せの種を心に蒔き給へ10年後皆が笑顔でいられる為に/売れぬ野菜を作りし苦悩東京の売り場を見る度心痛し/捨てられた野菜の山を誰運ぶゴミ焼き場まで怒り堪えて/煙出せば再び毒を広げたり誰が切るのか悪循環願わくば悪の輪廻を断ち切り給へよ

2757狂歌詠みつつ練り歩く原発無しでもえじゃないか核汚染広げなくてもえじゃないか/五七五の律に乗り鉦や太鼓や笛踊り阿波踊りでもえじゃないか/アメリカに頼らん国でもえじゃないか駄目ならば出直したらばえじゃないか/辛くとも耐え過ぎずともえじゃないか助け合い日本国ならえじゃないか

2758不退去罪強制排除なにものぞええじゃないかの声響き渡る

2759この国の津津浦浦に巻き起こさん拡散せんでもエじゃないか!(2748へ返歌) 

2760言の葉を時の川面に小舟の如く流したり/川下に下る小舟と上流に逆らい上る小舟あり/さらさらと口つく想い流したる想いの河の往く果てに大海は開け待ちたり/滝壺に落ちて打たれて叩かれ流され溺れて揉まれ絞られし我は再び鯉滝上る/大河の源湧く清水一滴母なる海を目指しひとり旅する

2761しょこたんの率直な言葉にひとりひとりが何か(真実)を知る今日

2762人を押しのけ競り勝ち長までなりし人々の肚の内想い全てを知る程に 憂いに蔭りし日本の未来/野心溢れし隣国よ鼻息荒く小さき島何を望みて攻め込み荒らすか/四方を海に囲まれて堀なる海に鮫泳ぎ海に線引き出来ぬとも領地広げに眉吊り上げ/日本国だけが愚かに非ず世界も何も見えぬ故に

2763ひとりひとりのいのちに優しく語りかける老医師が 内部被曝の真実を語るとき どうか長く語る力をと願わん

2764いつかまた 手をとって 絆を確かめる そんな日がくると 信じてる コヘレトの言葉のように ものごとの全ては 季(とき)があると

2765恨み憎んで構わない それで汝(な)が友らの癒しになるならば 我(わ)を鬼 嘘をつく卑怯者と思うても 汝が友らの心癒されるなら 我(わ)は何度も悪になろうぞ 汝が友の国と古(いにしえ)から兄弟(はらから)ゆえ((2745「近くて遠き隣人よ…」へ返歌)

2766俺を憎んでもいい/殺してもいいお前の心がなおるならと/私が自ら体に傷をつけた日に父がそう言いました/私もそう言うでしょう/友よ父が私を癒すために言った言葉を/私を育てた人の優しい命がけの言葉を/あなたもまた傷ついた人だから(2765へ返歌)

2767民守るは異国からより放射能権力乞食の作為の錯誤(注:党首選に身をやつす政治屋どもに)  

2768かの国のコントラバスの魂に波動よおこれ「Poetische Anti-Atom-Bewegung(「ポエーティッシェ・アンティア-トム・ベヴェーグング」(ドイツ語で「連歌デモ」) 

2769脱原発テントの前の喧騒の足元くぐり抜けてゆく風

2770積乱雲染めて日輪沈み往く被曝を運ぶ白き風来て(注:これから静岡市青葉公園の金曜抗議アクションに参加。 官邸裏、文科省前、経産省前…全国津々浦々の行動、とりわけ北九州の瓦礫焼却と闘う皆さんに、連帯の意志を籠めて。)

2771新しき時代の風も吹いている旧き政治も規制も払えと(2770へ返歌)

2772世直しを願う行進今日もまた闇に光を悪鬼に愛を 

2773パパの友だちが言う 智也…おまえのおとうさんは勇敢だったよ たくさんの人を助けようとあの日消防車に乗ったんだよ 津波がくること知りながら/ママ夢の中でいいから もう一度だけ僕の名前を呼んで 優しい声で悠太と呼んで 神さまなぜママなの?

2774親を亡くした子どもにはどうか教えてあげてください ぱぱは背の高いひとだった 人参は嫌いだった でもままとあなたが大好きだった 写真は何も話さないから(2773へ返歌)

2775親ならば子どもならばわかるだろう親の哀しみ子どもの泣き声

2776パパ帰ってくるよね?と今にも言いそうな君は 父の遺影を不思議そうに見ながら手を合わせ 小さな骨箱に入った父を母が抱く現実を受け入れしあの日 君は子どもの顔を大人のようにして(2775へ返歌)

2777官邸前経産省前文科省前 怒る民の声にて揺るがん

2778福島の子どもを守れと声あぐる集えるひとも誰かの親なり

2779真実(ヴァールハイト)は おのおののいのち(レーベン)の中にやどりて何度も問われて いづれ力(クラフト)となりぬる それは目の前にあるはるかな国境すら越えて(2669「曖昧な我が日本語も背を正すクラフト(力)、レーベン(命)、ヴァールハイト(真実)」へ返歌)

2780何事も原発事故のせいにされ 還らぬ吾子は何処にて泣く/ 面影は永遠に残りぬ残された 我が手を見れば爪同じにて(注:福島の子供ばかりを…)

2781少しでも誰かを傷つけたくないから口をつぐんだの 原発爆発したあの日からワガママを言うには難しすぎるの それでなくてもママは私を助けようと毎日考え疲れてるもの(2780へ返歌)   

2782強き者強者の倫理で押し切りし全ての戦争獣の業/理解し合い打ち解け助く全民族の和合等未だ何処にも実現されぬ/アフリカより黒人連れ出し世界各地に運ぶ船奴隷商人長き時経て巡る因果で国滅ぼし/誰一人負けぬ滅びぬ戦なく賢者は戦わずして勝ち

2783君子は豹変せりとの論語をば 正しく読めぬ者が増えたり(2782へ返歌)

2784あれごらん親に抱かれて寝る赤子内部被曝の心配はなし(注:念仏行者からいただいて。「あれごらん親に抱かれて寝る赤子落ちる落ちぬの心配はなし」(稲垣瑞剣師))
2785すやすやと寝息をたてて眠る赤子に優しい二人の眼差しありて おまえは父母の宝物ぞ おまえのために父と母がなき知恵をしぼって心を砕くのだから(2784へ返歌)

2786原発は原爆等し命換え命堕として命閏か/悪夢呼ぶさあ此方は甘いよとあなただけよとそっと告げよし/大嘘の猛き声にて迷いにて洗脳されるは虚ろなりけり/愛の精夢ばかりに現れてこの手を引きや今この時に

2787我等皆こっちの水は甘いぞと誘われ釣られ飛んで火に入る蛍也/火に入りてもまだ懲りず苦き水吸い続ける虫達燃えながら/真顔で法螺吹く政治家は悪の黒子の操り人形/小さな嘘は暴けても余りに大きな嘘は暴けぬ茶番劇偽の太陽天に貼り人を欺き(2786へ返歌)

2789禍々し名に例へるは我が罪を償いて後の業とこそ思へ(石原朝臣伸晃に詠みて与へる。「サティアン発言 伸晃氏が釈明」)

2790欧州を離れ国を作りて200年先住民を押しのけ欲深き野獣の独善独立宣言/自由を掲げて他の国に不自由を強いる自由の国/戦争という名の産業を誰が営む悪の陣営マンハッタンの自由の女神黒き涙を流したり/皆が知る正義を謳うその裏で世界を奴隷に支配する策大きな国の小さき知恵

2791憐れそれ過日の習い繰り返し勝てば官軍負ければ賊軍(2790へ返歌)

2792毒を撒く核は剥き出し空海へ文明の廃墟空しき残骸煙を上げ/弔う事なく石の棺も用意されぬ亡霊の如くに核は泣き続け

2793悪と知り毒と知りつつ押し進む悪魔の棲家国会議事堂/高々電気を起こす為人間を根こそぎ壊す狂気の核体を溶かされ苦しみ死する者達の声を聞け/被爆国広島の学び何処にある二度と間違い許されぬ国が/日本を駒に利用して地球を核で壊滅させる死のチェスを打つ黒幕誰か

2794その黒幕は パイロットの母の名前を かつて飛行機に名付けし国 そして今もまだ 戦争を楽しみ国民を奈落の窮地に置いている国(2793へ返歌)

2795廃屋に剥き出しの核抱きしまま二度目の秋も大地は震戦 

2796福島の子どもばかりをこんなにも 速く大人にしたる原発

2797荒れ果てた自宅の庭に草生ゆる自然は人智を凌駕してゆく

2798一度の地震津波に壊れたる人間の造りし原発なれば

2799福島の原発さえも収束せず ひとのいのちを焚いて原発推進

2800日本のみならず地球という船傾きたり世界の各地に仕掛けたる原発という死の爆弾/情報を集めて作るジグソーパズル人工衛星から見る様に今全体像が見え渡り/軍は宇宙に人工衛星の目を持ち地球を見下ろし民は囀るツイッターで地を這いて大地に網張る/この星は今自らの体を蝕む癌に悩む
 
2801さてぃあんはフクイチならず東電と林立させたる自公なりしを(石原朝臣伸晃に詠みて与へる。「サティアン発言 伸晃氏が釈明」)

2802さ夜ふけに地震くれば先づ福島の壊れ原発の無事祈るあはれ(「Feel sad.We attached an earthquake.We have the first worry is broken fukushima nuke.Feel dread.」)

2803今はただ4号機プールの崩壊を恐れ見守るこの世界かな(2802へ返歌)

2804ドヤ街原発ムラの若いあんちゃん父ちゃんおじちゃんたちが 親会社から孫ひ孫請けで原発へいく これが最近流行りのこの国の兵役スタイルさ 死んでも報われぬ知らされぬ酷い話だぜ(注:ごめんなさい、こんなこと書くべきではないけれど皮肉を込めました。)

2805「諦めた」福島に住む妹が疲れた声で悲しい声で 

2806弟がもう駄目なんだよ茨城だってヤバイんだ そう言って力なく下を向いた七夕(旧)の午後 諦めないで その言葉が虚しく響くけれど 子どもの未来だけは諦めないで チェルノブィリの子らが次の命を紡いでいるから」(2805へ返歌)

2807烈しさがほしい 人の心を揺さぶる熱もつ詩人(尹東柱)のような静かな烈しさが この国が忘れてしまった殺されそうな何かに気づいてほしいから

2808和訳:原発。なんだそりゃ⁈ 人々を苦しめるだけの装置だよ。 (発音:アーカーヴェー。/ ヴァス ゾル ダス デン⁈ / アンラーゲ、 / ディー メンシェン ヌア / パイニゲン カン。) (注:AKW. Was soll das denn?! Anlage, die Menschen nur peinigen kann.)

2809雲高く草地の港風抜けて手を組んだまま帰る背中よ 

2810「基準」という言葉を殺した人がいる誰も「基準」に拠ろうとしない

2811いにしへのうた詠み人の練り歩く賀茂の岸辺に青楓木漏れ日に紅う日待ち風にさざめき/言の葉を集めて速しつむじ風狼煙の如く立ち上りゆきたり京の空高く

2812秋の夜長が幕を引き暁の静けさの中自転車がブレーキかける新聞を配りて/君住む町古き良き風情が薫る路地吹く風は黄色き花を揺らしたり辻子に零れし女の泪

2813子どもより孫より長き半減期 あまた残るを誰が見張るや

2814あれほどにチェルノブイリを非難した国は更に情報統制

2815原発事故起こりてみるに帰られぬ福島原発心配せぬ日々

2816避難せる福島人の嘆きなり「加害者極楽被害者地獄」

2817みすずかる信濃河口に降りつもるふくいち由来のセシウム憎し(「Shinanogawa is beautiful river from ancient times. The river was contaminated by radioactivety!」)

2818新しき時代の風よ吹き渡れよし放射能含むと雖も( 2771「新しき時代の風も吹いている 旧き政治も規制も払えと」へ返歌)

2819あまた風集いてなるや大風に野分けの如く穢れもはらわん(2818へ返歌)

2820Na, aber! Das ist doch klar, dass wir jetzt dem AKW Tschüss sagen.  (ドイツ語発音:ナー、アーバー!/ ダス イスト ドッホ クラー、/ ダス ヴィア イェツト / デム アーカーヴェー / チュス ザーゲン、和訳:ねえ、あのさー!決まってるじゃん、今すぐにあの原発にバイバイするって。)

2821夜明け前考え込んで時が過ぎ慌てて米研ぐ写真を横目に

2822あの子の初めて笑った日を この世に来た日を 存在を知った日を 忘れることが出来ようか 体が知ってる 温かさ 匂い 産んだ痛みを 育てた痛みを

2823ぱぱへ きょうね ぱぱんちでばあばにいわれたよ りんた(凛太)はぱぱににているね だからねちょっとうれしかった ぱぱ さびしいときは ぼくのゆめにでてきてね(へ返歌。親を亡くした子どもには…何も話さないから)

2824古都洛西的嵐山(古都洛西の嵐山) 示威的隊列渡橋(デモの人々橋を渡る) 其故人呼渡月橋(それ故人は呼ぶ渡月橋) 今橋板鳴穏挙声(今、橋板は穏やかに鳴る)(注:テンプラ漢詩編w)

2825福原の真前の海に太陽照りつけ昇る蒸気は雲となり何処をさ迷う北へ南へ/湧き出ずる夏の雲水平線沿い低く行き夕暮れて空一面の鰯雲悲しげに赤く何見下ろす/この雲が山に当たれば黒き雨降らし疫病の如く盆地を蝕み災い運び/秋茜夕焼け空に映えて飛び橙は濃く紅赤く空の嘆きは慟哭にも似て

2826輪廻の河往く魚共泡を吹き鰓を広げて時に喘ぎ口々にうたを唱えて川下り/小さき魚が集まりて黒き魚影は巨大なり河の鯨は何時の日か大海泳ぐ夢を見る/ざわめきさざめきさんざめく響きは波立ち地を震わせ悠々と水を切り何処を目指すか行進よ/水飛沫立てる魚影の勇ましき進め海へ大海へと

2827言いつくろう言葉に酔って挑発し民の危険に知らぬ顔とは

2828奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿も悪魔の竃の塵にまみれて

2829火の無い処に煙立て国の転覆企みたるジャッカル共が跋扈して/争いを仕組み焚き付け火事眺めほくそ笑む悪の手先が水の下潜り泳ぎて影消えゆ/画策と捏造に満ちた国際政治日本など赤子の手を捻る如きかあな悔し/抗ち難き宿命に非ず何時の世も戦争が始まる種を仕掛ける者あり人の世の常

2830壊れたテープが回るよにコマーシャルフィルム回り続けてカラリカラリ感情もなく楽天的に誰もいない廃墟の街で10年前の新発売を何度も叫び/ホントの事等伝え忘れたテレビは唯のがらくた箱プラスティックの蝉の抜け殻御前の家は夢の島/魂抜かれたアナウンサー動かす唇読めども心読めず

2831来ちゃダメだ! 大きな声を最後に 波に呑まれた お父さん ありがとう ありがとうじゃ 言い尽くせないね 私生きているから 生き抜くからね

2832火の用心マッチ一本火事のもと原子炉は地球全てを焼き尽くす大火事のもと 火の用心/核の火を水で消そうと思うなら燃料プールに数千本日本全国数十万本それ以上使用済み核既に飽和状態更に作るか新原発狂人共に住む国無し/推進派共の脳の内如何なるウイルス入り込み狂気の戯言口憑く狂言

2833嘆かわしきは止まる事無き愚行の嵐日本列島日本人日毎に健康蝕まれ為す術も無き深き無明/福島よ諦めるなかれ此の酷き人災に人は皆健やかに生きる権利有りと憲法謳い/もし空襲が火の雨を空から降らせて福島を焼き払うなら人々は外へ逃げ場を探す也目に見えぬ爆弾ならば何故に逃げぬのか

2834パパは きみをたすけようと 走って必死で津波からきみを守ったよ きみを愛していた どうか少しでも心の中で覚えていてね

2835聖書はなんのためにあるのやら 笑って100ミリ被曝大丈夫などと言う山下医師にとっては マリア様も天で泣いているよ 山下さん あなたは何を ロザリオさわりて祈るのですか?

2836核廃絶は良心の熟思の帰結他に無し何人も悲惨な歴史振り返り心に尋ねば其処に至れり/この終章に目覚めぬ人は悪どもが操り踊らす魂持たぬマリオネット/原発を推す者達親と子と孫とこの国神に誓い正しき事と宣言できるか/首都に生き土を汚され毒風を受け安全な糧を失いまだ懲りぬ狂気持ち

2837「まだ足りぬ」ムラの貪欲果てしなく新原子炉の工事を再開

2838原子炉は人類史最大の錯誤也/過去の遺物の過ちを過ちと認めぬ故の新原子炉深きに眠りに落ち込む人々/不幸を見たい欲求は狂った欲望心の病推進派よ己の足元土に滲み込む放射能を何故感じぬか/カネを撒き人苦しめる原子炉を再び作る愚かさは唯背筋凍らす(2837へ返歌)

2839言葉すら奪うほど 生まれて十日の嬰児(みどりご)の儚いいのちのさだめに 父は床に頭を押し付け 悲しみを堪えきれず 号泣せり ごめんな 守ってやれなくて ちいさな四才の女の子へ 泣きながら謝る父のすがたに かける言葉すら喪えり

2840日本はコオド番号392 ISO3166-1コオドには248の国そこに地球は見えてゐるのか

2841人類をコオドと数字で表現す地球はそれでひとつといへるや

2841既に福島のみの日本のみのことならざるを意識したれば

2842オウムですらサリン散布迷う信者いてポアで説得したもうなり 電力は国策という名前で 原子力ムラの連中は国民(くにたみ)を説得せしか 騙されるな国民(くにたみ)よ電気は今も余ってる (2728「電力はオウムの類か虐殺の毒を散布し罪さえ感ぜず」へ返歌。電力は…罪さえ感ぜず。)

2843口惜しや!復興予算42億円が原子力ムラに奪はれしこと(「How frustrating! The reconstruction of a devastated area's money.Snatch away from Atomic group!」)

2844美しき緑も水も煌めきて賛意示せり「再稼働反対!」(注:嵐山デモに参加して。2845と2846も同じ。)

2845幼子の黒き瞳を過ぎゆきし風船揺らめく不思議な祭り

2846旅人も我らも切に願いおり平らけく安らけくいざ生きめやも

2847想像してよ 経験したら駄目なこともあるんだ 汚染食品が流通してる それを子どもたちが食べて被曝している きみは経験してはいけない 本の中身が信じられなくとも 将来きみの子どもが苦んだり きみも悲しまないように 友よ フルに想像してくれ 頼む

2848脚萎えて逝きたし生きぬ原発の抗議代わりに連歌デモの母

2849福島の若き母の 無念を思う 避難すら 食事すらままならぬ子らを一年半前 助けたいと苦悩しあなたは逝きしも まだ子らのいのちは偽政者たちの生権与奪に弄ばれて(2848へ返歌)

2850はかなくも命もたまゆら古き詩に響きつづけよ響きころすな

2851古き詩の心響きに耳はせる連面としたいのちが 泣き笑って歌い紡いだ詩が今ここにある 恥なきように我も詠いたい言の葉ひとつひとつ踏みしめながら(2850へ返歌)

2852此の世をばどりゃおいとまに核廃棄物の汚濁と共に灰サヨウナラ 

2853命果つる前に原発反対のデモに参加する我、戦中派

2854原爆の傷未だに癒へぬ国の人の命の重さ思はぬか君政治家ら 

2855今日よりは省みなくて国民の醜の御楯と出で立つ我は、と云って呉れぬか「のーだ」

2856悪夢の如き暗き時代を我ら生く放射能増える目盛に抗てるもなく/この暗き世に生み出されたる我が命トンネルの中灯掲げひた歩く出口求めて/この島を汚し侵した者憎し分厚き台本捲るページの実現しゆく暗きシナリオ/耳を疑う愚政の中次々と黒雲広がるこの島の津々浦々に差す光無く

2857SFは星や銀河の境界を描けり国や県にはあらず

2858魑魅魍魎どもが今日もまた新たな戦を始めようと這いずり回る

2859野に放たれたジャッカルどもは差別と戦争あおりて焚き付ける あの箱と日報のなかで 狡猾に立ち回る 小さな箱と日報で

2860「ノーモア」に地名を続けることなかれ「ノーモア原爆」「ノーモア原発」

2861それは小さな奇跡也白き花積みて唯君に手渡す青き空心を満たす小さき幸福/それは小さな奇跡也荒波に揉まれ転がされながらも今日を生き延び明日に向かい/それは小さな奇跡也電脳の海に泳ぎて見知らぬ多くの友を得て我一人叫ぶに非ず/それは小さな奇跡也落葉の如くに川面を流れ今を行く我

2862患者の血全身に浴びて被曝者の診察を続けた医師は 患者の声なき声に突き動かされ今も臨床にたち 福島をこの国を核が権力者に利用されることを憂う

2863菩薩の名僭称せしも核燃の輪廻転生(核燃サイクル)永劫の夢

2864できもせぬ机上の理論恃みとし国土にあふれる永劫のゴミ  

2865わたしもうぢき駄目になるそう轟きの聞ゆる今日祖国の空に手を伸ばすも無力

【番外・2865へ返歌】寺山修司「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」

2866金輪際もうオサラバと後にした筈が如何でか歌詠む戸惑い(【番外】へ返歌)

2867韻律にひそみしコトの魂の響き揺するは美しきもの(2866へ返歌)

2868身捨つるなどな踏み違えそ新しき世には蔑私の心は似合わぬ(【番外】へ返歌)

郷里なき身に祖国など覚えなきただ人の世に人と交じりて(2868へ返歌。注 :生まれた土地の森や泉さえもはや見果てぬ夢となって、今の私がいます…。)

2869平和の礎(いしじ)のような碑が広島に長崎にあればいい 人種民族越えて亡くなられたひとりひとりの名前が原爆の惨さと生きた証を雄弁に語れるから

2870靖国参拝する者よ死者に敬意を持てるなら数千の作業員達既に死せり病院で無縁仏になり密葬される隠された死/日本国福島の殉死者の碑直ちに建てよ国会議事堂目の前に決して忘れる事無き様広島の記念公園に同じく/作業員三千人今生き残る者達も全て此の今死の床に伏し(2869へ返歌)

2871嬰児(みどりご)の小さな手を妻とさわって思う 僕たちの宝物大切な誰にも奪えない愛しいいのちだと 吾児のへその緒切る君の手が震えているから 何度も大丈夫とありがとうと言うの 痛くても君がいなければ出会えない大切ないのちだから

2872セヤセヤと街道に響く神輿の声秋祭り喜びの波こころなし高まる事無く今年が過ぎ行き/災厄や不景気等に左右されぬ日本の祭りは元気溢れてされどこの年力が入らず腰砕け唯変わらぬは陽の光だけ/産土の神よ怒れ龍神となり天駈け給え土汚し踏みにじりたる魔人を喰らいて/海山空土自然は叫ぶ

2873流水のゆきて帰らず鋼鉄の波の奪ひし全て帰らず 

2874怒涛の波にさらわれて海に召されし御霊らは蓬莱国に招かれし人悲しくも浜に打ち寄す波の泡そう伝えして海に消ゆ(2873へ返歌)

2875詠み給え躊躇う事無く口走り給え腹の底から湧き出る喜怒哀楽の人の叫び喉枯らし声を枯らし命尽きる迄うたこそは我らが命の証なり/樹に連なり囀るスズメの合唱は一になり大音声の響きとなりて耳覆う騒音の如し轟きの如し/ 秋の夕一群のスズメ鳴きたり声高く葉の陰に姿見えずも巨鳥の一声

2876嵐山桂川添い髪靡き集ういのちの祈り光りて/雨に舞う透る飛沫に愛の歌季節の夢に想いを告げて/古都の夢言の葉愛の嵐山振り向く川の調べとわにと/儚き世続くいのちの光りして川面煌めく夏を通りて(注:嵐山デモに寄せて)

2877この島は窓塞がれた大きな牢獄外の光も出来事も戦の日まで知らされず さあ戦いざ徴兵と燃える戦地に国民仕向ける/毒盛られ毒の風にまで吹かれても国民よまだ続けるか手乗り文鳥/どうすれば誰選べばと考える前に取り敢えず反対なりし意思表示掲げる事こそ意味が有り歩けよ進めよ連歌デモ

2878流水のゆきて帰らず鋼鉄の波の奪ひし全て帰らず

2879平らけく安らけく生きなむと ひとは思えり争うは愚なり(2846「旅人も我らも切に願いおり平らけく安らけくいざ生きめやも」へ返歌)

2880地は震え大風迫りぬ時なるを 未だ自然を征服せよとか

2881やすやすと奪わせはしないみどり児は我の指先必死で握る

2882簡単に奪わせないいのちを産み出したかぎりは 次の世代に命繋ぐのを見届ける役目誰が負う(2881へ返歌)

2883嬰児のやはき蕨拳(けっけん)空を打ち見えぬ何かに抗ひてをり

2884真っ先にあげる産声それはねこの世に産まれた喜びの声

2885安らけく生きんとするにいざと唱え立ち続く日々胸に重たし(2846「旅人も我らも切に願いおり平らけく安らけくいざ生きめやも」へ返歌)

2886今日もまた産まれ出るいのちあり原発の重荷知らぬ子らなり

2887原発の重荷を背負って生まるる小さないのち 何知らずもDNAに刻まれる被曝の烙印/いづれこの子も知るでしょう 己の体に刻まれた取り返しのできない悲しい傷痕を(2886へ返歌)

2888被曝とは悲しきものぞ見えぬゆえ 触られもせず振り捨てられず/ キラキラと眼輝し我の持つ 次のひと匙吾子の待つらん/ 軟らかき黄色いかぼちゃよ味噌汁よ 我は念じる生きるちからに(2887へ返歌))

2889煌めいてまた揺らめいて声は往く残暑の下に共鳴りせんと(2844「美しき緑も水も煌めきて賛意示せり「再稼働反対!」」へ返歌)

2890片仮名の名前ではない真の名に ひとの情けもこころも宿れり(2860「『ノーモア』に地名を続けることなかれ『ノーモア原爆』『ノーモア原発』」へ返歌。2891、2892、2893も同じ)

2891「ノーモア」と己の胸に問うてみるあの沈黙とあの選択を(注:確かに。ヒロシマもナガサキも福竜丸も、そしてフクシマも、それぞれ己の罪科ではありませんから。)

2892公害も地名を付けることなかれ毒物名や企業名を!郷土の地名に罪はなし

2893かく所以に片仮名となり仇討てとフクシマという生き物叫ぶ

2894人も名も記号と化せる現世はカタカナであれひらがなであれ(2893へ返歌)

2895広島はヒロシマではない福島もフクシマではない皆日本だ

2896地名を片仮名で書く不自然さに釈然とせぬ秋の連休 核の過ちを繰り返さぬためと言いつつも距離と温度差に思いをはせる(2895へ返歌)

2897澄んだ眼がじっと見ている記憶する明るい世界を見せてやりたし

2898澄んだ目でこの罪科を凝視せよ柔らかな脳に刻め記憶を(2897へ返歌。2899、2900も同じ。)

2899いつまでも無邪気な子どもでいて欲しいそんなに早く大人になるな(注:それもまた至言にして理想。理想の適わない現状が憎い。)

2900煌めきの世界生まれしその時をいざなう我ら産みの苦を越え

2901陽光跳ね川面を照らし水浴びる煌めきの中で子らは笑えり(2900へ返歌)

2902核利用蓋をあければ蟻地獄修羅と化したる者こそ哀し

2903ありがとうわらいもなみだもながれてく指からこぼれるまさごのごとく

2904積んでゆく己の時を人々の安寧の知恵集まる処へ

2905積み積みて人それぞれのその時を重ねて明日の礎とせん(2904へ返歌)

2906人の死に倫理といふ語与ふる勿れ人の生死は自然に属す(注:20年近く前のだけど…。2907も同じ)

2907森にあり海にあるべし人の死は数値や技術で何を語らむ

2908ひとごとの「原発ゼロ」の国会で おとこが廃れ おんなが腐り(注:もうおわったか…と思ってしまうのは、あの連中のアホらしさ故もうウンザリ)

2909地の果ての旅路に迷うヒバクシャよ貧しき者よ 愛しき者よ(注:近頃めっきり身近に感じる「危機」・・もうフクシマだけではない「恐怖」…)

2910陽の下にまた夜の闇に迷い人地の果てとなる文明の国(地の果てへ返歌。注:まさに…。霊長類と文明が聞いて呆れます。)

2911名も知らぬ荒れた路傍の枯れた花明日のこの地のいのちをおもう

2912ぺったりと汗した額に髪張りつけて今日も子どもは笑い遊べる

2913邪な眼に映る物すべてオラがムラさの利権原発

2914反原発歌で繋げる連歌デモ繋げよ人を人の想いを(注:連歌デモとの出逢いは、私の中の「市井の人の文芸」の復興。出逢いに感謝。2915、2916も同じ。)

2915歌の芽を抱きて人は生まれ来る口・指先を通じ世に出す

2916亡き人も今ある人も集い来て汚濁を払う歌詠みたまへ

2917下界を見下ろすトルコ石の空懐に入道雲を抱えたり/日めくりの暦の如くに毎日が矢の様に過ぎ2012も残り3ヶ月/中国内の暴動は毛沢東主義再現する次期主席狙う政治家の計画的なる企みなりし/それを知りたる人々は今中国でデモ不参加を呼びかけて2つに分かれてせめぎ合う最中也と聞く

2918空しさに民主断ち出でて眺むればいづこも同じ核の友呉れ(注:「自民5候補 原発で政府対応“拙速”」)

2919悲しみにうなだれた俳優の背にありし福島をみる あなたをはぐくんだ故郷は…深い沈黙と慟哭の中に今日もある(西田敏行さんによせて)

2920時々は好きな俳優西田さん見よう 釣りバカ浜ちゃんで笑って免疫力アップだもんね(2919へ返歌。注:時々は…被曝対策)

2921愛し子よ我が父ぞお前が苦しまぬよう悲しまぬよういつも守ろう お前はたから神さまからいただいた小さなたからもの 

2922麦の種蒔く背に落ちる一粒の陽光汚れ無き地を再び望まん 

2923麦の種一粒落ちて死にて沢山の実を結ぶ あまたの地に落ちて死んだ一粒の麦種が平和を望む者を連れてくるかな(2922へ返歌)

2924東京に空がないといふ夫人の言葉が今も心をしめつける あなたはきっと今安達太良の空にも空がないといふかな

2925時々はあなたに逢って免疫を上げたい僕の被曝対策 

2926役人の目には汚染がれきか 生きていて悪かったな 彷徨って悪かったな 図体でかくて悪かったな 好きで被ばくしたんじゃないわい(被ばく牛)

2927愛し君。愛し幼子よ。君が行く。未来を何処まで守ってやれる

2928歌は「読む」いいえ「詠む」もの「謳わす」もの今黙す人に鳥の勇気を(2875「詠み給え躊躇う事無く口走り給え…」へ返歌)

2929大いなる流れに飛び込み我忘れし時我ならぬ想い自ら語られてゆき/鳥歌いたりて人に告ぐ魚が泳ぐは水の中鳥は羽ばたく大空を/人に天賦があるならば其れは言葉を放つ事故にさあ吐け良き言葉魂籠りし言霊を/地を揺るがして此の星響かす奇跡の言葉を探し当て口から放て天に向け(2928へ返歌)

2930土をいじり爪に泥入れ大地の声聞く女達よ風車の回る貴女達自身の風の谷を作れ/金稼ぎ金運ぶ男の知恵ではどうにもならぬ時になり/命の糧と命の何かを知る者よ今までの学びを吐きて世を救え/子を宿し生み育みし其の知恵で巫女達の天と繋がるその魂で艱難の時乗り越えて必ずや着け新天地

2931嘘無き侍の国潔き国何故隠す自らの非を認め国民守れロシアの様に/偽政者皆ウクライナ・ベラルーシに核留学せよその目で直接見たならば想像力ゼロでもわかる/東京都尖閣諸島に大枚はたかずチェルノブイリを買えばいい国境買うより地球の為に/思いやりという言葉を何処に捨てたか冷血人間

2932末の世の末の末まで我が国は原子力ムラもて民棄つる国(愛国百人一首)

2933「原発」の稼動無い東京の猛暑でも「電気予報」は88%

2934放射線飛んで行ったら無主物責任取らない製造責任社

2935原発マネー軍事基地マネー破滅マネー金が蠢く安全神話

2936日本の夏「私」をもっと使ってと御日様ジリジリ照りつけている(注:夏は暑いモノ。この暑い「源」をもっと利用したらいいと思いますが…。)

2937CO2増やしていいかと問う首相に「原発」知見「ゼロ」を発見(注:首相は、何と原発から出る放射能と「二酸化炭素」(CO2)をを比較しているではありませんか?)

2938 30年代に「原発ゼロ」をめざすと言う民主・野田っていったい何なの(注:「原発ゼロ」は2030年代という民主党のマニフェスト。ちょっとまだ2039年まで27年間ありますよ。それっておかしくない。この党には国民の要求は一切通じないんだ。財界とアメリカからの要求しか通じないんだ。そのことを「確信」しました。)
   
2939「原発ゼロ」は30年代それって原発温存じゃない
  
2940「原発ゼロ」30年にイヤ30年代近い内にイヤその内に(注:イヤハヤ、民主党の「原発ゼロ」政策はどうなっているの。当人達がまったく分かっていない、恐ろしいことです。)

2941 5人から歩きはじめた金曜デモ熟男熟女もやるときはやる(注:連歌デモに投稿します。「赤旗」記事で拝見し、ずっと心に残っていました。詠み人しらずの歌の力に希望を感じ、私もその大河の一滴でありたいと思いました。)

2942一読の価値あり秀歌続出強い思いは強い歌を呼ぶ(注:『#連歌デモ』vol.1への感想=返歌)

2943天の沼矛で渦起こし地球の自転と響き合い螺旋は巡る鳴門の渦潮/青と白との水飛沫弾けぶつかる海の潮塩釜うねりて轟轟と海の底まで巻き込む激流/響き愛重なり合って調和音無数の弦が口々に震え聞き合う大聖堂/万物呼応始まれば終わる事無き命の連鎖無限永劫交響曲(2942へ返歌。2944も同じ。)

2944小さな音の響きが 言葉となりて心にともる歌となる如く 想いを込めた歌は 清濁を呑み込みて いざ現世(うつしよ)の海を目指さん

2945五七五の律動に合わせ踊りし原子電子は核なる球の内の闇火花を散らして虚空飛び交い/五七五七七の拍子に乗せて神は宇宙を創りたり万物に深く滲み行く大和うた暗き宇宙に響き渡りて/寄せては返す波の音浜に佇み数えれば五七五七七と呼吸し/いつないつなないつないつなな唱え歩きて我念仏

2946耳元で囁くほどの幽かなる小さな声もやがて大河に

2947常闇の宮より出でていざ生きんひとに生まれし我らの道を

2948十月十日この身に抱き続けるは生かす為なり生き抜け子らよ

2949風吹いて維新政権生まれれば桶屋ならぬ軍事屋儲かる

2950たちまちに自衛権の言葉さえ消え軍隊・徴兵・核武装か  

2951ささやかな流れいつしか奔流にデモへ行く人歌を詠む人 

2952人の世に人と生まれて人憎むこの人災火事を消さずに延焼さす狂気の消防政治家共の/山火事を消さずに広げる日本列島/押し寄せる愚行の津波止まる事無し/権力の一枚岩は押せども押せどもビクともせず何時か一念岩を貫き/魂の震えを歌に乗せ行きて怒涛となりし奔流は巨石も流す海の果て迄

2953この国に巣食う蛇蝎をどう思う数多斃れし草奔の士よ 

2954いづれ君も大人になるだけど 忘れないでね大切なこと たとえ今が大変でも自分を大切にしていってね

2955夕暮れて闇は広がり深き濃き藍街を包みて夜長始まり/放射能の透明人間部屋の中我が椅子の横に座りしか/思い出深き那須野にも凍れる霧が立ち込めり白河宿より奥の細道芭蕉も旅を躊躇わん/酒倉で深き眠りの床に就く会津の酒は何時陽を見るか/人気無き会津盆地に凍る風吹きて山は鳴り

2956アメリカの催眠兵器に絆されて狂言吼えるか偽政者共めパンと手を打ち目覚めよ正気に/人の為世の為に政治家になると誓った子供時代御前達にもあったのか/汚染に手を染め何の褒美を貰うのか恩給貰えど国土失い/日を経ても何も変わらぬ狂人共のこの島に歯ぎしり立てて苦虫を噛み怒り燃ゆ

2957まっすぐに元気に育てよそれだけでおれはうれしいんだ おれをえらんでしたって生まれてきてくれた大切な宝物

2958九州を瓦礫の煙で汚すのは己の首を絞める事推進者そんなにこの世を去りたいのなら原子力潜水艦で海の底行け地の底行け/命とは大地と海に根差すもの原発を推す者共にも子を思いやる母あるか/思いやり他人の痛みも感じぬ鬼畜よ何処で如何して生まれて来たのか日本列島妖怪共が這いまわる国

2959愛ゆえに差別の心見えもせずただ煌めきに人揺蕩って/我を捨て愛に活きてに我来たる私の命私の祈り/利害して何が幸せ傷みしてなお生きる夢捨てざりしか/喜びは愛の調べに木霊して共に謳うや煌めき放つ

2960名も知られず枯れる運命(さだめ)のあまたの花にこそ 真っ直ぐに逞しく生きているいのちの証をもつ者と思うかな(2911「名も知らぬ荒れた路傍の枯れた花明日のこの地のいのちをおもう」へ返歌)

2961農耕の掟破りは村八分商工の掟破りは命消すなり/自然には敷居も境界ありもせずただ命していのち知らずや/我を見て我の在り処は我知らず人を見ずやと我を失い/現実の事実はひとつ摩訶不思議誰かは云った笑えば因なし

2962パチパチと焚火の炎に焼ける栗の実イガ脱ぎて青白き光を放つ被曝栗とは大袈裟ぞ/彼岸には再び亡父の墓参り武蔵野の森歩く喜び秋の日に/墓石を水で洗えば亡き人の喉を潤す笑み零れて/落ち葉踏みても放射能気にせねばならぬこの御時勢に落穂拾いも晩秋も無し/秋の空雲雀鳴く声響くは寂し

2963内側からは放射能外側からは領土争い狭い日本更に追いつめ何処に住まうかと頭抱えて/紫の煙たなびきてアバラと足に痛み走り我が身日毎に蝕まれ/濁りし水の澱が沈む心の内にゆっくりと重たげに泥積もる底に沈み行き/この秋に土に落ちたる栗の実も銀杏すらも食えぬならと拗ね落ち葉掃き

2964狂ひたや放射能さへ気遣わず日本も世界も分かり得ずぬばたまの闇吾に満ちよや
2965憂さ晴らしにてあるまじき「無罪」なれば「脱原発無罪」と言はましものを

2966里山やいちもんかごめ鐘が「ご~ん」どこへ帰ろか お家が見えない(注:頭字「さいかどお」、脚字「やめんかい」) 

2967壊れた陶器の破片(かけら)集めて焼き直した陶器のように 言の葉に壊された音楽をのせて唄おうやりきれぬ気持 この音楽に隠した大切な歌をイムジン河によせて

2968SFの悪夢の如き未来社会がほぼ実現首都東京をガスマスク付けて歩く

2969叫べども汚染広がる穢土東京偽善者区長の顔見て憎し

2970福島の痛みは全ての民人の痛み #全原発を即時廃止せよ

2971君たちと共に闘うひとがいる湧水やがて大河となれば 

2972軍靴の音わが心にぞ響きける戦後にあらじ戦前なるぞ

2973けふもまた維新支持する人に問ふいくさ赴く覚悟ありやと 

2974紅顔の子らの笑顔を曇らすな笑い声にまさる音楽はなし

2975我が中の白骨今日も歌いけん今日を限りのいのちであると

2976生と死は表裏一体免れぬ今歌わずにいつ歌歌う

2977葬祭の列は我が身に来ぬものと思ひて進める原発推進

2978愚か者よ白木の棺に入るのは我が身ひとつと気づきたまえ

2979八重山の南の果てで小競り合い人命失う戦の種やっと見つけて嬉々とする浅ましきかな修羅の軍隊/国境を外してみれば火山列島一つの連なりヤポネシア 国言葉超え流れる命の生態系命の営み/民族の歴史とカルマの囚われ人あらゆる頼みの帰属意識捨て国籍も無く我一つの命として生きなむ

2980行き場なき原発のごみ持て余す火山の島に住みいる我ら(A nuclear power plant is black sheep! We live a volcanic zone's little island ! Poor stray sheep!)

2981我が島は千島琉球列島弧火山列島核列島と化し(2980へ返歌)

2982地下深く埋めると言ってた専門家自身の自信も地震で崩壊(2981へ返歌)

2983君よよく見てくれよ オレたちの国がしてること 子どもを奈落に突き落とす政治家たちのこと 君は忘れるな国が子どもを殺そうとしてること 核兵器と原発は双子だと 君よどうか愛する人と子どもだけは 命をかけて守ってくれよ

2984政治家も更なる巨悪に利用され催眠術にかかっているのか悪夢から醒め童心で見つめよ瀕死の世界のこの姿/核文明地球に巣食いし寄生虫母なる地球を何百回吹き飛ばしたら満足なのか/姿を変えても毒は毒原発は形を変えた遅効性原子爆弾他に非ず人を欺く悪狐の茶番終わる時(2983へ返歌)

2985原発をつぶせつぶせよハッキング無法地帯で方法問うな 

2986連歌デモ参加したしと思へども歌心なき我情けなし 

2987もうひとつの祖国のことよく知らぬ私に優しい挨拶で語りかける 安寧ですか(あにょんはしむにか)?と

2988立ち向かう目前の官邸広くても我らが目指すは優しい未来

2989我ら波紋を起こす一滴の水になりたし歌の力は軽やかに国境も立場も越えるゆえに

2990これ、ちょっと、いや、わお、やるね、キュンときた あまりに惚けて詠み締められぬ (2925「時々はあなたに逢って免疫を上げたい僕の被曝対策」へ返歌)

2991それは小さな奇跡なり祖国を見捨てし我が胸に祖国の歌の深く響くは(2861「それは小さな奇跡・・」へ返歌)

2992人生に起こる事々偶然無し祖国を離れ祖国の危機に遠く離れて必ず出来る事有りなむ(2991へ返歌)

2993風に空澄み渡り塵は消え嘘や脅しが行き場喪う 

2994我闘う事争う事に生き甲斐感ずる兵士に非ず/命を授かり地球に生まれ全てのものを感じ触れ合い愛する為に今此処立てり/国覆う黒雲は何時の日か晴れ間を見せるか/ジワジワと追い詰められて王手がかかる詰将棋/5年後に国が分かれて民が散りじりに離れても麗しき生まれた島を忘れる事無し

2995津波で家族を失いて肩落とし途方に暮れた君に言い一緒に生きて行かないか二人ならきっとなんとかなるものさと/祝言の朝君を見送る母は無し紅差して白き横顔美しく嫁ぐ喜び涙に濡れて/君は今新しき人となり我が家の家族もう一人ではないよと何度も頷き見つめ合い/あれから一年半過ぎさり

2996福島の外に出でて子らの聞く「これには放射能入ってないの?」

2997震災の中に産まれし幼子は笑っているか走っているか

2998想定外想定内は聞き飽きた正しき知識で子どもを守れ

2999この国に前線ばかりが増えてゆく孤立させるな同胞達を

3000出鱈目と誤審で飛ばした1Fを斑目番長「被爆は運命」

3001植物が 植物のみが 真空を 生き抜いている 圏内の街 あれは人 いやニワタバコ 圏内で まるで異星の 立ち姿かな

3002ある場所は真空地帯になりにけり不可視の力漲るばかり

2960虚しくなれ雑草のよう我が言葉葉擦れの音のララバイになれ

3003 66号線を聴きながら福島に住む君のことを想う大丈夫きっと心を守るから

3004言葉より声を 声より唄を 唄から心を 心の言葉を(angel fall)より BUMP OF CHICKENのような染み入る詩をつくりたい 心を砕かれても諦めずに何度も声をあげるために

3005虫の音をBGMに茶を飲まむこの平和(やわらぎ)のいつまで続くか 

3006汝(な)がもしも日本を憎み決然とテロル謀るも原発撃つな

3007汝(な)が国と民草変わらず日々を生く小さな未来を子らに託して

3008フクイチの今なおメルトスルーして地下水脈爆発なきや/今もなお放射能撒き散らし廃炉はいつか時が被曝して/悪夢して今から恐れ来たるらし数えの命病いに窮す/誰もかも正気に夢の勿れせば光の在り処教え賜わん

3009ポル・ポトのいる国かここは?我ら緩やかな無差別虐殺の只中にいる

3010戦争だ?できるわけない無防備に津々浦々の原発を抱えて 

3011ガラス越し日光揺らめき煌めき眩し何事も無き午後過ぎ行く国家の大難知らぬなら長閑な午後に微睡み寛ぐ

3012カタンコトンと汽車は進む 平和な音に微睡めど目的地はまだ遥かなり 乗り合わせた君と言葉を交わし ガムなど分けあいながら世を憂い 何時の時にか着く目的地を待とう まだ一年半なのだ(3011へ返歌)

3013行く先知れぬ汽車に乗り込み乗合いの行きずりなれど 引き返せぬ片道切符を手握りしめたり/汽車旅の道連れ同志何年掛かるか分からぬ長旅過ぎ行く風景振り返る僅かな余裕も無き儘に/始発駅福島を出て早18ヶ月線路の上を汽車は進み行きまだ知らぬ幸福駅を夢に見て(3012へ返歌)

3014好きな男に抱かれることすら厭わしき私の卵巣と子宮も 子を生めばその子さえ実験材料の道具とは…

3015人の手によれるものには全きなし神の摂理にそむく原発 

3016搾っても搾っても黒き水出すボロ雑巾我が心清き泉で絞るなら光る水滴零れ落ち/公園の樹々は健気にも光合成に勤しみて汚れた空気吸い込みて清き空気に変えんと吐き出し/酷き国に成りたと嘆く老人達はまた酷き時代を超えて今在り/子供らに毒を食らわす給食は亡国の大罪赦されざる事

3017汽車は行く線路の上を特急に非ずも急ぎ足で/車窓から見る景色箒星の様後ろに遠のき過ぎ行きて目で追わずとも幻となる過去/大きな河向こうの山と緑の田畑を過ぎ行けばきっと君住むその街に辿り着けるかその駅に/窓閉めず風を受けたり振り返る事無く風に向かいて唯真っしぐら汽車は行く

3018人々を締め上げていく透明な手言葉の仮面を叩き割らねば 

3019知っていたチェルノブイリのひとのこと解ったのはこの国に生きて

3020君よその手のひらで愛しい人の頬を撫でたまえ それだけで人は優しく生きられる強くなれるから

3021撫子(なでしこ)の柔らな肌を忘れずに愛しき人も共に歩まん(3020へ返歌)

3022あなたの手のひらの温かさがわたしにちからをくれるの 温かなこころを小さな幸せを 優しさと一緒に示してくれるの(3021へ返歌) 

3023君の手がその温もりが勇気をくれる 知らずに笑う小さき君よ(3022へ返歌)

3024無邪気に触れる小さな君の手に いつもちからをもらってる 温かな温もりそっと確かめたくてまた触れてる 愛したいからこの小さないのちを(3023へ返歌)

3025小さき君小さき靴下小さき服 小さき身体に愛のみ溢れる(3024へ返歌)

3026投石の若人笑えぬこころでは幾度なりやひとを殺める

3027今日もまた普通の暮らし始まりぬ普通じゃないのは原発依存

3028心して心の夢の心には愛を謳うや世界に疼く/象徴の現実余り痛みして原発覆う悪夢そのもの/普通とは擦れの想いと思いしか今はマニュアル先に立つなり/継続の狂気続くや末世にはいのちの想い振り向きもせず

3029行きずりの乗客なれど強面の 君席譲りぬ盲たひとに/汽車の旅長く続けば笑み交わし やがてぼつぼつ身の上語る/この国に愛着あれば声合わせ 共に叫ばん原発廃炉と(3013「行く先知れぬ汽車に乗り込み…」へ返歌)

3030優しい雨がふるさとを濡らすように 傷つけた君の目にも優しい涙が溢れるように どうか平和を どうか未来を どうか新しいいのちのために 優しい雨を

3031いかづちとどろきはげしき雨たゝきつける来たるべき世をあらはしてをるか

3032来るべき世のいまだ来たらずを雨は去りて美しき虹ぞ架くらむ 天はノアと結ばれし約束を守らんとす御文に綴られし言の葉のごとく(3031へ返歌。注:知人の息子さんが、震災後虹を見たとき「ママ、神様は滅ぼさないと約束してくれてるんだね」と言ったそうです。 その無邪気な言葉に希望は繋がってるような気持ちになります。 )

3033傷つけられても愛されたかったと 泣く君は 銀色を纏う あの小鳥みたい だから 抱き締めよう ずっと ずっと さびしがりやの小鳥さん 大丈夫 誰も傷つけないから 君の痛み悲しみを 僕ら 知ってるから (福島の若い女性へ)

3034ことのはをつづりつづけるはらからと今宵もつづらん「原発いらない」

3035ことのは一枚一枚てのひらに集めてあなたに贈りたい 原発廃棄といふ未来への扉(3034へ返歌)

3036言葉に拠りて欺き騙し傷つけ合い愛し信じて赦し合う我ら皆今日も泳ぐは言の波の海

3037傷つきても我は赦す人はみな弱き者 儚き者と知ればこそ 愛の意味 深さ 広さすら解らぬがいにしえの掟ゆえ

3038夕焼けの色は何色涙色子らを守りぬ修羅の色なり

3039この夕べ虹を見守る時ありて君よ明日も声を聞かせて

3040強制は誰もしてない命令もしかし夜ごとに苦しいのはなぜ

3041どの顔もいずれも近き彼岸かな白髪揃いて子孫を思わず

3042さまざまにしたり顔なる党首選経済という悪魔に魂売り

3043きりきりと音なき音が響いてる壊してならぬいのちの悲鳴か

3044錆びた轍が軋むよに身心魂耐え忍ぶ音永き闘争幕下りる日迄(3043へ返歌)

3045ハヌルナピョンと空高くより全てを見守る父なる青空地に咲きし乙女の血潮曼珠沙華見えしか天より(3044へ返歌)

3046秋分に真西に沈む陽を拝み西方浄土を想いたり/マンジュスカの華赤く咲き熱き鮮血吐きて激情/苦しみと悩みに溺れる此岸より彼岸を見れば朱き花天界護りて境を分かち立ち塞ぎ/毒持つ花と誰ぞ知る虫も避け去る身を守る術凛と咲くその花の艶やかなりしか懐に小刀忍ばせ(3045へ返歌)

3047血のよに紅きマンジュシャカ 激しき思い忍ばせ我は叫ぶ ここは子らを見殺しにする国ぞと 悲しき突き抜けた青空 我の祖母のふるさとでハヌルと呼ばれし青空よ あまたの世界に伝えたまえ 我ら平和を望むと(3046へ返歌)

3048詠いたまへ人誰しもの内にある想ひは歌に掘り出したまへ(注:「仏サンを彫るんではない。木の中の仏サンを掘り出すんです」 と仰った仏師がいらっしゃると。 写真もそう。何かが「作品になるのを待って」いて、 人は「撮るだけ」だったりする。ならばそれは歌にも言えるはず。)

3049森に立ちたる樹の内に木霊は既に宿り給う声に従い鑿を入れ仏は自ずと息吹き産まるる/不動明王火の神よ原子炉の悪魔の炎 正しき炎に変わらざりしか力に依りて/慈愛に満つ聖観音嘆く涙の如来の願海暗き海揺れる小舟を導き給へ/入魂の仏祈り聞き入れ飢饉災厄除け祓い(3048へ返歌)

3050天地に生きとし生けるものが皆詠うは悪魔の竈祓えと(注:いつの間にかの3000首越え!寿ぎて一首。)

3051誕生日予定の日付しるしたカレンダー 生きていてください どうか来年は誕生日が迎えられるように

3052必需品だよな ちいさなきみの手にじいじが持たせた 紙パンツ もうきみはパンツをはけただろうか ゆめでいいからじいじにあってあげてね

3053去年よりは吹きくる風も変わりたる彼岸の華に出逢う頃にも(今日、今年初めての曼珠沙華にあって。3054と3055も同じ。)

3054頭垂れし稲穂の畔の曼珠沙華悼む如くに怒る如くに

3055彼の里に農(みのり)も華も汚されし深き怒りに我も添い立つ

3056賽の河原に子らを送るは人であらず 人の形した鬼そのもの それはこの国の長どもよ

3057愛し子を三途の川に突き落とし餓鬼修羅畜生地獄行き(3056へ返歌)

3058ありし日の母の面影を復元納棺師に教える君に 母を戻してあげたいせめて安らかな寝顔に(何日も泣きながら肉親を探した人たちのために)

3059夕焼けを眺めつ思ふ戦火で空を染めてはならぬ

3060夕焼け空茜に染めるは戦にあらず 日々の労苦終え家族のもとに帰る人々のもの(3059へ返歌)

3061夕焼けの紅空に滲みたりしや血の涙地上の争い映しわななき(3059へ返歌)

3062古の「秋の夕焼け鎌を研げ」我らは歌の焔を燃やす(3059へ返歌)

3063鍋の火弱く煮え切らぬまま半煮え野菜の日本国策

3064ぶつぶつと煮てりゃ野菜もいつかは茹だるだがそんなモン喰っても食えん(3063へ返歌)

3065投石の若人笑えぬこころでは幾度なりやひとを殺める

3066石礫幾たび胸に握りしか歌の礫を投げつける前(3065へ返歌)

3067逝きし子が塞の河原で石を積む山を崩せし鬼にも会わん(3066へ返歌)

3068我もあまた抱えるを言の葉に替える闇を射つとて(3066へ返歌)

3069軍事自衛正当防備大義名分並べても武器を手に人を殺せば唯の殺人重き罪/正義と愛の美辞麗句その実体は殺人鬼英雄の仮面を被りて何時まで踊るか/獣の世話し合いても分かり合えぬは殺してしまえ潰してしまえ残虐の卑劣極まる人の性癖/原発事故を懺悔せり侍ならば腹切りて侘び潔き道

3070言の葉にて語り継がなむ福島のひとびと如何に棄ておかれたりと

3071剣の先ほどの地形に暮らすひと原発事故を思い煩う

3072難しきこと赦されし身と知りてこそ 我はその人の中に愛を見る 愛を見るからこそゆるすと言うべきか

3073人々の愛と言う事数多の度也無量大数星々の数 愛という服脱がせてみれば赦し励まし睦みて導き受け入れ育て活かす事(3072へ返歌)

3074点りたる全国にある原発の再稼働予定地黄色信号

3075その手で 大切な人を守ってね あなたの手は いつも優しそうだ きっと守れると信じている 沢山の言葉を手紙にしよう この国のありさまを この国の子どもたちがおかれた立場を あなたには守ってほしい 大切な人や子どもたちを 優しいその手で

3076暗き夜明け前ピーピーと闇に何故鳴く夜啼き鳥御前の瞳に希望の光が針の孔から零れしか

3077漆黒の夜の使者なる闇鴉渋太き命朝の静寂に何変わらずとゴミ漁り

3078初源にてまづありきとあるコトの葉のチカラこの世を揺らさざらんや

3079始まりの時一なる海で神が発したいろはうた時を越え 螺旋と成りて今も虚空に響き渡りこの瞬間にこの今創る(3078へ変化)

3080コトはただ我が魂から始まるなり信を置かずに何を揺らすか(3078へ返歌)
3081渡る丹頂白き翼に痛き風受けされど輝く遥かなる旅路飛ぶ群れ今北海道の大地に降り立ち/舞い降りる白き神々空の上から見下ろす穢土を厭う事無く躊躇いも無く/旅終えた喜びの声口々に吐く息白し鶴達に冬が近づき

3082白銀の烏賊釣る船の漁火は水平線の紺青に鬼火の連なり燃え輝かせて亡き者達の声聞く黒夜に/眠れぬ儘に起き抜けて夢半ば黒曜の海の浪間漂ひ魂濡らし

3083夜半に目覚め虫の音聴きつ一人思ふこの平和(やわらぎ)のいつまで続くやと

3084この平和(やすらぎ)切に求めし人がいる 貧しさと無学によりて戦によりて騙し殺されしあまたの人々の声なり 耳を傾けよ 目をこらせ 世を問えと 今も囁かん小さき声で(3083へ返歌)

3085まっすぐ健やかに育てよ 君は母が十月十日いのちがけで守りしいのちなり 希望を未来に繋ぐ人になること常に祈らん

3086まとまろう自民民主を倒すため脱原発で統一候補

3087自公民維新みんなを蹴散らして新たなる波興れ民の間(3086へ返歌)

3088経済は勝ち組のものと奢らば奢れされど負け組生命(いのち)まで売らず(注:「経済3団体トップが原発ゼロ政策に反対」というニュースに触れて)

3089 子どもとは誰を意味する野田総理 福島の子を棄て去りおきて/ 種蒔くは誰の為なり子らの為 安んじて生きる明日の為なり/ 一粒の麦死なずんば実りなし 野田よ名に負う君が役目ぞ(注:民主党立ち会い演説会に寄せて)

3090国憂う歌詠みたしと思へども打ちひしがれて言葉出で来ず

3091君よ うちひしがれた人のためにいざ歌を詠まん 君にしか詠えぬ詩を癒しの言葉歌にして(3090へ返歌)

3092我にしか詠みえぬ詩などありぬるかされど君言ふなれば試みてみむ(3091へ返歌)   

3093一殺多生の剣ふるいし人よ現れよ 時代(とき)は今反逆者と呼ばれし反骨の人明智光秀求むるなり

3094核電在浜岡砂丘(浜岡砂丘に原発在り) 東海一隅砂丘連(東海の一隅、砂丘連なり) 砂上楼閣波濤洗(砂上の楼閣、波濤は洗う) 存中毒竈毒煙燻(中に存る毒の竈、毒煙を燻し) 人身人心共毒燃(人身と人心、共に毒して燃ゆ)(注:「テンプラ漢詩」編※平仄無視w )

3095この国は一体何を救いたい避難をさせず賠償もせず

3096何一つ護らず奈落に突き進む道連れ拒む民人我等(3095へ返歌) 

3097本当のありがとうは言葉じゃ足りないんだという あなたの歌声にふと気づく あの日あのとき 沢山のひとがありがとうを言いたくても伝えられなかったのだと

3098君もまた名もなき美しき花 されど逞しく芯の強い花 君よどうかその花を枯れさせるなかれ

3099「東海に美(うま)し国あり」は昔語りか荒寥と核の墓場と化して

3100民主の国は消滅せり日本はもはや占領地霞と野田に植民されり

3101されど我は知る 自由のため戦いし人らを 無抵抗にして 植民地から独立を勝ち取りし国を 君よ 諦めるな必ず時はやってくる 民に笑顔が戻る日が(3100へ返歌))

3102滅びるは政党のみぞ民人は 手に手を取りて明日を創らん(3100へ返歌) 

3103真っ黒な扇風機指がちょん切れるよっいま日本の首を刎ねている

3104首切るは我らの役なり野田総理蟷螂の斧と侮りたまえ(3103へ返歌)

3105あこがれの電化生活ぬきさしのならぬところにわかっちゃいるけど

3106世界から核廃棄物なだれ来て日本列島は核の墓場に 

3107小さな花その宇宙の招きに挨拶の想いの木霊時を越えゆく/悪夢して淡い香りのいざないに狂う心に時を質して/慈しみ愛に当たれと写し身の翳す心に愛包まれて/小さな3108花いのちの夢に祈りして生きると活きる愛なる夢へ

3109国後を望む北の浜に船底みせるは福嶋より流れし怒りの船だと(注:処女作です)
3110国守る猫も杓子も右傾化か勇む言よりまず福島救え

3111怖いのは蒸気船より原発だ一県守れぬ政治家哀れ(3110へ返歌)

3112「維新」をば叫び続けてをるれどもその実態は時代逆行 

3113棄てられし民となりぬる福島の民に 語り続けよ 生きよという言葉を 生き延びて語り継がんために この国が起こせし隠蔽と人道に背きし罪を(3070「言の葉にて語り継がなむ福島のひとびと如何に棄ておかれたりと」へ返歌)

3114この国の報道既に死しており 福島伝うは口伝てばかり/ 真実を伝えず民を被曝せる 政治のありよう変える時待つ(3113へ返歌)

3115生まれた土地に未練で縛られ痛き風浴び身体朽ち果て

3116死に絶えし街の時計は全て3・11、14時46分18秒を差して凍れり

3117夢なら覚めよこの現実毒の煙が立ち上る日本全国焼却場の煙突から髑髏印の悪霊列島

3118目の前の欲得だけかよ政治屋は原発ゼロに右往左往 

3119廃墟の原発虚構の繁栄亡霊の街に潮風吹きて暗く沈めり

3120クラウドは災害記録保存用画像に動画言葉全てを!!!(注:愛知県豊橋市のお寺に宝永年間の大津波の絵や地図が保存されていたというニュースに)

3121やわやわと背中を肩を圧してくる柔らかな悪が人の世にある(3040「強制は誰もしてない命令もしかし夜ごとに苦しいのはなぜ」へ返歌)

3122人殺し帰れ帰れの野次の海しやべるソーリはもはや涙目

3123涙目の宰相抱くこの国の民の不幸を今ぞ除かん(3122へ返歌) 

3124新宿にひきつる顔をさらしつつ総裁候補野次り倒さる 

3125草の影乱れ重なる秋の野によろづ世消えぬ影の降り来る 

3126星屑の落ちてきさうな空の下一億人のをののきの島 

3127遠き草に遠き風吹く秋の野の遠くに並び四基うごめく 

3128「幸福」を名告る人らが来て配る原発増やせと託宣の書を

3129種こぼれ黒い点描触れられもせず葛の指は人を捜して
 
3130チェルノブイリの四半世紀の教訓を活かすことなく朽ちゆく日本

3131福島とチェルノブイリは違うよと 今も言いたるひと哀しくて(3130へ返歌)
3132核のなき世にあれこれの嘘欺瞞悲惨絶望ともになくなれ

3133秋の灯の六つほのかにともりゐて照らし合ひたるやうにオフ会

3134七日の月見つめてくれていたろうか詠み人たちの命のつどいを

3135歌集うを命の集いと呼べる君も確かにそれに連なりてあり(3134へ返歌)

3136詠み人の集うは麗し魂の灯持ち寄り暗がりに互いの顔を照らし合い(3135へ返歌)

3137青い目の子らの首に刻まれし チェルノブイリの真珠またも見るかや

3138チェルノブイリの真珠 いづれまた見(まみ)えん 悲しき姿に 何も学ぼうとせぬこの国の愚かさ(3137へ返歌)

3139人情豊かな下町を嘲り見下ろす黒い塔聳え立つ野暮天タワーに賽銭投げる人々の群れ江戸珍名所

3140苦蓬チェルノブイリは聖書に記されし世界の終りの始まりの地 毒の花火の空に舞う天使のラッパが吹き鳴らされて鳴り響く今

3141怨念の燃ゆる業火はひとを焼く青き炎は誰も見えまい

3142富める者更に富む為欲燃やし自らを焼く炎なら棺を燃やすは核の火で 屍を焼きて煙と上り天の裁きを受けに行け(3143へ返歌).

3144いのちの言の葉集める人に 聖恩という恵みを与えたまえ 全ての計画があなたの掌で行われていることならば(注:編者に贈歌)

3145それでも地球は回っているとそれでも原発狂っていると正しき事を 貫くは何時の時代も逆風に向かう事也

3146あの月を取ってくれろと泣くように人工の太陽ポケットに入れた

3147廃墟の街に自然の温もり決して戻らずプラスティックの要塞で人工呼吸で生き延びる100年後の人類の未来目に浮かび(3146へ返歌)

3148被災地の復興予算に群がりしシロアリどもの行く末いかに(注:怒りをこめて)

3149処理できぬ核のゴミ生む湯沸かし器これが原発そんなの要らない

3150もうやめよう偽証隠蔽揶揄誹謗かえらぬ春を呼ぶ歌よもう

3151未来を共に歩むためにその手は何を問いかけん 君の大きく優しき手は何を守らんをや 死ぬときくらい言いてぇもんだ 漫画に描かれた国を救おうとした 優しい医者の最期の一言を「まったくいい人生だったと」(注:ワンピースの冬島チョッパー編よりDr.ヒルルクの台詞「まったくいい人生だった」を引用).

【番外・感想】
オフ会(9月23日)で話していて、わかったこと。「#連歌デモ」の形で自分は「美しい土地をとりもどす。美しい明るい言葉で、共鳴の法則(音叉参考)を頼りに、非暴力で、とりもどす」ということがしたいのだ、と気がついた。美しい、が内包する要素は字義までさかのぼる感覚で。

3152脱原発デモにはあらじ歌にてもなし科学合理の導くところ

3153怖いよという幼児をただ抱き締めん それしか術がなきしか見えぬ雪と共に悲しみがふり積む秋の彼岸.

3154被曝の死笑い尽くして後始末そんな奴らのはきだめの村

3155日毎に早まる夕暮れに黒墨の夜は息潜め暗幕で全て覆いて闇に沈む/ 更に深く夜の中へと懐へと黒い河落ちて流る黄泉の滝

3156戦争という暴力と原発という無分別を断ち切りて未来に向かい飛翔できるか人類よ

3157君の温もり確かめながら 頬にキスをする そんなあたりまえのこと今日も明日もしたい だから明日も守るよ 君は僕の宝物(愛娘へ)

3158愛する人と抱かんと願う吾子に不安を感ずると聞きこみあげる怒りと哀しみ

3159恋すら知らぬ子らの心と体に深く傷つけ突き刺さる核の傷抱き締めることすら 気休めとわかりても抱き締めたき思い止められず(3158へ返歌)

3159被災地の復興願う民の声民の財にたかるシロアリ

3160情けなや絆と軽く言う神経我はなし原発再稼働を進めてるとは

3161いと軽く絆を口にする輩人の心を如何に思える(3160へ返歌)

3162再稼働物に憑かれた暴挙なり福島の悲劇に懺悔して跪かぬか非人ども

3163今日もそぼ降る秋雨の夏の火照りを鎮める様に焼けた心を湿らす様に

3164欲言えば歴史に一矢報いたい政治家どもの顔に書いてる

3165幼さ混じりし少年の声に医者になりたひといふ志聞かむ 君に伝えん 成し遂げよ苦難の道なりしもこの国の子らを救いたまえと

3166真っすぐに直視出来ぬ者が言う君「いたずらに不安を煽るなかれ」と

3167脱出の道はありしもドイツのように直視せず 三猿やるとは芸人も顔色真っ青な大和民族 (注:皮肉を込めて川柳風味です)

3168見ざる言わざる聞かざると目を閉じ口閉じ耳を 閉じ*引き籠り膝を抱えて子供の様に屋根裏逃げるか日本人(3167へ返歌)

3169軋む音立てて海行く奴隷船鎖で繋がる民の柵それを絆と呼べようか

3170火事見物隣の話と思ったら火の粉が跳びて我が家も延焼(3169へ返歌)

3171もらい火で鬼火が灯る日本列島誰が消す怨念燃える青き業の火を(3170へ返歌)

3172現代のシャンデリアなるスカイツリー遠望すれば砂上の楼閣

3173バベルの塔の神話の如く空へ上へと伸びる野心征服欲の象徴は人の暮らしの何を助くか(3172へ返歌)

3174(長歌)今でさえ 余震感じる 京都でも 宇治と洛西 不思議にも 本当なのだと 友は言う 「あの日」はもっとと 夜語る 地下の脈 この国は 一枚の布 夜は更けて 友は詠えと 布の上 生きる人こそ お前詠えと (反歌)遠くとも地下に繋がる脈ありてむろん命の脈こそありと 

3175生まれ来るいのちに一つでも残したい最初の一息浄かなるを

3176あの頃の懸念が全て露呈して唇噛みしむ秋が来にけり

3177帰る場所にも帰らずにいる弟よ どうか今は新しき家族の側にいてやれよ 誰よりも慕いしいのちのために 帰る場所すら帰れず悲しみの中にいる妻のためにも.

3178曼珠沙華我が身一つの秋なりて 辿れば君の墓標に着くや

3179神は人に解けぬ試練は与えぬと言えど余りの重荷ゆえ腰も砕ける大和民族

3180柿の実が緑のままで落ちていく歩くいきもの影さえ見えず

3181自然の命の営みを崩し狂わす人の傲慢リズム外れた破れた太鼓が北風の中響き渡り(3180へ返歌)

3182干天の慈雨の如くに歌よ降れ人の心に核の汚れに

3183言の波の雨に打たれし喜びに心弾みて傘放り投げ(3182へ返歌)

3184君の怒濤の音調の心の踊りここに見えたり(3183へ返歌)

3185何も知らずはこの国の民草なりいまだに原発を望む声ありされど何が待つのか 子らの未来潰す無知犯して

3186否、民草は知っている 己が根ざす土の狂気を 未来に生きる君こそが 土根に命を与える種なり(3185へ返歌)

3187叶うなら全て戻せと思ひしも未来という日を残せとぞ願う

3188當にとぞ拙きわれにも響きたる叶わば救いの原発廃炉 (3187へ返歌)

3189赤子の君を抱く昔のうら若き父母のことを思う ただ君に会いたい健やかにと誕生を願った日のことを

3190君に伝しことただ愛しきいのちなり だから今告げん戦無き世を安寧な世の中を君の新しき命もそれを望まんや.

3191日は沈みまた昇るいのちの色含みし朝焼けを連れて/あさひの色鮮やかなひかり温かな優しい熱を人に与えん/友よ 時を待て必ず闇夜終わる時がくる 爪染めし花(鳳仙花)へ想いを託して日の出入りを待ち望む如く

3192極楽に住みたる人と見紛う日本人便利な世界地獄の犠牲払いし故に

3193極楽と思うは日本人ばかりなり外から見れば唯々極狂(3192へ返歌)

3194何も知らずはこの国の民草なり いまだに原発を望む声あり されど何が待つのか 子らの未来潰す無知犯して(3193へ返歌)

3195否、民草は知っている己が根ざす土の狂気を未来に生きる君こそが 土根に命を与える種なり(3194へ返歌)

3196忘らるる極楽への道この国の放射能にてこの世は地獄(3192へ返歌)

3197海神の住まう海底海の溝より嘆きの声が立ち上る青き濃き水底のうた 耳鳴りにも似て遥か遠くに幻を聞く

3198一億の毎夜の夢は重き夢日の出と共に忘れ去られて

3199瞬きて重き瞼を見開けり起きる間は詠み続けんと言葉吐き

3200見据えたる証を立てん我に他に歌詠むことで歌を返して(3199へ返歌)

3201連なる歌の山脈はうねる大地の造山活動響き合ふ言葉の力確かめ合ひて共に震えん(3200へ返歌)

3202乾く土潤す雨のその毒は沁み行きて深く広がり根底の国まで

3203自民党総裁候補ただ一つ団結するは原発推進

3204核のゴミ最終処分地決めぬまま積もるばかりか怒りとともに 

3205問責を受けし宰相再選し国の行く手も詰むるものかな

3206亜米利加の言われるままか日の本はいつまで待てば日が昇るのか

3207日の本と古人は呼びぬれど今落日に核の炉が燃ゆ(3206へ返歌)

3208日のいち早く昇りし国は陽もいち早く沈む国なり東の果てに西も始まり(3207へ返歌)

3209畦道を赤く染めたる彼岸花 君の歩きし足跡なるや

3210お彼岸に迷子の如く訪ね来て消え失せたまふ彼岸花は君?

3211鉢植えの彼岸花哀し何処より来たるものかな独りは悲し

3212人びとよ忌むことなかれ彼岸花人恋しさに目の前に立つ

3213我の歌連なりて咲け曼珠沙華人の歌ともかく連なりて(3212へ返歌)

3214燃えているいのちの焔曼珠沙華それぞれの想い歌に託さん

3215曼珠沙華命の秋の道標亡き人々の足跡に似て(3214へ返歌)

3216曼珠沙華野辺に訪ねるこの時も風を汚して核燃え盛る(注:彼岸花探しに出掛けた。 が、まだ茎と蕾ばかりで開花は僅か。 季節は律儀なモノの、植物時計はややずれているか? 来週かな?と思っていて撮り損なうこと多し。毎朝チェックしたいが月末繁忙期で悩ましい…。)

3217天辺に紅き傷口さらしつつ曼珠沙華咲け叫べ告発(3216へ返歌)

3218秋分の夜半に雨降りしきる福島の辛き土産を忍ばせて雨粒は 地面を叩くあの日の記憶忘れてならぬと叱る如きに

3219情けなや絆と軽く言う神経に我はなし原発再稼働を進めているとは.

3220いと軽く絆を口にする輩人の心を如何に思える(3219へ返歌)

3221自らの家族を守ると違いなく国の民庇い慈しむべし絆とは赤き血の心臓繫ぐ命の赤い糸(3220へ返歌)

3222歌々に返る歌在りこの夜も言葉の力民の間に間に(注:「#連歌デモ」の特質の一つは、なんと言っても「返歌」。 歌が歌を呼び合う場面が、日々生起している。 本歌のRT(リツィート)、返歌を伴うRT、返歌・本歌併せてのRT、これも特質。 詠う事と「受け止める事」、「鑑賞が参加になる」事とその力。)

3223船底の奥深く眠る子どもらを 真っ先に逃がすそれが法なり/ 煌々と照らす明かりは星を消し 進む航路を誤りたまひ

3224いづれ日本もタイタニックなり早く気づけ早く気づけと願いしも(3223へ返歌)

3225沈みゆく船で我が子を逃がすのは子を想う親心也子を置きて救命ボートに我先に群がる輩が政治する国情けなし/富誇る無用虚栄のシャンデリア燈し続ける其の為に原子力など誰が要るのか(3224へ返歌)

3226 絆とは形では見えぬ糸の繋がりなのに国長は人に絆を強いてうるわしきものといわん(注:食べて応援食べて被曝、であるにもかかわらず)

3227溺れる人を見殺しにする絆など無し身を呈し手を差し伸べる誠を見せよ国導く人(3226へ返歌)

3228自らの角灯に歩み一人行く犀が集いて群れとなり大地を響かせんやと土埃上げ一丸に

3229流るる水に蹄ひたして見上ぐればわが一角の末を行く雲(3228へ返歌。私も「犀角教」が好きで俳号の出所のひとつです。)

3330奪い合えば足りぬ分かち合えば余ると詠う詩人は日本に在りし今の世界の国々に必要なりしその言葉すべての人の胸に刻みて忘るまじ

3331華麗なるダンスも正餐続けどもタイタニックは今沈みゆく

3332飽食の不夜城に燈る灯りは煌々と今傾きて船首は空向く日本丸(3331へ返歌)

3333「叛旗兵未だ狼煙は上がらず」官邸前に旗翻る(注:官邸前にて巨大なるゲバラの旗を持ちて立てる人に捧げる歌)

3334絆とは我を犠牲にしてまでも溺れし人を助ける心子と痛みすら分かつ無償の父母の愛美辞麗句のみ軽々しくは口にするまじ

3335連衆の集いしテント前広場全方位カメラに監視されつつ

3336全方位カメラに映る球形の曠野日本の幻影の街(3335へ返歌)

3337水の中より娑婆睨む魚の目玉に如何して分かる人の心が(3336へ返歌)

3338いつのまに魚眼になつた半魚人そろそろ両手も鰭になるころ(3337へ返歌)
3339季節は壊れ歳時記要らずの狂い蝉9月終わりにツクツク法師

3340壊れたる季節の下も生きていく壊れし政糺す民らと(3339へ返歌)

3341海に出て狂いし羅針盤持つ船の航海険し体内時計の壊れゆく人類(3340へ返歌)

3342湿原に沈む太陽は火の玉のごとく「汚れし地球に戻らぬ」と叫ぶがごとく

3343太陽を真似て作りし核分裂核融合は神業の人の力を遥かに超えて燃える飛球は子の愚かさに呆れ果て(3342へ返歌)

3344ベクルれど目には見えない給食を日々子ら口に運ぶ悲しさ

3345ベクレぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる(注:四文字目からは元歌のまま)

3346ベクルれど国も学者も見ぬふりか奇形も生ゆる秋の七草(3345へ返歌)

3347迷惑な帝国やめよ慎ましく誇れる国を私は望む

3348ふくしまの今に目を閉ざすことは人間(ひと)の未来に目を閉ざすこと (注:「…過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」カール・R・V・ワイツゼッカー)

3349音あればやがて揃うて踊りだす原始のいのちに我もつながり

3350しんちゃんのパパですら言ってるよ 子どもにくたばれなどとは言わないと 生きてくれと子どもに言うと(クレヨンしんちゃんの父ひろしより)

3351野田! 愛してる だからくたばれ食べて汚れてさっさとくたばれとっととくたばれ(3350へ返歌)

3352派遣会社で雇ってくれないかゴルゴ13か必殺仕事人をこのままじゃ国民(くにたみ)が殺されるぜ

3353これまでにうしない果てし人々に舞を捧げて花奉る

3354舞を捧げる人に花を手折りて捧げたし汝が心の嘆きを癒したまえ(3353へ返歌)

3355いのちある限り歌わんいのちある限り踊らんいのちのために(官邸前「怒りのドラムデモ」に寄す)

3356跡形もなく消えるなりハーメルンの笛吹き男 煽って酔わせて戦をさせてほくそ笑む 次は何をしようかと だから心を確認せよ若者よ お前もお前の子らも連れてかれぬように

3357子を被曝させそれでもまだバカやるか この国の長に三行半突きつけてやりたし徴兵などまっぴらごめんと

3358野田首相私が嫁なら張り倒す米経済界より子どもの命

3359失業をしたくないから選ばれたそんな理由の民主党党首

3360今だからこそ聴きたい友川カズキかな罪の上にも罪ぞ降り積む

3361ゼッケンに込めし決意の揺るぎなき孫の命は俺が守ると(注:昨夜たまたま、ファミリーエリアで河津さんがスピーチされているところに居合わせました。昨夜会った方のことです。)

3362民守る政治家なくて祖父立てる「孫の命は俺が守る」と #連歌デモ”(3361へ返歌)

3363風さやかうろこ雲いき空輝り美に牙をむく業のふかさよ

3364「ただしい」を「義しい」と書き教えられ言葉の力に背筋が伸びる

3365時間表はす9:11を見て9・11テロを連想せり主よ平和(やわらぎ)を与えたまへや

3366新しき季節伝える花の香に 今日のいのちの咲くを知るらん

3367真性の詐欺師は己れも偽りぬ仮面の下にて鎌を振るうや

3368タノシミニシテデモカクゴシテそんな歌のよに君に託したいよ 原発のない平和な世の中を

3369便利だな今さえ良けりゃ後知らぬ昭和の世代子らに詫びたし

3370被曝せど首相うそぶきこの事態怒れる民を捨てる国かな

3371天から響く雷(いかづち)の音に子らを避難させよという声重ならん 君よ子を殺すなかれその子は君だけの子ではあらず未来を預かりこの世にでた子なり

3372わがいのちつきるときまでつづりたい「原発いらない」「原発いらない」

3373いのち尽きし時こそ笑っていたい俺ら原発放棄したぞと子や孫に言いて(3372へ返歌)

3374末の世に残すその名ぞ悲しけれ原発作った馬鹿な世代と(3373へ返歌)

3375だからこそ汚名返上しようぢゃないか原発無き世を創りし世代と(3374へ返歌)

3376愛してるその言葉がまさに凶器なり国民は今DV夫佳彦から身を避けたし

3377最凶の DV男の「愛してる」暴政尽くして民を苛む

3378とにかく避難しろそう言っても逃げられぬされど逃げねばならぬDV夫の佳彦から(3377へ返歌。テレビでも同じ)

3378テレビで喋る面見ながら首を絞めたき衝動に野田よ民にそう思われて嬉しいか

3379意義ある仕事をする人は日毎寝食コトを欠く 金がたんまりある人は岩買い菩薩に投資する 善意の金が集まれば東芝家電をお買い上げ 納得いくかばかやろう でもどうすりゃいいかわからない

3380あたしたちは一筋縄じゃいかないってバックボーン違っても脱原発(注:ものすごーーーーく字余り字足らず字数考えてないけど)

3381人ここに人を信じて集まれり闇に抗う風船の白に(注:上京し初めて金曜デモに参加して。3382と3383も同)

3382いつまでも遥かな友と繋ぎゆけ闇深くしてなお輝ける星座

3383ドラムスの強きリズムに揺すぶられ魂(たま)より真直ぐに伸ばされる手(「再稼働反対‼」)

3384渦散りて四方八方うず産みて波と流れと光闇消す(注:永田町から全国各地に飛び火した抗議活動が「無関心層の日常の中」に変化をよぶウネリとなりますように。).

3385絶望の果てなお諦めず祈るならば孕む怒りは気高くぞある

3386くるんじゃねえぞ! ここじゃ食べて応援あたりまえ 無理矢理ベクレル給食 子供ら食わされて学校で授業さ 笑えば被曝も大丈夫だと子供らに偉い先生がいう 放射能も近寄らねえらしい アブねえってみんな思っても みんな怖くて言えねえんだ 騙されんなよ

3387世の中が鎮まりとみて出してくる信じ難い放射能値 世の中を謀る者ども今ならと小出しの数値破れてい世の中の怒りの沸騰怯えつつまた隠してい人の病存せぬとして被害者を未だ信じず信じない倒れた人さえ信じない指摘には罵倒で答える人々よ先の見えないこの憤怒黙す憤怒に気づけ人々

3388野田要らぬ民主党要らぬ口先の 言葉ばかりが空を流れる

3389口先の言葉ばかりが政(まつりごと)かく心得て民を滅ぼす (3388へ返歌)

3390桜色の雪降らぬかな降るならば欲深き人の心すら優しく洗い流すものを(注:ワンピースに登場する青っ鼻のチョッパーと師匠のヒルルクのお話から着想を得ました)

3391オスプレイ沖縄(うちなー)の地に配備されむ我は叫ばむ「命(ぬち)どぅ宝!」と

3392君よ美ら海(ちゅらうみ)が流せし涙(なだ)は戦で散りしウチナンチュの無念の想いゆえ(3391へ返歌)

3393我君と共に叫ばんヌチドゥタカラ ワラビィタカラと(3392へ返歌)

3394オスプレイ沖縄(うちなー)の地に配備されむ我は叫ばむ「命(ぬち)どぅ宝!」と

3395この国に生まれ来る証かな君といのちの歌を紡ぎて

3396いのちの歌紡ぎて永久に繋げたし平和へを願い求むる優しき歌を(3397へ返歌)

3398忘れたいこの身一つのことならば未来を宿して子らは生きゆく

3399ふつふつと湧きて溢れる怒りさえ福島想わばまだまだ足りぬ

3400いのちのためいのちをになういのちのため怒りをあらた我ら叫ばん

3401蒼氓は毎週金曜立ち上がる未来のために平和を祈り

3402忘れるな今も苦しむ被災者を今も戦う作業員を

3403責任は曖昧なまま置き去りに18か月何が変わった

3404あの人は「威勢がいい」ぞ「やさしそう」いや始まるか暗黒時代 

3405それぞれの怒りのうねりいのち孕み今日も原発廃炉の声産む

3406想いしき思いの叶い未来して既にと思い叶うや時に

3407思わざる時にてあらぬ憐れとや想いを伝えむ言の葉紡ぎ(3406へ返歌)

3408未来をば預かりたまえる教育者信じる幼きいのちを守れや

3409祈り孕む怒りのうねり津波となり新たな時代いざや開かん

3410数年後おぞましき病はびこりてデマを流しき人何思う

3411平成の治安維持法可決せり決断総理恥の上塗り

3412「我慢することも大事」と先生が 放射能我慢してなくなれば良いが

3413「我慢できない」そう叫びたし学校長に放射能体にいいわけにはあらず(3414へ返歌

3415あの時が分かれ道だとわかるのはいつも通り過ぎた後だね
.
3416声挙げよう廃炉叫ぼう金曜日原発列島明日は我が身ぞ

3417何もかも喪いたりし被災者にせめて寄り添う歌を届けん

3418「人殺し帰れ帰れ」と野次うける総理にさえも家族がいるはず

3419もし未来振り返るときあるならば破滅の狂気全て呑み込み/レベル7感覚無きや放射能世代に渡る命続くや/生きること息絶えるまで夢追いの愛の響きに光絶やさず/幸せは全ての命違いなくいのちの流れ愛共にして

3420早朝に指折り数え歩く人おお仲間なり!思ったりして

3421閉じた瞼(め)の裏にあふるる涙の熱さ我も生身のひとと知りせば

3422この国は龍の住む島ひとたびの逆鱗に触れば皆焼き尽くさむぞ(3095「この国は一体何を救いたい避難をさせず賠償もせず」へ返歌、この国は人のも同じ。)

3423この国は人の嫌がることをして責任取らずばっくれる

3424この国を見て偽政者たちがほくそ笑む民は生かさず殺さずと(3423へ返歌)
3425やがてどこかで光差すと歌う君の声が 漆黒の闇にもがく我らの今を切り裂く歌となること願わん(注:ミスチルの「ALIVE」によせて).

3426愛猫の優しき悪戯(いたずら)に我嬉し今かかりし曲は中島みゆき歌う糸なり.

3427去年よりは眠つけぬ夜さえいや増して怒り悲しみ交々来たれば/ふと眠りふいと目覚めるそのはざま夢の音聴く夢の声聴く/夢に聴く誰が詠えるや鳥達の囀りに似た祈りを希を(注:浅い眠りとふいの目覚めを繰り返しております…。)

3428我もまた浅き眠りはいざ逃げよ子らを守れと天の命なり(3427へ返歌)

3429人の造りし虚ろなる文殊消えよ那由他の淵の彼方へ 

3430智慧一番の文殊の名汚し業の火を焚く悪魔の炉を消せ(3429へ返歌)

3431いまここに立ち尽さずに歩みたい己の無力に身悶えつつも(注:初めて参加させていただきます。こんなでもいいのかな。)

3432新しき人と歌とに出会う夜言葉の力取り戻す秋(3431へ返歌)

3433詠み人は手を携えて歩みゆく一人では無く無力でも無く(3431へ返歌)

3434共に歩きたし新しき友とともに己の弱さを知りてこそ強さを知る 君は無力にあらず心の強き人なり(3431へ返歌) 

3435新しき星また一つ瞬きて歌は闇夜に歩み進める(注:新しい投稿、続々たるを寿いで。)

3436虚空から次々生まれる星々は天の援軍無限の力(3435に返歌)

3437糸巻きで真黒き糸を手繰る如くに闇深まりて静まり返り

3438TPP安い労働力やって来て派遣の仕事さえ失くなる日本人

3439TPPこわーいISD条項潜んでる法律改悪アメリカの植民地

3440風翻る赤いスカーフ祖母の形見なり福島の蚕が紡ぎし絹の布/伊達の郡梁川町も今悲し柿山さえも風に吹かれて/山吹く風のピープーと耳に入る度胸はざわめき夜も眠れず

3441咲いたので萩に短冊結びます「子よ健やかにセシウムいらぬ」

3442萩咲いて短冊結ぶ人の在り想い優しく怒りは深く 

3443希望と夢を荷台に乗せて自転車を漕ぎ坂道を行く向かい風の日も

3444言い争い政治の修羅場に心も乾き見上げる夜空は月も隠れて

3445大平洋の鮟鱇鍋も命を縮めて迄食べる勇気は無かりけり/牛の乳避けて畑の乳飲め子等よ身体を養わん/海幸彦悔し涙の汚れし海より上がる魚は食うに能わず/市場にて福島の桃売れ残り山を作るを見るは悲しき/島国の民の命の魚達愚かなりし人の罪赦せよ/黄金色実る稲穂を揺らすな毒の風

3446子らの目が覚めた目で見ているぞこの国のまつりごと何もかもが塵芥(ちりあくた)だと

3447秋の夜の黒地の空に朧月曖昧模糊の今の空模様

3448北九州瓦礫焼却聞くにつけ怨みを燃やす吾れにおののく

3449炭鉱の労働者たちが苦しみぬ塵肺といふ苦しきやまひ(3448に返歌。次も同じ。)

3450公害の歴史がありて尚求むいのちと引き換え放射性瓦礫

3451明日被曝せし子らのためにまた一首我歌の絵を描く三十一文字に祈りをのせて

3452今日一日無事に帰りし子の笑顔千羽鶴に乗せて届けん(3451に返歌)

3453食品の放射能基準値100ベクレル低レベル廃棄物も100ベクレル/優しい矢ヶ崎先生言ってたよ大人は4ベクレル子供は1ベクレル/超明るい武田先生は相当甘い大人40子供は20/生協のパル・システムは中間で大人10ベクレル子供5ベクレル

3454TPP郵貯・簡保の300兆米国債に化けて戻ってこない/TPP弁護士わんさかやって来てたちまち日本は訴訟の社会

3455悲しいことは みんな忘れ 原発なんて おさらばさ bye bye blackbird♪ アホな政治屋も 財界のジジも 卑怯なマスコミも bye bye blackbird♪ ぶあつーい欲の皮 引き裂いて みんなで葬ろう bye bye blackbird♪  

3456私に小さな体でだっこをせがむ愛し子よ君は私の宝なり この世でただひとつしかなきいのちなり

3457紅をひく口元がきりりとした言葉語らん日々生きる意味 人として戦うことなり女として生きることなりと

3458無邪気に水溜まり遊ぶ子にダメだよと声かける 本当は汚してもかまわないのにね

3459自公民、維も加わって騒がしく水溜りに群れる子らの声も聞こえず姿も見えず(3458へ返歌)

3460収穫を喜ぶはずの秋なのに数値明かさず 「食べて応援」 

3461核廃棄物欲しいがために稼働する原発は悪のスパイラルと知る 

3462マニフェストただ信じよと度重ね又かと皆は更に呆れし

3463復興のその名の元に集めたる届けし先は大手ゼネコン       

3464報道は大事なことを伝えずにムラ社会との結束図り 

3465秋来ぬと目にはさやかに見えねども反故の政治に飽きはきにけり

3466通り雨豪雨に変わりて嵩を増す泥の河に降る冷たく沸き立たせんやと激しく

3467目の前を白きカーテン覆うごと降りたる雨よ全てを流せ(3466へ返歌)

3468清めの雨雪降りしきれども喜び難し元なる雲に汚れし水有りて(3467へ返歌)

3469自らのこころを浄めん原子力ムラ福島原発終息せざる(3468に返歌)

3470現世のすべての穢れ元を正せば人心より出ずる事也(3469へ返歌) 

3471人心のこころの穢れ我もまたその一隅を占めし者かな/物数多余れる世に生き子どもらの 糧を探す原始に還れり (共に3470へ返歌)

34723.11より世界のほころび気がついて狂気の悪意見え隠れする 

3473現代の三種の神器ガイガーカウンタ内部被曝検査機山下教授

3474口の中いつも口内炎が F1の「ほ」のせいか?

3475F1の「ほ」の字があちらの「ほ」の字ならなんと素敵な秋の風情か(3474へ返歌)

3476人の世の無情の常が身につきて消える想ひのやがて哀しき(注:明日に向かって撃つものはあるのでしょうか…)

3477人の世の無情は無情有縁の衆言の葉に依りて想い繋がん(3476へ返歌) 

3478巡る季節は容赦無く駒を進めて時計を早め置きざりの我の目の前回転木馬の風景が過ぎ

3479北国より気の早い春を待つ声聞こえ来る穢土の吾等は冬支度 準備すらせずに常春を待ち

3480ひとりひとり顔見て話をするように個性がわかるそれが#連歌デモ

3481冬を飛び越え既に心は春花語りて春待ち焦がれ降り積もる雪の閉城長き白き冬知る故に

3482義理人情廃れてはいない誰も皆こころの中で願う再生

3483愚直なる高倉健を好みしに原発反対蔑むのは何故

3484東京ももう駄目なのだと数字は語るの絶望論我信じずとも 目の痛み骨の痛みは何の事やら副都心臨む都会に住む毎日

3485喉痛みマスクしたまま寝ているとドライアイみたく目がチカチカし(3484へ返歌)

3486森に住むムササビモモンガ木から木へ飛び人も今安全から安全目がけ飛び移る日々

3487五七の律動波に乗りどんぶらどんぶら紡げよ言の葉尽きる事無き宇宙の泉

3488じりじりと日照りの夏に焼かれし心は長雨の心潤す湿りに癒され息吹き返し

3489アネモネのもうひとつの花言葉笑顔の君に伝えんただ君を愛すと

3490雨露に濡れ艶光る緑の葉の上カタツムリ這う遅き歩みは我等の歩み進んでは探りまた進む

3491空暗く差す光無き灰色の朝何時も希望を歌う小鳥達憂いに負けじと声高く健気に励まし合い

3492今はただ放射能放出止まらむと祈るばかりよ天(あめ)の群雲(注:893年9月25日(今日)、菅原道眞が『新撰万葉集』上巻を編集しました。)

3493降り続く雨が音を刻まん誰も楽しき世にと

3494雨音の調べにきみの声をきく祈りと愛にあふれる声を(3493へ返歌)

3495海の青き沖太陽照りつけ高波は来る怒涛の頂浜に砕け散り引く潮の強き 忘れまじ全てを海に還す荒神

3496エレベーター動かぬ時は流浪者に仕事に行けず家に帰れず(注;高層ビルに勤め、マンションに住む人の不安を詠んでみました)

3497値上げならますます原発不要なりせっせと節電せっせと節電 

3498南へ北へ金ある人は逃げ道確保し身動き取れぬは金無き人だけ 我等行く場所無き者は陽を避けて放射租界で肩寄せ生きるか

3499今日と言う日が終わりゆき明日という日が切れ目無く続き一塊の氷山の 如く冷たき海に浮かぶ心象/日々にピタリとへばり付き目を凝らし耳を澄まして 見逃さず聞き逃さぬと思いて一年半

3500政治とは国民の人権人命生活守り有効なる金の廻りを司る事 医者不足被災地の医者も助けず見殺しにするは何事か

3501苦き気を肺に溜め込みとぼとぼと穢土の泥海足裏に踏みしめながら ひた歩く這いつくばる様に泳ぐ様に唯々前に進む為

3502肌寒き夜が始まりて季節は冬向け舵を取る夏の盛りも寒き心で過ごしたこの年/間に合うか命のオセロの逆転劇が黒優勢を白に変え地球を救う時来たらん

3503TPP国民健保がつぶされて抜歯に30万盲腸300万/TPP枯葉剤のモンサントがやって来て遺伝子組み換え農業壊滅 

3504(長歌)風の色 ゆるりと寒色 こめかみに 受ける光の 柔らかに 目を細めている  あなたへと 目を閉じ想う 駆け足の 時の速さ 今からも 言葉砕いて 怠るまいと(反歌)駆け足の時の速さに引き締めて憂いに負けぬ歌をつくらん

3505強さ烈しさに加わりしきりりとした気持ちで歌を詠みたし 生きる意味喜び謳わんがために(3504の反歌へ返歌。3506も同じ。)

3506憂いの海に溺れぬ様にうた立ち上げて昇りゆく心の呼吸は海に途切れぬ泡湧かし 
3507先の見えない急カーブ曲がる毎日進み行く蛇行する日々月々に年も暮れ行き/出口無き迷路を我等這い歩く時流れ時遡りて一体何処の座標を彷徨う

3508火山列島唯それだけでも十分危険その上に核の地雷の原発を 島中張り巡らせた国に住み

3509雨濡らす道に染み入るセシウムの地球の核まで届くは何時か/雨粒の透明なりし小さき城に住み着き宿る放射能の魔力/核技術閉じ込められた陽子を逃がす黒魔術暴れ者元居た鞘に封じ込めよ科学者共の責任で

3510雨粒に樋に小川に秋の野に潜む粒子の禍々しさよ(3509中「雨粒の透明なりし」へ返歌)

3511目に見えぬ微細粒子の暴動の人間世界を地獄に変えるはいとも容易き/天地創造の神に仕える暴れ者 ブラフマとシヴァとヴィシュヌの秘密を見たり人の野心の行きつく果てに(3510へ返歌)

3512魂の火をろうそくに点(つ)け人波は闇にそびえる国会囲む

3513広島の焼野に咲きし白きドクダミやがて枯れ行き命を投げて 凄まじく迫り来る毒退治せん/ドクダミよ福島の土に天から雨で降りしきれ穢れを全て白く染め広がれ

3514心は叫び嘆き泣きうた詠むは誰聞き入れずとも神への手紙

3515今日の日を まるで地震が起きる前と錯覚し 原発事故のことを何度か思い気をひきしめる戦いはまだはじまったばかりと

3516慣れとは最も怖い物放射能 それでも何とか生きれると惰性に嵌まれば身体を蝕み(3515へ返歌)

3517言葉に拠りて人は政治する政治家も詠めやうたえや#連歌デモ 誠の言葉胸奥に若し持つのなら

3518地雷を踏むなと歩くが如き毎日の食べ物選びに知らず知らずに 肩こり固まり身体は硬直

3519こんな悪夢に慣れては駄目だ当たり前になったら駄目だと 雑踏を行く無表情な群衆に我が心無言で叫び

3520七十五(しちじゅうご)噂と消えゆく記憶にはしてはなるまじフクイチ原発(3519へ返歌)

3521忘れるは人の特権忘れられねば人は狂い されど今福島の事故忘れるならば人は皆病の淵に導かれん(3522へ返歌)

3522弱き者虐げらるるは世の常ぞされど道理は我が方にあり

3523事故もなく汚染もなく害もなくすべてなきがごとサンマ食う人ら 

3524連なり来る烈火の思いに極まりて日々の言葉より古歌まねぶ今日

3525日々を生きる想い々々に烈火在り核燃え続くこの理不尽に(3524へ返歌)

3526遊び疲れ父の腕の中で眠る愛し君に 未来の夢思わん 我 君に与えたし沢山の夢に見(まみ)えん安らな日々を

3527幼き君の夢に 怖いものが来ぬように せめて核だけは無くさんと誓わん 福島の悲劇終わらせたきゆえ

3528福島の悲劇終わらせることはできぬ されど等しき悲劇繰り返さぬことを誓う!命をかけても!(3527へ返歌)

3529本当は行きたくないよデモなんてだけど行かなきゃ声をあげなきゃ

3530今はただ動かにゃならんひたすらに子や孫達の行く末にこそ(3529へ返歌)

3531十月も近きといふに蝉の啼くあゝ蝉よ蝉よ汝(なれ)も嘆くかこの国のゆくてを
3532医者共は予防医学は金儲からぬと病気作りに手を貸すか 知りつつ黙すは仁術に背く大罪也

3533地球を守る新しき憲法施行せよ悪しき科学の悪しき子等捉えて牢に閉じ込めよ

3534核実験を止めぬアメリカ今日もまた魂の戦士達この戦いは何代も続くのだ 肝に銘ぜよ覚悟せよ

3535我が身だけは無事だと思ふ推進派放射能てふ神に仕えて 

3536悍ましき核のゴミ屑ポンプに詰めてプールにて後生大事に保管する東電よそれが御前の死の資産

3537未使用の燃料棒を惜しむなり己れ以外価値なきと思ふ東京電力

3538日の本の国滅びてもしがみつく原発といふ打出の小槌

3539壊れたる打ちでの小槌小脇に抱え地の底に沈んで行きし推進者共の愚か也(3538へ返歌)

3540青空は放射能撒かれし空にも雨上がりには虹創り被曝した子供達将来恨む親の無知

3541優しい君の手が一度も触れることなきこと願う核が作りし傷痕を

3542空に手を翳(かざ)して 強きひかり遮(さえぎ)る君 されど心は遮ることなかれ 我らの悲劇繰り返さんがためにも

3543陽光に掌を透かして見し時 浮かぶ血潮は木の葉の如きに太陽を浴び喜び生み出す人間の光合成(3542へ返歌)

3544骨の髄まで放射能に侵されば 鉛の棺にて永遠に一人居 

3545人間を木棺入れるは御構い無し原発を石棺入れずに放置するこの無神経この国の罪(3544へ返歌)

3546見たくないものは見ない権利あるきっとそれが原子力ムラの真実 

3547福島の第一原発廃炉なる40年とは死闘の日々なり

3548徐々に出す危険な情報諦める 大人しき民君はなるのか

3549一国を崩壊させし原発事故 過去の哀しみ引き継ぐ日本

3550放射能汚染すべての公害問題の頂点で悪魔のかぶる魔の王冠

3551子供の頃大気汚染が酷くなり光化学スモッグ警報街に響き 今ならば風の強い日放射能警報街角に流れるか

3552青空の下放射能に抗ち生き抜く今朝も心に誓い

3553君よ守れ愛し子を 愛し妻と共に手をとりて 悲しき日も笑み溢るる日に変わらむ
3554パンドラの箱の災いかせめて神話の結末の希望のありか求めざらんや 

*肩組みバージョン(前の人の五七五に次の人が七七を続けます。第95番にて終了となりました。)

1フクイチや首相飛び込め水の音

2毒の青さに沁みてただよへ

3福一の小島の磯のセシウムに

4我ぶち切れて野田にかみつく

5セイサンな事故の責任誰がとる

6強きみにくき電獣たちよ

7火蜥蜴は子供の遊びおまえもか

8尾を燃やすのは神も消せぬ火  

9永田町『国民』らしく理路整然

10粛々われらを死の竈へと

11自分だけ逃亡不可能放射能

12ゆえに言うNO!原発にノー! 

13右左反だ脱だと三白眼

14いまの時流の先に出ようと

15民の心の流れも読めずに

16いやなものいやと言おう原子力

17六十兆の赤信号灯らせ

18戦死者も墓より出ずるアポカリプス

19安眠妨害赦すまじ

20渇けし者よ、来たれ、飲め、いのちの水を、いのちの言葉を

21黄金の果実も敵わぬ ひとしずく

22人かしずかず 「否!」の紫陽花

23不知火の祈りは今こそ届くのか 

24原発の 代替案も 利権ずく

25代” “利”の意/知らぬ者らが

26不死鳥の 想い忘れて 大飯町(注:不死鳥は福井市のシンボルであると共に、戦中の空襲に続き、福井震災から甦った福井は、災害の怖さを知っている筈なのにと)

27活断層の 眠る海原

28チェルノブイリの悲劇さえ無視して

29焼け爛れまづ垂れ落ちよ欲の皮

30また熾すプロメテウスの驕りの火

31食べて応援 がれき拡散 消費増税 

32聞く耳を持たぬどぜうに返歌など

33期待せぬとてついつい待たなむ

34黄金(こがね)の音には返歌ありしを

35あり?オレ?はぁムリ いまそれどころじゃねぇ

36ふるさとの山に向いて線量計

37黒南風の辻々にこゑ湧きあがる

38本気なら尽きぬアイデア見せるデモ

39「見えない」を「存在しない」と君は言い

40砂漠にすれば除染は完成

41人絶えしこの島守る核兵器

43民にこそ狙いさだむる54基

44国憂う 君を憂える 家族か

45汚れた故郷で とどまる姿に

46国旗という その旗は血に塗れ

47国歌という その歌は恨みに塗れ

48死んだ筈だよお富さん

49引鉄を 引く指ふたつ 父は折り

50国による 虐殺助く 無関心

51原発は 遠くに在りて 使うもの

52悲しく歌うな 故郷の歌は

53明日を生く 希望と権利の 奪回まで

54避難した 海を挟んだ そこは大間

55間[ま]を繋ぐ歌は『毒封ぜん!』と

56福島に 残る苦しみ を思う夜

57またたきと吐息とを我ら歌に

58想像してごらん 核のない世界を

59怯えなく 土と遊べる ふるさとを

60想像してごらん 核のない世界を 夏休み 子どもらは 海や川で泳ぎ、野や山で セミやトンボを追いかけ 思いっきり遊んだ後に 夕焼けに顔を染めながら 家路に向かうだろう。

61想像してみよう 核のない世界を。 チャイナシンドロームはなく上には空があるだけ、 想像してみよう簡単だから。 みんな今日のために暮らしていると想像してみよう。

62想像してごらん 核のない世界を 信じていたことが叶ったこと忘れたの?今は辛い苦しい痛む心を抱えてる。でも いつか終わる時が必ず来ることを知っていた。信じて希望することを忘れてはいけないんだよ。信じているなら あの美しい日々は必ずやって来るのさ。

63夢が覚めたらまた悪夢のなか

64哀しきは何万年の半減期

65原型もとどめておらぬ科学の粋(これに付けられた句は66~70)

66酩酊状態 抜け出せぬわが首相

67現れたるは盲信の果て

68人智の及ばぬ悪鬼の四散す

69それは〈酔〉か?と問うて止まぬ

70ひとの叡智の愚かなりしが

71屋根飛んだ核の宝庫や浅ましき(これに付けられた句は72と73) 

72水に潜みし悪魔そのもの(これに付けられた句は74)

73色とりどりの死の種を蒔く

74ぽっかり開いた地獄の釜

75鉄柵の重さ堪える炎天下

76共に叫べぬ故の無表情

77溢れ来る本能の叫び抑え居る

78フクシマの空に鮮血めぐりて

79命の音に刻みし半減期2万4000年の刻印

80人絶えて後も生命を脅かす

81「主催者」も「鉄柵」もない

82満開の桜の木の下の、アノニバス

84穢れた地ひと縛る呪文きずなという  

85今日も元気にテルル拡散

86玉音に消されし悲鳴沖縄に

87スローガン返りて虚し

.88天災と言いたるはずが

89人災を広げて回る守銭奴たち

90原子炉の 「光」でつくる「明るい」未来

91藪枯らし野田は死んでも治らない

92無いよりましだとエラそに云うな

93大国の差し出す傘は穴だらけ

94揃って喰うたり白蟻どもが

95ごみ持て余す火山の島に住みいる我ら

96知と情も裂く活断層

95再稼働とは過ちに学ぶを知らぬ愚か者

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